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日本千山 1219/1357

三島村黒島櫓岳( 九州・沖縄)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

その他
その他: 民宿から徒歩
下山は、十字路下部からヒッチハイク

この登山記録の行程

大里(45m/14:20)十字路(435m/15:40)カブリ岳(475m/16:20)カムゴ山(16:45)横岳山(17:00)櫓岳(17:20)十字路(17:50)~Hn~大里

コース

総距離
約9.1km
累積標高差
上り約720m
下り約328m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 数日前の桜島昭和火口の噴火による黒い火山灰が積もる鹿児島港の道を南桟橋へ歩き、みしま丸に乗船する。

 竹島は雲一つ無く、全島を覆う大名竹(リュウキュウチク)が風に波打って輝いている。正三角形の硫黄島の御岳(おたけ)は山頂部に雲の塊を纏い付かせて海上に聳えている。港内は茶褐色の湧出物に染まり、紺碧の外海の色と鮮やかな対比を見せる。
 大里港には出迎えらしき人の姿は無く、同じ船で出張して来た九電の技術者が運転する民宿の車に乗って港から少し上の民宿へ運ばれる。慌ただしく身支度しながら「ハブは居ませんよね」と女将に聞くと「居ない。マムシもね」と言われ、「暗くなるのは何時頃ですか」と聞くと「7時過ぎまでは明るい」との返事を得るが、念の為に懐電をザックに入れる。
 熱い陽射しの舗装道路を歩いて登る。西風があり、日陰に入ると涼しいくらいなのに感謝しながら片泊港への分岐(235m、15:00)を過ぎ、大里登山口手前の十字路へ上がって1本目を立てる。「時間は足りそうだ」と計算して片泊登山口から登ることにする。上の林道は車も少ないようで、ブヨは居ないが蚊が飛び交っている。
 登山口から山道に入ると階段の両側にハランが繁り、次にはツワブキの群生と出合う。主尾根へ上がって右へ下り気味に進んで小岩峰のカブリ岳に立ち、西海岸を見下ろす。
 引返して尾根筋を進むと羊歯の類が茂り、ノシランの白い花を随所に認め、漆黒の羽を持つアゲハチョウを珍しく眺める。カムゴ山で高度計を補正し、緩やかな尾根を辿って横岳山へ一登りする。登山道は草に覆われ、ベンチや東屋も老朽化しているが、道ははっきりしていて不安無く歩ける。海岸近くには松やガジュマルが見られたが、縦走路で見掛けるのは榊や花柴の類がほとんどで大木は無く、竹も生えていない。
 横岳山から鞍部へ下り、登り気味に進んで少し下ると櫓岳への分岐に着く。小沢を渡って相変わらずの林を登ると、程なく一等三角点の山頂に着く。
 分岐点へ戻って右へ下るとダムが現れる(450m、17:45)。ここから林道を下ると直ぐに登山口で、十字路に戻って往路を引返そうと歩き始めると車が通り掛かり、お願いして乗せてもらう。
 車の女性は「島の小動物ではイタチが最大だ」と言う。繁殖した鼠の天敵として本土から移入した由で、「悪石島にはトカラヤギが群れていましたよ」と水を向けると、「昔は居たけど、作物を食い荒らすので捕獲して本土に送ったから、今は1~2匹居るかしらね」と言う。「黒島では、子牛を育成牛として出荷している」とも教えられる。

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装備・携行品

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登った山

櫓岳

櫓岳

620m

よく似たコース

櫓岳 鹿児島県

ミニ屋久島・黒島の手つかずの自然を満喫

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間50分
難易度
★★
コース定数
20
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