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日本千山 1330/1357

沢を詰めてドウノ天井( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

東河内谷(8:50)二俣(765m/9:45)明神山(11:00)登山口(1225m/12:20)P1292(12:50)ドウノ天井(13:05~30)~(14:25)ヒッチハイク(14:45)~ゲート(m/)~東河内谷(15:25)

コース

総距離
約17.6km
累積標高差
上り約1,235m
下り約1,235m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 ネットの、「揚水発電所の上池(川浦(かおれ)ダム)の工事に伴う道路から簡単に山頂に立った」と言う記録を当てにして出掛けると、上池への道路の分岐には堅固な金網柵が設置されて立入禁止になっている。
 関係者の車が次々と進入して行くのを眺めながら、「ドウノ天井に登る人は間違いなく存在する筈だから、何処かに登山道が在る筈だ」と必死に考え、ダム湖岸を一周する車道を上流へ走る。
東屋やトイレを整備した公園が現れ、遊歩道終点の東河内谷の川原に行き着く。「ここから沢を詰めて尾根へ上がり、明神山を越えてドウノ天井までは大した距離ではないし、困難でも無さそうだ」と登頂ルートに目途を付けて引返す(2013.7.13)。     

 30mの補助ザイルとシュリンゲ3本、ハーケン1枚をザックに詰め、ヘルメットを被って(何十年振りだろう!)ストックとアイスバイル(急な草付で威力を発揮する)を持って東河内谷の伏流水の川原へ下りて歩き始める。
 直ぐに三俣が現れ、右俣出合には明神滝へのひしゃげた鉄骨の道が引っ掛かっている。中俣を進んで右から出合う沢の滝を過ぎ(615m、9:07)、小滝2つを越えて3つ目を左の側壁から高巻いて行くと、奥の二俣(765m)に着く。
 上部にガレが広がる右俣に入って詰め、源頭の岩の上(825m)で一本立てる。ここから急だが笹の無い落葉樹の籔を漕いで直登する。頭上には針葉樹の生えた脆そうな岩峰が見え、「あれを登り下りして進むのは難しい」と心配しながら高度を上げる。
 岩峰基部の急斜面を進むと、想定した975m鞍部ではなく標高1,035mの明神山北西尾根の上に出てしまう(10:44)。石楠花の枝が錯綜する尾根を登って杉の老樹が茂るピークに出ると『明神山』の名板が目に入り、ドウノ天井と工事用道路の切土面が意外と近くに眺められる。
 山頂から少し行くと尾根がはっきりして、笹の中に明瞭な踏跡が現れる。鞍部を過ぎ、P1,114を越えた標高1,200m付近から尾根が太くなって踏跡がはっきりしなくなり、進路を塞ぐ幼木に難儀しながら登っていると、ぶち当たったり跳ねかえったりする枝からヘルメットが守ってくれる。
 舗装道路(1,255m)に飛び出すと『明神山』の道標があり、駐車ラインが引いてある。前方のピーク目指して車道を進み、1,275m鞍部の駐車ラインを見遣って東面まで下るが、登山口は現れない。
引返して途中の笹藪の斜面を登って尾根の反対側に薄い踏跡を見付け、少し下って登り返す。山頂に立ってほっと息を継ぐと、明らかにこちらより高いピークが後方に聳えている。「あれがドウ天で、ここはP1,292だ」と気付いてガックリする。
 鞍部まで引返すと左へ上がる階段が見え、ヤレヤレと登って本物の山頂を踏む(40分も無駄にした!)。展望図等があって往時の賑わいを偲ばせるが、今は登る人が稀な侘びしい山頂のようだ。
 籔を漕いで往路を引返す気力が失せ、車道を歩いて下山を目論み、1時間歩いた頃(14:25)運好くダンプカーに拾ってもらって下池まで降り(14:45)、ゲートから遊歩道を歩いて出発点に戻る。

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装備・携行品

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