行程・コース
天候
曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
シイシカリベツ川(東登山口)から登り、イシカリベツ川(西口)に下山する
この登山記録の行程
駐車場(880m/6:30)登山口(950m/6:55)稜線(1,595m/8:30)糠平富士(9:30)ウペペサンケ(10:30~55)西峰(11:10)鞍部(12:05)登山口(12:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
シイシカリベツ川の右岸台地のトドマツ林の中に開設されたキャンプ場はゆったりと広く、バイクでツーリングする人や釣りとキャンパーは色々で、幾つもある木製ベンチの傍にはテントが十数個張ってある。リヤカーで荷物を運んでテントを張り、初対面の乾杯をする。橘井さん持参のホタテ貝の刺身や毛ガニをご馳走になり、枝豆やモズクを摘み、チャンチャン焼でお腹がいっぱいになる。2人は宵闇に紛れて川原の露天風呂に入り、ゴルフで疲れた自分は酔いに任せて一人先に眠り込む。
東登山口へ向かうと、土砂崩壊のために進入禁止のバリケードで行く手を阻まれる。広場に車を停めて林道を歩き、二俣から右俣沿いの登山道に入る。水は涸れて無いが蚊とブヨの猛烈な襲来に遭い、虫除け薬を撒いてもほとんど効き目が無い。団扇で追い払う(吉永さんの準備の良さに感心する)のに夢中で、両側から迫り出している小枝の朝露にまでは気が回らず、次第に布靴の中が湿っぽくなる。小滝の横を一段上がり、下部同様の沢沿いを進み、1時間歩いて一休みする。
沢から離れ、トラバース気味に緩く登り、たっぷり雨露を蓄えた這松を押し分けて行くと程なく稜線に出る。P1,595mと1,600mの岩記号の間の鞍部だ。イワブクロが咲く岩の小広場に腰を下ろすと微風が咲いて蚊が居らず、ゆっくりと休む。流れる雲の間からは糠平湖側の景色が覗かれる。
這松の間に伸びる気持好い道をP1,696mへ向かうと、名前通りの背丈の低い這松の尾根に登山道が続いて歩き易い。左から雲が流れてきて山肌を覆い、奥の三角点峰は右裾を見せているだけだが、ピークに立つと薄雲の向こうに糠平富士が姿を見せる。
尾根の左斜面は礫と這松で、エゾツツジやコマクサ、コケモモの群落に赤橙色の珍しい小鳥が遊んでいる。右斜面には岳樺などの落葉樹が優勢だが、雪融けの遅い部分はお花畑になってキンバイやチドリが鮮やかな花を咲かせている。
ウペペサンケの名板が立つ三角点で3本目を立てる。奥には小ピークを連ねた稜線が雲に見え隠れしている。風に運ばれて人声が聞こえ、見下ろすと3人組が登って来る。「ヤッホー」と呼び掛けると返事が返って来る。
這松とツガザクラ等の草本に覆われた尾根を進み、ケルン峰から鞍部へ100m下ると源頭には雪が残っている。P1,848mにはウペペサンケ本峰の名板が在り、ここでも一休みする。橘井さんは缶ビールを開けて乾杯だ。雲が去来してすっきりとは晴れず、糠平富士の姿を捉えることは出来ない。ケルン峰に2人のシルエットが見えたのを機に大きな標識の立つ西峰へ向かう。山頂から西登山口の方へ下って行くと関西のペアーが登って来る。
這松とツガザクラ等の草本に覆われた尾根を進み、ケルン峰から鞍部へ100m下ると源頭には雪が残っている。P1,848mにはウペペサンケ本峰の名板が在り、ここでも一休みする。橘井さんは缶ビールを開けて乾杯だ。雲が去来してすっきりとは晴れず、糠平富士の姿を捉えることは出来ない。
ケルン峰に2人のシルエットが見えたのを機に大きな標識の立つ西峰へ向かう。山頂から西登山口の方へ下って行くと関西のペアーが登って来る。
アズマシャクナゲやタカネバラを楽しみながら、這松と笹の下に隠れて見えない道を1,375mの鞍部へと下降する。「時間があれば登ろう」と言っていた東丸山へは鞍部から踏跡が伸びているが、少し進んでみると笹薮の中に消えてしまい判り辛い。クマネシリ山の登山口への移動時間等を計算して登頂を諦める。
東登山口とは尾根一つを隔てた西登山口へ向かって九十九折れに下り、標高1,100m弱で沢底に下りる。水は無いが、しばらく行くと本物の沢になって水が現れ、大蕗と流水を踏んで進む。枝沢が合流して水が多くなり、靴の中まで濡れないようにと注意しながら歩き、クレソンの群生を越えて林道へ上がる。丸太橋で流れを渡ると駐車場で、ペアーの車には川西のナンバーが付いている。
イシカリベツ川沿いに林道を下って東登山口へ車を回収に戻ると、4台に増えている。菅野温泉へ戻り、女性2人は宿の温泉へ、自分はキャンプ場奥の露天風呂に入って汗を洗い流す。
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