行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
広場(8:20)球島山(8:25)広場(8:35)~~採石場(8:50)勝潤山(9:05)採石場(9:15)~~ゲート(9:55)神威山(10:10)ゲート(10:25)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
函館の五稜郭を見学した後、函館山麓の『亀井勝一郎生誕の地』の碑を見てロープウェイ乗場で中山・吉永さんと合流し、トラピスト修道院を訪れる。その後江差港へ向かい、ニシン御殿を覗いてカモメ島キャンプ場へ足を伸ばしてフェリー待ちの時間を潰し、菅さんと合流して4人で21時に奥尻島へ上陸し、ビールで乾杯して遅い夕食を取る。
島の土地勘がある菅さんが、民宿のレンタカーを運転して奥尻三山(?)踏破を目指して宿を出る。球島山は展望台として整備されており、駐車場から空へ向かって真っ直ぐに伸びる階段を上がると盛土の様な山頂に一等三角点が立ち、勝潤(かつま)山が見えている。勝潤山より150m高い神威山は雲の下で、その山容は皆目判らない。
なお、球島山は「島山百選」に入っている。
助手席で地形図を見てナビゲーターを務め、球島山から眺めた赤茶けたガレ場を目指し、セメント会社の採石場に車を停め、「左端の急なガレを上がれば、勝潤山頂まで簡単に行けそうだ」と見上げる。
平坦な犬走を右端まで行き、2mほどの法面を強引に登って薮の中に入り、背丈ほどの笹藪を押し分けて数十m進むと藪から抜け出る。幅1mの帯状に刈り払いされた道が左右へ伸びており、緩く上がっている右方へ進むと百mほど行った所の木に赤布が結び付けてある。地形図から判断して「この辺りが山頂だろう」と考える。
左側にも赤布が付いているのに気付いて笹を押し分けて数m進むと、薮の中に勝潤山三角点を中心にぽっかりと空間が開けている。
『航空自衛隊』の道標を右折して進むと、T字路から先は砂利道に変わる。しばらく走ると、民宿のお上さんが言っていたように『これより先へ進入する者は電話で連絡を』と警告してあるが、電話は無いし連絡先も書いてない。
事前に、「三角点踏破」を目的として住所氏名を書いて基地内の見学を申請し、「午前中は忙しいので、13時半から30分程度で良ければ」との条件で許可をもらったのだが、島内見物を済ませてから再び山へ上がると二度手間になるので、「駄目もとで頼んでみよう」と皆の意見が一致して早い時間にゲートに到着することとなった。
立哨の門衛が居り、許可証を見せると電話で連絡を取り、「担当者は席を外しているが、探すから少し待ってくれ」と言う。中山さんが淹れたコーヒーを楽しみ、ガスの流れる中で世間話をして待っていると30分ほどで車が現れ、「後に付いて来い」と先導する。
基地内を車で走ってレーダードーム下の駐車場で降り、芝生の中に立つ石でがっちり囲った一等三角点を確認する。最高点584mにはレーダーが立っているが、「盛土した上に建てたのです」と説明されて心穏やかになる。
余った時間で島内を観光する。西海岸に降りて北追岬公園を見、青苗の奥尻島津波館を見学する。西海岸を引返して神威脇温泉に入り、北端の賽ノ河原を覗き、奥尻島のシンボル鍋吊岩を眺めてからレンタカーを返却する。





