行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
沢戸集会所11:15*****城峯神社13:30*****城峯山13:50(40分休憩)14:30*****沢戸集会所15:50
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
とある冬の日。
いつものように登校する小学生と寒風吹き抜ける朝の道。
南西から北東に向かう真っ直ぐな道は電信柱が1本、2本、3本と重なり合って繋がっている。
その先にある焼却場に目を移すと煙突から昇る黒い煙が右へ流され、やがて白くなって消えていった。
今朝は何だか寒いなあと思ったら白い雲にのって風花が飛んできた。
太陽は白く輝き、時間からすれば20分足らずの出来事だが小学生たちは寒くて耳が痛い痛いとしきりに言っている。
小学生と分かれた帰り道。
すっかり青くなった空を何度も弧を描きながら遠くへトンビが飛んで行くのが見えた。
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本日は久しぶりに友人Y君を誘って早春の山歩き。
こんな天気の良い日は展望台から360度の大展望が楽しみな城峯山へLet's go!
とその前にいつものごとく寄り道、寄り道。
まとめ
<城峯山>
いつもは車で頂上に行っちゃうのですが本日は天空の里、秩父事件でも有名な半納地区を通って大鳥居のある1丁目から城峯神社の表参道コースを歩きます。
城峯山は一等三角点を持つ標高1,038mの山で山頂直下にある「城峯神社」は、御鎮座1070年の古社です。平将門伝説によると藤原秀郷が、城峯山に立てこもった平将門を討った後に、城峯神社を建立したと言われています。 城峯神社のご眷属はお犬様=大口真神(オオカミ)で、地元でのお犬様信仰は古く、城峯神社建立以前からあったようです。
また、神社境内には、全国でも珍しい「お猫像」があります。天保7年(1836)造立と推察され、城峯山を長傳寺が管理していた時代、十一面観世音像のご眷属が猫であったことに因むと云われています。また、農産物の貯蓄に害するネズミ退治の願掛けに奉納されたのかもしれません。2022年2月22日はニャンニャンの日ですね。
城峯神社を訪れましたら、どこにあるか探してみてください。
<沢口の節分草、福寿草>
沢口集落唯一?の商店の沢を挟んで反対側。
看板が小さくて一度行き過ぎてしまいました。
それで通りでおしゃべりをしていた地元のおばさん二人組に声をかけてみると凄く丁寧に笑顔を交えて場所を教えていただきました。
車は自生地の入口を過ぎた先の路肩に駐車。
福寿草自生地の看板あたりはまだ咲きはじめで数十株程度。
右側の小屋周辺に節分草が群生しており見頃を迎えていました。
そして奥の標高300m付近の群落地目指してロープ沿いを進みます。
15分ほどかなりの急斜面を登りましたが雪がまだ5cm以上積もっており、かろうじて蕾を発見程度。
今年は雪や寒さもあり秩父全体の花の開花時期も1,2週間ほど遅れそう。
皮肉にも戻って来た入り口の民家のお庭が一番福寿草も節分草も咲いていました(笑い)。
<鼠小僧次郎吉4代目生誕の地>
漆木集落。地図を見ていて驚いたのですが秩父のこんなところに鼠小僧次郎吉の生誕の地があると知り寄ってみました。
記念碑があったり井戸があったり祠があったり建物はありませんが生誕の地として整備されていました。
でも何で4代目?それじゃ2代目も3代目もいるってこと?もしかして世襲制?実力主義?様々な謎を秘めた場所でした。
<秩父事件>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%A9%E7%88%B6%E4%BA%8B%E4%BB%B6
詳しくはウィキペディアで
秩父の花の開花情報は秩父観光ナビが詳しいです。
https://navi.city.chichibu.lg.jp/flower/
それでは出発します。
フォトギャラリー:66枚
福寿草自生地入口はこの看板が目印です。
民家のお庭の裏が自生地ですがほとんど咲いていません。
日当たりはいいけどポツリポツリ。
右側の小屋の周りの方には節分草が
節分草の方は見頃みたいです。
説明板
さて奥の群落地へ登って行きます。
途中白骨化した骨があったり
急登を進むと群落地は雪。
その間から蕾が出ていました。
秩父紅も自生しているみたいですが機会があればまた見に来よう。
戻って民家のお庭。
だいぶ咲いています。
福寿草も。
さて沢を車で登って少し行くと右の林道入口から入って直ぐにありました!でかでかと鼠小僧次郎吉生誕地!!
