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日本千山 1122/1357

和賀川当楽沢から黒森( 東北)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

曇後晴

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

国道(5:35)出合(500m/7:10~30)二俣(545m/7:35)奥二俣(675m/8:10)稜線(905m/9:05)黒森(9:20~35)二俣(10:45~11:10)国道(12:30)

コース

総距離
約14.2km
累積標高差
上り約774m
下り約774m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 沢靴と補助ザイル、源頭の草付用にアイスバイルも準備して、岩手県の黒森と羽後朝日岳の登山道の無い山の登頂を計画する。

 福島駅でレンタカーに乗り、道の駅錦秋湖まで走って眠る。国道を走る車は少なく、大型車の駐車も無くて静かだが、アスファルトの余熱は夜になっても治まらず、テントの中で寝苦しい夜を過ごす。

 対岸の兎森山や鷲ヶ森山に掛かる黒雲に、雨を心配しながら朝食を済ませる。国道13号線から当楽沢(あてらくさわ)林道へ200m入った橋の際に『工事中通行止』の看板が出ている。右俣出合まで歩く覚悟を決めて林道を行くと、少し先の蛇行部には工事用ゲートが設置されて施錠してある。
 路肩崩壊の復旧工事現場を過ぎ、影登沢(6:10)の先へと歩いて行く。思ったより谷は深く、ガスが纏わり付いて対岸の尾根の上部は見えない。道路の半分が流失した所を過ぎて間もなく、左岸へ渡る橋に着く。流れを覗くと7~8寸の岩魚が数匹見えるが、当楽沢は放流されているようで入漁料が要る。
 草が茂り、両側から小枝が迫って路面も荒れている左岸林道が急折する所が待望の右俣の二俣出合で、剥き出しになった砂防堰堤の上流側に僅かな川原が開けて左右から小沢が合流している。一本立てながら沢靴に履き替え、雨傘をデポする。
 木を掴んで右岸から小滝を越えて右俣に入る。水量が少ない割には小奇麗な沢で、岩床が連続して楽しく歩ける。40分で目指す奥二俣に着き、水が涸れる。山靴に履き替え、沢靴と補助ザイルをデポして身軽になる。
 ネットで調べても黒森の記録は見当たらず、何の情報も無いまま地形図を眺めて「無雪期に攻めるのであれば、奥二俣から左俣を登れば藪漕ぎが少なそうだ」と考えて登頂ルートを決めたのだが、奥左俣は両側から藪が被っているものの沢身には岩床が出て藪漕ぎの苦労は無く、多少湿っぽいので「下降時にはスリップし易い。沢靴のままが正解だったかも」と案じながら、ぐいぐいと高度を上げる。
 「稜線へ出る前の100mくらいは藪漕ぎになるだろう」との覚悟も無用で、灌木や笹を掴み、草の根でバランスを取って稜線直下の傾斜の増した草付の岩場を登る。最後の10mは笹藪を漕ぎ、稜線に飛び出してほっと大息を吐く。
 ここまで赤テープの類は皆無だったので期待もしなかったのだが、尾根に踏跡は見当たらない。下降点の赤テープを取付けた後、灌木と笹を押し分けて細尾根の背から外れないように登って行く。小さい段を上がって先へ進むと下り勾配になる。「この辺が山頂だ!」と足元を探すと見覚えのある国地院の白杭の残骸を発見し、勢いを得て周辺の笹を押し分けて三角点標石を探し出す。一等三角点の周りの笹藪に人の形跡は無く、三角点の再測も為されていない。
 帰途、二俣の先の林道から黒森の丸い山頂部を垣間見て胸の痞えが下り、数年来の懸案を片付けた心の軽さで往路を引返す。

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フォトギャラリー:3枚

装備・携行品

みんなのコメント

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  • 最新の記事がどんどん埋もれて 最近の情報を仕入れるのに 支障が出ています。
    大昔の自慢の記事を 続けて載せないで下さい。
    お願いですから迷惑ですので 本当にやめて下さい。 ヤマケイにも お願いしておきますので 自主的にも 金輪際 大昔の記事のアップはやめて下さい。 直近の物だけにしてください。 お願いします。

  • こんにちは
     山登りのスタイル人によって違い、いろいろあると思います。最近、ネットを見ていると、三百名山を乗り越えて、千山を目指す人も多いように感じています。
     私が、千山を踏破する時に情報が少なかった山や、登頂に苦労した山、登山道がはっきりしなかったり無かったりした山等を、思い立って発表する気になりました。2.5万に地形図に登山道が描かれていても、廃道になってしまったものが次第に増えています。
     そうゆう観点から、古くなった記録ではありますが、千山を目指す人の役に立つ情報を提供する心算で、載せています。

登った山

黒森

黒森

944m

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