• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

日本千山 487/1357

石堂山( 九州・沖縄)

パーティ: 1人 (1357 さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

林道(840m/6:40)登山口(880m/7:00)尾根(960m/7:20)林道(7:55)石堂山(9:05~20)林道(10:55)

コース

総距離
約7.8km
累積標高差
上り約772m
下り約772m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 井戸内峠へ上がることが出来る。「用済みの看板だったか」と一安心し、峠の先の道幅の広い所に車を停め、アスファルトの上にテントを張る。
 傍らの茅の間に大茸が生えているのを発見して興奮する。始めて見る大きさと種類で、笠の径は最大で21cm、柄は3cmもあり固い。触ると明るい黄土色の鱗紛が手に付着する。「食べられるかも知れない」と考えて、持ち帰ることにする。快晴だった空に雲が広がり、天包山には雲が纏わり付いて天気が崩れそうな気配だ。夜半に何回か目が覚めると、時に雨がテントを打つ音がする。
 峠の林道入口のゲートが開いているのを幸に、峠から石堂山登山口へと車を走らせると数箇所で土砂が崩壊しており、最後は土砂が林道を覆って通行不可能となる。
 引返して車を停め、土砂を乗り越えて進み、登山口から杉林の中へ入って高度を上げ、平坦になって踏跡がはっきりしなくなった所で左手の尾根を目指すと、十字路の鞍部に達する。明瞭になった尾根の背の道を辿ると左手が開けるが、対岸の上に聳えているであろう市房山はすっぽりと雲に包まれて全く姿を見ることが出来ない。
 鹿が驚いて薮を駆け下って行く。登山道に毛が落ちているので注意してみると、皮と骨も散乱している。泣出しそうな空と我慢比べをしながら登ると林道に飛び出し、車の真新しい轍があるのを見て、「いったい、何処から上がって来たのだろう」と恨めしく思う。風を避けながら1本目を立てる。
 尾根の背を行くと、山らしい登りとなる。寒冷前線が通り過ぎて西風を受けるが、雨が降らないので助かる。寒いのでヤッケと手袋を着けて行動する。市房山と同じ山火事防止の看板は、九合目だけは『苦しさのりきれ』と相違する。
 無数の蕾を着けた馬酔木が生い茂る二等三角点の石堂山頂は登頂者の少なさを窺わせ、素朴で好感が持てる。九州中央山地国定公園に含まれる市房山と石堂山は相対して眺めが良い筈だが、視界が得られず残念だ。


続きを読む

フォトギャラリー:3枚

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

石堂山

石堂山

1,547m

よく似たコース

石堂山 宮崎県

市房山と並んで、その存在感を誇示する山

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
5時間10分
難易度
★★
コース定数
23
登山計画を立てる