行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
電車
この登山記録の行程
二上神社口駅(07:32)・・・天羽雷命神社(07:42)[休憩 3分]・・・二上山雄岳(08:41)・・・雌岳(08:58)・・・岩屋峠(09:10)・・・竹内峠(09:33)・・・平石峠(10:24)・・・岩橋山(11:25)・・・岩橋峠(11:43)・・・持尾辻(12:23)・・・山麓公園分岐(12:54)・・・北尾根分岐(13:27)・・・水越峠登山口(15:09)・・・泊地(16:33)[休憩 782分]・・・一ノ鳥居(06:27)・・・伏見峠(07:01)・・・久留野峠(07:37)・・・中葛城山(07:54)・・・高谷山標識点(08:14)・・・千早峠(08:50)[休憩 12分]・・・行者杉(10:04)・・・タンボ山(10:54)・・・西ノ行者堂(11:22)・・・山ノ神(12:10)・・・紀見峠(12:30)・・・紀見峠駅(13:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
夏山縦走の予行をかねて、大阪・奈良県境のダイヤモンドトレールを北から南へ向けて歩く。7ヶ月ぶりのテント泊装備は、食料一日分なのに実際より重く感じる。
わたしがダイトレを選ぶわけとは。
距離が長い割にエスケープルートが多い。六甲全山縦走路や京都一周トレールと比べて、人家の傍を通ることがほぼなく、山頂を回避すればそれほど人も多くないのでマイペースを保てる。重登山靴、大型ザック(のパッキング)、ストック等の使い心地や上り下りのペース配分など、長時間もくもくと歩くことで感覚を取り戻し、これから夏に向けて調整していく。この時期、花は少ないが虫もさほど多くなく、夜間は10℃まで下がって寒いほどだった。
【ルート解説】
近鉄二上神社口駅からますば二上山に登頂。万葉ノ森(駐車場)を経由すると大型車が通る路肩歩きが長くなるので、岩屋峠から竹内峠へと下って道路を横断する。
梅雨入り前なのに陽射しが強く暑い。竹内峠からしばらくは林道を、平石峠から岩橋山へと本格的に登りとなる。急階段の直前に複数のベンチが設けられた場所、ここは風が通り抜けて気持ちがいい。岩橋山・岩橋峠間は300段を越える、階段が多いことで知られるダイトレのなかでも最長の階段(今回は下り)。持尾辻から15分ほどの谷間にトイレ棟がある(中はビミョー)。
次の大登りとなる大和葛城山までは、割と平坦な林間が続きつい足早になる。オフシーズン休業中の白樺食堂の展望ベンチで休憩(トイレは開放)、つぎの激下りに備える。えぐれて歩きづらかった箇所も整備され、ツツジ園までの道もずいぶんよくなった。
水越峠に降り立つと500mほど大阪寄りには土日祝日のみバスが通っている。平日はさらに4km先の東水分バス停まで歩かねばならない。
一気に疲れが出るのが水越峠からの林道。地味に長いコンクリート坂を、この時間は直射日光を浴びながら歩くことになる。金剛の水で一息つくまで、頭を垂れ重い足取りでただただ我慢の区間。
金剛の水を補給し、さらに林道を進んで橋を渡ると金剛山への長い登りがはじまる。前半の急登は植林伐採中で登山道も荒れ気味。やがて勾配もゆるやかとなり、樹間から大和葛城山が見えるベンチで一息。相変わらずの階段も足に優しい。一ノ鳥居の前で左折して千早(ちはや)園地方面へ。なお、千早キャンプ場があるのは伏見峠で、千早峠はかなり離れた場所なので勘違いしやすい。また、千早赤坂村は財政面で金剛山ロープウェイと香楠荘の運営を断念した。
久留野峠から中葛城山へ百段少々の階段道、山頂標識から5分ほど下った所で奈良側の眺望が得られる。高谷山を経て千早峠に降り立つ。背の高い樹々に囲まれた清閑な千早峠は、ベンチもあり休憩に最適。山頂に二つの祠が祀られた神福(じんぷく)山は巻いて進み、行者杉の平坦な広場に着く。ここには小さな掘立小屋があり風雨を凌げる。
杉尾峠、タンボ山、西ノ行者堂とゆるゆる歩いて来て、右手に天見への下山道を見送ると最後の激下りが始まる。長い下り坂は疲れた足に堪えるが、道は平坦になってからも先が長いので山ノ神のベンチで小休止。やがてトイレ棟が見えれば紀見峠、岩湧山へとさらにトレールは続く。
南海紀見峠駅まで始めは車道を、林道に分岐する右手の標識を見逃さないよう。農道や民家の前を通り抜けて短いトンネルをくぐり、再び車道に出て橋を渡ると駅に到着。ああ長かった、おつかれさま!