記念碑や
祠があったけど思ったよりちょっと寂しい場所です。
さらに石間川を上流に進み沢戸集会所に車を止めここから出発です。綺麗なトイレもあります。
まずは大鳥居を潜ります。
昔の道しるべ。
鳥居から車道を左に登り昔古道へ。
二丁目の道しるべ。これが城峯神社32丁目まであります。車道を通らない近道ですが踏み跡がよく分からないほど荒廃して5丁目を見つけるまでにすでに汗だく。
車道に出て半納地区から見た沢を挟んで反対側の沢戸地区。
まさに天空の里です。
さらに集落の一番上の堂の尾根を登って
常夜燈や庚申塔のある
火の見櫓に到着。
この辺がまさに秩父事件の激戦区。
そして反対の道から降り半納登山口へ。
城峯山の東側の立沢や門平の集落もこんな感じでどこも天空の里。
この先車道は行き止まりで左に進みます。
遠くに山頂のアンテナが見えました。よおし頑張るぞ!と友人Y君と気合を入れて。
竹林を通り
12丁目
すると目の前に洞穴がありました。
どうやらマンガン鉱跡みたいです。
奥行きは短いですが小さな穴を覗くと光が届かないほど深そう。このへんに同じような洞穴が幾つかありました。
この先すぐに男衾大明神。昔は子供たちで賑わっていたであろう錆び付いたブランコがありました。
境内には杉の巨木があったのでパワーをいただきます。
ここで男衾登山口と合流。
これって二十一丁目って読むんですね。
標高800mから登山道には雪が積もっていたのでチェーンスパイクを装着。
そして城峯神社の参道入口。
城峯神社のオオカミ像がお出迎え。
お猫様も周りが雪で寒そうです。
将門の隠れ岩は前に登ったので今日はパス。
尾根には少し雪もありますが
無事に
山頂へ
アンテナのある展望台を登ると四方にこんな写真があり山座同定しやすいです。
登って来た道を振り返って
武甲山や奥武蔵の峰々。
北側の赤城山方面は昔に比べて木がだいぶ高くなってしまい見晴らしは今一つ。
御荷鉾山の先には真白な浅間山や草津白根山。
今日は両神山の奥に八ヶ岳もはっきりと見えていました。本当に見晴らしが良く天気も良いので山頂でお昼休憩。山頂では気温も高く風も無いので昼寝をしている人もしました。
のんびりと休憩して来た時と違う道で下山。キャンプ場当たりで何やらポリタンクが彼方此方の木にぶら下がっているのを発見。
どうやらカエデの樹液をとっているみたいですね。
結構溜まっています。
これで甘いお菓子を作るかな。
秩父のメイプルシロップは有名だよね。
そして表参道コースを戻ります。
最後は空き家の脇を通り
男衾登山口到着。5台ぐらいとめられそう。ここが表参道コースの一番近い駐車場です。
さらに降り沢戸集会所に無事到着。こちらも5台ぐらいとめられそう。
帰りに沢戸地区にも行ってみます。
半納地区を眺めて。城峯山も良く見えました。
さて所変わって龍勢会館道の駅。
裏の方には山羊君もいます。カメラを向けると寄って来たけど餌はあげないでと書いてあるのでごめんね。
いーんだ、いーんだとしょぼくれて
お目当ての福寿草ですがこちらもまだ早いのかポツリポツリ。




