行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
カーナビには、車山肩にある「ころぼっくるひゅって」を登録するとよい。
レストラン「チャップリン」の手前に無料駐車場「車山肩駐車場」がある。約150台。トイレあり。
この登山記録の行程
車山肩駐車場(12:15)・・・車山(霧ヶ峰)(12:51~休憩~13:26)・・・蝶々深山(13:55)・・・車山(霧ヶ峰)(14:31)・・・ころぼっくるひゅって(14:54)・・・車山肩駐車場(15:00)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
娘の成人式を終え、車で関東へ戻る。
途中、昔住んでいた駒ケ根の風景が見たくなり、中央道を使うことにした。
思った通り、純白の中央アルプスと南アルプスの素晴らしい景色が出迎えてくれた。とりわけ駒ケ根SAから見上げた木曽駒ケ岳は最高だった。眺めているうちに無性に雪山に登りたくなり、もうこれは「成人式記念に登るしかない」と思った。半分、こじつけに近いが、息子の時は「上州武尊山」に登ったのを思い出す。
脳内データベース「行きたい山リスト」から検索して、帰り道の導線でもっとも短時間で登れる山を検索。幾つかの候補から、グッときた「車山(霧ヶ峰)」をピックアップ。
「よし、ここに行こう!」と諏訪ICで高速を降りて車山高原を目指す。
車山は、長野県の茅野市と諏訪市の境にある山で、霧ヶ峰の最高峰で標高1925mの山。「ビーナスライン」を通って山頂手前まで車で行けるので、登山というより散策気分で登ることができる。
その証拠に、車山肩駐車場に着いた時点で、山頂のシンボル「気象レーダー観測所」の丸いアンテナが見えていた。頂というよりは、雪の積もった白い丘のようだった。
折角なので、気分を盛り上げるためにスノーシューを装着していざ出発。
緩やかな斜面を巻くように登っていく。
真っ青な空に白い雪が際立つ。
目の前には雄大な山容をした八ヶ岳が聳えている。
硫黄岳や赤岳がめちゃめちゃかっこいい。
明日も休暇をとっていたので、車中泊&登山も密かに考えていたが、明日は全国的に悪天候だという。よりによってだが、これも日頃の行いか。
見えていた以上にあっさりと山頂へ到着。
写真でよく見る風景。気象レーダーを実際に見てみたいと思っていたが、想像以上に大きな建物だった。立方体をした建屋とその上に真ん丸のレーダーが乗っている。観測所というより山頂に出現した巨大なアートに見える。
観測所の隣には展望台(テラスというべきか?)があって、周囲の絶景が見渡せるようになっていた。ひと際大きく聳えている蓼科山。諏訪富士とはよく言ったもので、成端さから存在感が半端ない。その右脇に、八ヶ岳が続いている。八ヶ岳の先端には薄っすらと霞に隠れながら富士山も見えた。偏光サングラスでようやく見える程度で、何枚か写真を撮ったが、カメラからは識別できなかった。
更に視線を右へ移すと、南アルプスに中央アルプスが見えた。そして建物の裏側になるが、北アルプスもはっきり見える。360度の眺望に、登山家にとってこれ以上ない贅沢な風景が広がっている。しかも、アルプス級の山々はどれも純白に輝き、惚れ惚れするほどに美しい。「山々がオレを呼んでいる!」。眺めているだけで気持ちが昂る。
スキー場のリフト降り場脇から降って、眼下に広がっていた雪原を歩く。時間に余裕があったので、山頂から見えていた蝶々深山を目指すことにした。雪の下には、様々な高山植物が咲き誇ることで有名な湿原がある。雪景色も素敵だが、花々を見に春にも足を運びたいものだ。
蝶々深山に到着。
陽射しが暖かく心地よい。
子供の成人式なんて、まだまだ先だと思っていたのに、時が経つのは本当に早いものだ。山頂に光る気象レーダーを眺めながら、子供の成長を振り返り少しセンチになっていたら、
ふと、そういえば山頂の記念スタンプを取り忘れていたことに気が付いた。登山用のスマホアプリ「ヤマスタ」。特に本気で集めているわけではないが、可愛い絵柄が記念になると時々使っている。ただ、いつも「忘れないように!」と登るときには思えているが、山頂に着くと絶景を眺めているうちにすっかり忘れてしまう。今回もそのパターンだった。
このアプリは、登頂をリアルタイムな位置情報で判定する仕組みになっているので、スタンプの取得を忘れると取り返しがきかない。ちょっと悔しかったので、もう一度、山頂を目指してスタンプをGETすることにした。そういう名目でグルグル歩くのもまた楽しい。
雪原の山「車山」。さすが百名山だけあって、純白のアルプスが見渡せる素晴らしい山だった。



























