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日本千山 1298/1357

果無山脈の最高峰冷水山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

曇り

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

小森(8:30)和田森(10:00)安堵森(11:05)黒尾山(12:05)冷水山(12:30~13:00)和田森(14:40)登山口(15:35)

コース

総距離
約14.2km
累積標高差
上り約1,143m
下り約1,143m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 玉置山で13時間行動して疲れ果て、上湯川沿いを東西に走る県道735号線の狭い道を運転する気力が湧かず、竹の本の道の駅で寝ることにする。ツーリングのバイクや十数台の車が夜を過ごすらしく、藤棚の下に集まって話に興じ、テントが張ってある。JAのスーパーが閉店して夕食を入手し損なったものの食欲は無く、酒と摘みでお腹を誤魔化して横になる。
 
 前日に13時間も歩いたので、「足は大丈夫だろうか」と気にしながら起きる。右足の筋肉が張って鈍痛に近いものを感じるが、ゆっくりとは歩けそうだ。「足が駄目なら、道の駅で1日休養しよう」とも覚悟していたのだが、「登山口まで行って、山道を少し歩いて見なければ可否は判らない」と車を発進させる。
 和歌山県に入って丹生ノ川を左岸へ渡ると、カワセミの郷にはたくさんのオートキャンプが見える。車道を終点まで上がり、芝草を刈った登山口を確認して山仕度をする。
 民家の奥の墓の横から杉林に入り、急な斜面をジグザグに100m強登ると程良い傾斜の尾根道となる。「なるほど、果無越えの古道はこんなんだったんだ」と古に思いを馳せながら歩く。南西尾根の肩(900m)へ急登してしばらく頑張り、P991を越えてほっとしながら歩いて樹林の中の小ぢんまりした和田ノ森を踏む。
 緩く200m進むと左から林道が上がって来て尾根北面を平行する。p1,050を越え、500m程歩いたp1,190への登りに掛かる手前で林道へ降り、尾根を左へ回り込んで進む。屈曲点から先は谷側の斜面が皆伐されて視界が開け、牛廻山が姿を見せる。林道の奥のp1,150の上には安堵森の山頂部が僅かに覗かれる。
 自宅出発時の予想(降雨確率40%)よりずっと良くなり、雲は多いものの時々陽が射す天気で、木陰を有難く思いながら林道を歩く。標高1,145m付近で山道に移り、樹林の下に三角点が立つ控え目な安堵森の頂を至極簡単に踏む。
 少し下ると左手に材木集積場の跡が見え、林道に下りて進むと地形図通りに標高1,125mの鞍部で南面を走る車道と出合い(11:20)、直ぐ先の『黒尾山』の道標から左の山道へ上がる。小さい上下を繰返して思ったより時間が掛かって黒尾山に着く。
 冷水(ひやみず)山へも予想外に時間を喰うが、「昨日の今日だから、無事に登れたことを評価すべきだ」と満足し、南北両面が開けて風が通う一等三角点の山頂でゆったりと体を休める。
 短時間で黒尾山(13:20)を越え、安堵森へも予想外に早く着く(13:55)。以降は、只管林道を歩いて省力する。猿の群れと出会い、大きな白い尻を跳ね上げながら逃げるニホンジカを笑い、和田ノ森直下の林道が右へ折れる所で山道に上がって山頂を踏み、「怪我しないように、ゆっくり歩こう」と言い聞かせて小森集落への下降に移る。

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装備・携行品

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登った山

冷水山

冷水山

1,262m

安堵山

安堵山

1,184m

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最適日数
1泊2日
コースタイプ
縦走
歩行時間
11時間15分
難易度
★★★
コース定数
45
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