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行程・コース

天候

晴れて暖かだが風あり、山頂付近は強風。

登山口へのアクセス

その他: レンタカー

この登山記録の行程

(丸ガッコ内は地理院地図の表記、coは標高)
.
07:10〜養老牛温泉の駐車場をスタート
08:45〜登山口(P322付近、駐車スペースとトイレあり)〜08:55
09:43〜(P547)
10:30〜(P672)
11:20〜稜線に上がる
11:58〜標津岳〜12:02
12:25〜稜線からの下降点で休憩〜12:34
13:10ごろ〜(P672)先の急斜面を巻いて下降する
14:01〜登山口に戻る
15:26〜駐車場でフィニッシュ

コース

総距離
約23.6km
累積標高差
上り約1,210m
下り約1,217m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

先週は麓を散策しただけの標津岳に本腰を入れてチャレンジした。シャーベット状の雪は登りで足元が決まらず、距離や獲得標高の割にはたいへん難儀した。さまざまな山行記録にあたり、じっさいに歩いてわかったが、北海道の低山は藪漕ぎがポイントになりそうだ。
.
○ トイレのある(冬季閉鎖中)登山口からの尾根末端が漠然とした地形で、スキーの跡を見つけるまではGPSを開きっぱなしだった。尾根上のササ原の中の登山道はほとんど雪がなく、アイゼンをはずしたりまた付けなおしたりした。天気に恵まれれば地平線・水平線の果まで見渡せるかのような展望がすばらしい。テープ類は少なく、ササとハイマツのヤブの入り口でもみかけなかった。シャーベット状の雪は登りではズルズル下に滑るが、降りでは進行方向に滑り大股で歩くことができる。上りと下りでは所要時間に大きな差がでた。

○ ササとハイマツの藪こぎ・藪の回避がポイントになる。慣れるまでは苦労するだろう。
急斜面がなく、かわりに足元の決まらない雪質の緩斜面が多い。山体力が衰えないか、少し心配。
モンベルの6本爪アイゼンを購入してもってきたが、とにかく横に滑りトラバースの場面では頼りにならない。
.
● 6本爪アイゼンの悪口を書いたが、ランニングシューズに軽アイゼンで4月の北海道の山を歩こうとする天邪鬼の、自己責任を問うのが本来だろう。装備については、奥多摩とおんなじスタイルでやろうと決めてやってきた。困難は自分で引き受けるしかない。
.
(了)

続きを読む

フォトギャラリー:39枚

1.
登山口にむかう車中から、養老牛岳〜標津岳〜武佐岳の山並み。道森林管理局のwebサイトでは「千島山系」と呼んでいるが、他では出てこない。
https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/koho/koho_si/forester/1006yourou.html

2.
左に目を向けると摩周岳。窪みに摩周湖があるんだな。

3.
養老牛《ヨウロウシ》温泉のパーキングに着く。前週はスノーモービルを下ろしたピックアップトラックが数台停まっていたが、本日は一台きり。

4.
林道を歩く。

5.
トイレのある登山口に着く。雪のない時期はここまで車で来れるようだ。トイレは閉鎖中で使用できなかった。

6.
「登山道入り口」の道標があるも雪に覆われて見えず。

7.
尾根の形状が読み取れずにGPSで頻繁に進路を確認しながら進む。

8.
尾根には乗った。ササヤブのどこに道があるのか読めず、残雪の斜面を選んで歩く。

9.
ササヤブのなかに登山道を見つける。

10.
尾根のてっぺんにいるはずなのに平らな地形に出てしまうが、

11.
スキーの跡?を見つけることができ、跡を追う。

12.
肝心の部分が読めない。のぞきこむと「5km」とあった。

13.
樹間から標津岳。右のピークが山頂らしい。

14.

15.
ササの中はほとんど雪がない。

16.

17.
摩周岳なのかなあ。P547手前にて。

18.
P672への急斜面。この日いちばんの斜度だった。夏道の登山道は右へ巻きながら上がるようだが、ササヤブとの境をまっすぐゆく。アックスをしっかり打ち込み、足場を一歩一歩つくりながらの登り。

19.
見つかれば、ササヤブの中の登山道は雪なし。

20.
道を見失ってヤブの中に突入したところ。背丈以上。

21.
一服しながら。

22.
おなじく。

23.
P672を越え山頂を見渡せる雪原に出る。左端のピークの右隣が標津岳。

24.
足元がユルい緩斜面の登りがしんどい。

25.
稜線への最後の登り。傾斜はそれほどなく、スキー場の「初心者コース」みたい。

26.
振り返って。

27.
稜線まであと少し。風が強くなってくる。

28.
標津岳に向かう稜線上もササのなかを行く登山道。

29.
道を失ってうろうろしている。ヤブ漕ぎがきつかった。ピークはすぐ先なのに。

30.
やっと着いた。

31.
ズサッ!とアックスを打ち込み、「ああ、雪山だなあ」と感慨にふける(笑
土の斜面ばかりだったから、彼も満足しているだろう。

32.
山頂で突風にあおられ、標津岳南のピークに移動する。風下で休憩。

33.
下降は1時間半で登山口に着く。

34.
おなじクマでもヒグマなんだよなあこっちは。

35.
てくてく林道を歩く。

36.
山道にしては珍しい落とし物。スノーモービルからころげ落ちたか。

37.
一歩ごとにくるぶしまで沈むコンディション。砂浜を歩くようで疲弊した。

37.
やっと車まで戻る。

38.
北海道のコンビニといえば「セコマ」セイコーマート。毎日お世話になってます。

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装備・携行品

【その他】 ラ・スポルティーバのウルトララプターⅡレザーにモンベルの6本爪アイゼン、ロングスパッツ、サレワのアイスアックス。タイツにモンベルの長ズボン。モンベルのメリノウール厚手(エクスペディション)にカンガルーヤッケ、ペツルのヘルメット、バラクルバ、ブラックダイヤモンドのフルフィンガーグローブ(登り)とテムレス(下降時)、サングラス。ザックはロウアルパインの25リッターにモンベルのギアホルダーを外付け、ココヘリ発信機・ヘッドランプ・スマホ(カメラ+GPS)・バッテリー充電器と予備電池・雨具・ロールペーパー・替え手袋・ユニクロのライトダウンなど。エナジーバー3本、テルモスにお茶0.75Lとペットボトル飲料0.35L。

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登った山

標津岳

標津岳

1,061m

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