行程・コース
この登山記録の行程
雨飾高原キャンプ場(03:38)・・・荒菅沢(05:15)・・・笹平分岐(06:17)・・・雨飾山(06:48)[休憩 47分]・・・笹平分岐(07:52)・・・荒菅沢(08:02)・・・雨飾高原キャンプ場(09:50)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
秋も深まる中、ヘッドランプの明かりを頼りに登山を開始しました。登山道の植物の葉には多量の結露が見られスパッツを装着しないとズボンや登山靴が濡れてしまいそうでした。
荒菅沢から笹平までの間は急登になります。振り返ると高妻山が南東方向に存在感のある山容を見せていました。布団菱を左に見ながら急登を登りきると、一面笹原の笹平に出ます。雨飾温泉への道を右に分けて最後の急登を登りきると山頂でした。
時々ガスが流れますが眺望はききました。北の方向には糸魚川市の海岸線が肉眼でも鮮明に確認できました。西の方向には白馬岳をはじめ北アルプスの主稜線が雲の上から顔を出していました。貸し切り状態の山頂からの眺望を充分に堪能して朝食をとりました。
暫くすると軽快な足取りで山頂に登ってきた女性登山者がありました。挨拶を交わすとフルネームを名乗り登山ガイドをしているとのことでした。首にはオリンパスのアンティークなフィルムカメラがかかっていました。初対面の女性から突然フルネームを告げられ戸惑いましたが、今にして思えば名刺代わりの挨拶だったのではと思っています。女性は直ぐに下山しましたが、私はゆっくりと眺望を楽しんでから日本海に降りて新鮮な魚介類を食べに行く計画を立てました。
山頂から笹平に降り、腰丈以上もある笹薮の登山道を戻ります。登山道には随所に泥濘ができていて、笹薮を分けながら進むと泥濘の中にカメラのレンズキャップが落ちていました。拾い上げるとオリンパスのフィルター付きのレンズキャップでした。先ほどの女性が落としていったものとすぐにわかりました。しかしこの時点で先ほど聞いた女性の名前を失念していました。
紆余曲折の末、この遺失物は山岳雑誌の編集部の労を経て無事に所有者の元に届いたそうです。











