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日本千山 1032と1033/1357

東西の鳳翩山( 中国・四国)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

地蔵峠(8:00)P622(8:25)油ノ峠(8:45)西鳳翩山(9:10)地蔵峠(10:30)東鳳翩山(11:05~25)地蔵峠(11:45)

コース

総距離
約8.3km
累積標高差
上り約599m
下り約594m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 油ノ峠へ上がる西鳳翩山への道を見送って東行し、秋吉台から24km走って地蔵峠に着く。車が1台停まっており、確りした階段の入口に『東鳳翩山1.4km 40分』の道標が立っている。反対側の道は幾分草に覆われているが、西鳳翩山へも地形図通りに登山道が通じている。
 P598へ一登りすると草が無くなって良い道になる。小ピーク群を地形図と見比べてチェックしながら歩き、P622を越えて岩の露頭や赤茶けた粘土様の風化した土の道を歩く。油ノ峠へ下ると右から車道が上がってくる。峠で一本立てる積りでいたのだが、路面は濡れているし北風が寒いので、「山頂を踏んでからゆっくり休もう」と無味な舗装道路をヒタヒタと歩いて行くと、峠から山頂までは思いの外長い。
 カーブを上がった標高430m付近で「東尾根の上に古い道の跡が残っているのではないか」と目を凝らすが、痕跡すら無い。忠実に車道を歩いて山頂へ上がり、電波塔の建物の横に残った小山の上の侘しげな三角点を踏み、風を避けて建物の陰に腰を下ろして食事を取る。山頂から尾根の背を下り、途中で西鳳翩山へ向かう夫婦と出会い、P598からはガスに見え隠れする東鳳翩山を目撃してシャッターチャンスを待って10分ほど粘るが、ガスは取れない。
 峠に戻ると車が5台に増え、最初の車の姿は無い。「往復1時間半だ」と心も軽く階段を上がって東鳳翩山へ向かう。道は極めて歩き易く、P638の南裾を水平に巻いて緩やかに高度を上げ、標高695mの茅戸の原に出て三角形の山頂を間近に見上げながらベンチに腰掛けて一息入れる。
 階段を急登して裸地の山頂に着く。ハイカー数組が休んでおり、東方のショウゲン山の方から登って来る人も多い。小学生の孫と登る人や九州から来たという年輩女性の3人組、幼稚園児より小さい女の子を連れた父親等が入れ替わり立ち代り登って来て明るい山頂には人影が絶えない。
 2人連れの女性が「2つ貰ったので1つあげます」とムベの実を差し出す。ベンチに腰を下ろすと目の前にツル性常緑の塊があり、幾つも実が生っている。(アケビと違って熟しても皮が割れないのが特徴だ。)「今日の予定は終った」と寛いだ時を過ごして西鳳翩山のガスが晴れるのを待つが、すっきりと全貌を現すことはない。
 標高が高いのは西鳳翩山で、国土地理院の『1003山』にはこちらが選ばれているが、車道歩きでは面白味が無く、山と渓谷社の『1000山』が東鳳翩山を採っているのに軍配を上げたい。

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装備・携行品

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登った山

西鳳翩山

西鳳翩山

742m

東鳳翩山

東鳳翩山

734m

よく似たコース

東鳳翩山 山口県

深い谷道を登り、展望尾根から萩往還を下る

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
2時間40分
難易度
コース定数
16
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