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日本千山 594/1357

宇良部岳(日本最西端与那国島)( 九州・沖縄)

パーティ: 2人 (1357 さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

自宅(4:50)羽田(6:35)石垣島(10:30)与那国島(11:30)登山口(12:55)石垣島(16:30)西表島/泊(17:10)

コース

総距離
約2.6km
累積標高差
上り約135m
下り約135m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 宇良部岳は日本最西端の国境の島、与那国島の最高峰であり、国土地理院『1003山』の最後の山である。直線距離で東京から1,900kmの遠くに在るが、羽田から石垣島直行便に乗りRTO航空機に乗り継いで飛ぶと5時間で行くことが出来る。
 羽田離陸後、洋上を一直線に石垣島目指して飛んでいた飛行機が次第に高度を下げると、珊瑚礁に砕ける白い波が見えてくる。窓の雨滴が下から上へと流れるあいにくの天気で、南国の青い海と空を堪能することが出来ないのが残念だ。
 与那国島も小雨で、出迎えのレンタカー店の女性は「昨夜は、一晩で47mmの記録的な雨が降った」と残念がる風でもない。顔見知りの人と挨拶を交わし、「見たような顔だと思ったら、あの人はお医者さんだわ。今日は婦人科の日なんだ」と思い出したように独り言を言い、「島には専門医が居ないので、月に1回来るの」と話す。

 3時間三千円でレンタカーを借りる。ナビが付いていないので観光地図を睨みながら登山口を目指してサトウキビ畑の中を走ると、農道の低い所には何箇所も水溜りが出来ている。左下に黒い牛が草を食む牧場見下ろすY字路の分岐に車を停める。
 旅姿から山登りスタイルに変える。雨は、傘を差すほどでもなく、頭にバンダナを巻いて歩き始める。朝顔の空色の花が咲いているのを季節外れに思いながら舗装道路を登って行くと、バケツに液体を入れて蓋をした害虫のトラップが、木の枝にぶら下がっている。800m地点に在る無線鉄塔が建つP190mを宇良部岳と勘違いするが、山頂への道が無い。
 地図を引っ張り出して見ると、少し下って登った先の行き止まりに宇良部岳が在ると判る。NHK無線中継所の前で道路が終り、草が両側から覆い被さった左横のコンクリート階段を上がる。薮道をさらに先へと進むと、たちまち雨露でぐっしょり濡れる。
 宇良部岳は与那国富士とも呼ばれ、山頂からの眺めが良く、北の祖(そ)納(ない)集落が見下ろせ西には久部良岳が見えている。
 下山途中、蝶を撮影している人に出会う。この人もレンタカーだ。世界最大の蛾ヨナグニサンには出合えないが、サトイモにそっくりの芋の花をたくさん見る。 車に戻り、時間が余ったので島を一周(27km)する。南部の比川浜でDr.コトー診療所を見てお土産に塩を買い、久部良の西崎で日本最西端に立つ。

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フォトギャラリー:2枚

装備・携行品

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登った山

宇良部岳

宇良部岳

231m

よく似たコース

宇良部岳 沖縄県

与那国富士の名をもつ国境の島のシンボル

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
0時間45分
難易度
コース定数
4
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