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無道二千m峰33/126/768

高薙山( 関東)

パーティ: 1人 (1357 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

門森沢西沢右俣出合(9:00)二俣(1,620m/9:40)F3(1,730m/10:00)稜線(2,150m/11:30)高薙山(11:35~12:00)川原(1,485m/13:45)出合(14:05)

コース

総距離
約3.8km
累積標高差
上り約768m
下り約773m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 奥日光の金精峠から奥鬼怒温泉郷へは二千m峰の温泉ヶ岳と根名草山を擁する尾根が走っているが、この尾根から東側に分岐する尾根には同じく二千m峰の於呂倶羅山が在り、その先は山王帽子山を経て太郎山へと通じ、日光連山の盟主男体山から女峰山を経て霧降高原まで延びている。
 高薙山は、この二つの尾根に挟まれて位置する離れ山で、登山道が無くて登り難いが、光徳牧場と川俣温泉を結ぶ奥鬼怒林道が鬼怒川の支流門森沢を渡る地点から沢を詰めれば頂上に立てそうである。
 山王峠を越えて『奥鬼怒林道完成記念碑』の広場に立ち、高薙山を真正面から眺めて登路を偵察する。門森沢の2本の源流のうち、びっしりと樹に覆われている左俣は、頂上直下の急斜面も木を頼りにして攀じ登る事が出来そうだ。
 出合手前のカーブに車を止めて身支度をし、堰堤の上で川原に降りて遡行を開始する。温泉の湧く枝沢を左岸に見送ると5つ目の堰堤の上は広い川原で、急折して右の沢に入ると両岸が迫って幅1mそこそこの廊下となる。大きな滝が隠れていそうで心配しながら前進するが、脆い地層は侵蝕が進んで小滝を抱えているに過ぎず、無事に通過する。
 傾斜が増し、木々の紅葉が始まって沢が明るくなる。10m程の横向きのスダレ滝は奥のルンゼを詰めて抜ける。水が細り、大岩と土と落葉の沢床をぐいぐいと登って高度を稼ぎ、軟らかい落葉の斜面を詰めて小尾根に出ると間も無く頂上に着く。
 山頂を覆う潅木の間に立って写真に納まり、食事を取って一休みする。山頂付近には朧げな踏跡が付いているが、ほとんど人気は無く、小柄な山名板が訪れる人の稀な高薙山に似つかわしい。
 沢の下降は困難なので、山頂から東に派生している尾根に入り、細い尾根の両側に獣道を探しながら歪性の手強い針葉樹の藪を漕ぎ、南東に分岐している尾根を下り1,490mで川原に降りる。

 川俣温泉へ向かい、夫婦淵温泉まで足を延ばして、次に登る予定の孫兵衛山へのアプローチとなる林道の状態を偵察する。駐車場から先へ進んで加仁湯への登山道を分けると、砂利道の浸食が激しくなって車を先へ走らせるのが躊躇われる。結局、車は使えず、黒澤沿いの林道を1時間は歩かなければならない様だ。道路沿いの雑木林には山葡萄が多い。

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フォトギャラリー:2枚

装備・携行品

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