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午後から登れる展望笹尾根の中象山

中象山(仁淀川町)( 中国・四国)

パーティ: 1人 (マローズ さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: いの町の旧伊野町地区から国道194号を北上。下八川弘瀬で国道439号に左折。
仁淀川町北浦で北浦橋に右折。突き当たりも右折し、国道494号を進む。
用居舟形のY字路で「舟形」の道路標識を見て、その道に右折。
舟形集会所北方のT字路は右折し、川向橋を渡る。
やがて未舗装林道になり、舟形林道終点標柱を過ぎて少々行った林道終点広場に駐車。

この登山記録の行程

林道終点11:45・・・北谷川(作業歩道終点)12:00・・・稜線を少々往復12:46~12:48・・・山頂で休止12:56~13:43・・・稜線のコル13:54・・・林道終点14:18

コース

総距離
約2.0km
累積標高差
上り約254m
下り約263m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

中象山(なかぞうやま・森林基本図独標点1072m)は以前紹介した、いの町旧本川村の岩茸山のように、午後からでも登ることができる短時間登頂の千メートル峰。当記録の復路を往路に利用した場合、1時間以内で登頂できることだろう。登山口と山頂との高度差は200mほど。
植生は植林が多く、稜線や山頂は笹やスズタケが下草となった植林帯。
山頂からの展望はないが、手前のきれいな笹が生えそろった痩せ尾根の南側は木々がなく、好展望が広がる。

[コース]
舟形林道は登山口に到るまで、標高の高い所で二度、左手に支道を見送るが、その二本のどちらかが、以前紹介した小松のコブ(点名:小松峰)の三角点再測量コース登山口に繋がっている。

中象山登山コースは合併前の旧池川町役場で、「谷沿いを稜線の鞍部まで上がる杣道がある」と聞いていたので、てっきりコースは林道終点から谷側斜面の山肌を北上するものと思い込んでいた。それ故、誤った踏み跡を進んでしまった。この踏み跡は正規コースの下方に並行して北上している。
一向にコースが上りにならないため、やや訝しく思い始めたが、北谷川に接近すると下りになり、川に達した地点で踏み跡は途切れてしまった。そこで右岸の植林帯を登り始めたが、傾斜がきつく、ここで初めてこのルートは正規コースとは違うことに気付いた。しかし今更引き返すことはできない。

川(沢)の左岸を見ながら上がっていると、左岸の尾根に向けて道跡のようなものが上がっているのが見えた。このままこの植林帯を上り続けるよりは、対岸の笹に覆われた尾根っぽい所を上った方が山頂には近いため、沢を渡渉して尾根に乗った。が、対岸から見る限りでは、登り易そうに見えた笹尾根の笹は、実際に登ってみると背が高く藪化しており、藪漕ぎするはめになってしまった。
上るに従い、尾根の形はなくなり、傾斜のきつい斜面となり、若い植林がまばらに生えた地となった。その植林群から西側のスズタケの背は低いが、東側は深い藪となっていた。しかし上るに連れ、西側のスズタケの背や密生度も高くなり、藪漕ぎに難渋するようになる。前方に稜線が見えているものの、容易には近づけない。

何とか痩せ尾根の稜線に上がると、予想通り、藪の殆どない背の低いスズタケの中、尾根道が付いていた。
南側の植林が途切れると、尾根道沿いはきれいな笹原になっており、大展望が広がっていた。雑誌東山(高森山)から雑誌山、雑誌西山にかけての稜線が一望できる。コース随一の展望所である。
再び植林帯に突入するが、起伏はあまりなく、歩き易い。

山頂もスズタケが下草となった植林帯にあるが狭く、数人程度しか座れないほど。
1051.2mの三角点方向へと更に尾根を進んでみたが、すぐスズタケが藪化し、通行困難になった。しかしこのスズタケの密林を「レジェンド」MH2氏は登っている。
復路は、往路、稜線に出た地点から北西のコルへと下って行った。所々自然林も残っている。
コルには無名峰ピークハンターが付けたと思しき青色のテープと、造林関係者がつけたマーキングテープがあり、南西へ薄い踏み跡が下っていた。
踏み跡を数分下った所の平地には国土調査か何かの赤いポールが立っており、そこから北谷川の沢を渡渉するようになっていた。

当初、沢沿いを下っていた踏み跡はそのうち、沢よりかなり高い所を伝うようになる。
途中、巨岩沿いを通る箇所や、湧水がコケを伝って踏み跡に幾筋にもなって落ちている箇所もある。
右手に岩盤のある所で直角に左に曲がり、一旦支尾根に乗った後、すぐ右に曲がって尾根を離れ、ザレた涸れ沢のような箇所に沿って下るようになり、林道に下り立つ。ここが正規の登山口である。道の両側には養蜂箱が置かれており、木の枝には目印になるよう、赤いマーキングテープが巻かれている。ここから数十秒で駐車場所に着く。

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