• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

百名山56座目 鳥海山

鳥海山 滝ノ小屋登山口( 東北)

パーティ: 1人 (バンブルビー さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

曇り後晴れ

利用した登山口

滝ノ小屋登山口  

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

滝ノ小屋登山口(04:03)・・・滝ノ小屋(04:20)・・・河原宿小屋(05:21)・・・伏拝岳(07:18)・・・頂上参篭所(御室小屋)(08:01)・・・新山(08:29)[休憩 13分]・・・頂上参篭所(御室小屋)(08:52)・・・七高山(09:15)・・・伏拝岳(09:37)・・・河原宿小屋(10:35)・・・滝ノ小屋(11:06)・・・滝ノ小屋登山口(11:33)

コース

総距離
約11.0km
累積標高差
上り約1,192m
下り約1,114m
コースタイム
標準7時間59
自己6時間50
倍率0.86

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 憧れの心字雪渓を経由して新山に至る滝ノ小屋登山口からの鳥海山登頂に挑みました。登山口からは石畳のように整備された登山道を進みすぐに滝ノ小屋に到着しました。その先は増水した沢に何本ものアルミ製のブリッジが渡されていた場所や、小石に足を乗せて渡渉を繰り返しました。

 30分ほどで湯の台口への分岐に着き、八丁坂の登りとなりました。全国津々浦々に八丁坂と呼称される登山道は数え切れないほどあるでしょうが、ここの八丁坂は勾配もそれほどきつくなく、石段のように登山道が整備されていました。ほどなくして百花繚乱のお花畑が一面に広がり足取りも軽くなりました。

 八丁坂を登り終えて暫く進むと七合目の河原宿に着き、そこから先は本コースの最大の難所=心字雪渓が待ち構えていました。滝ノ小屋登山口では夜明け前は満天の星空でしたが、雲が広がり雪渓の上には冷気によるガスが発生していて視界が不良でした。軽アイゼンを装着して登山道が消えた先から雪渓を登り始めました。数百メートル程登ると雪渓右岸の草付の石に目印の黄色いペイントが見えてきたので登山道に復帰しましたが、すぐにその先で登山道は消失していました。視界不良の中で少々不安になりましたが、一本のロープが雪渓を横断するかのように伸びていました。このロープを辿ると雪渓左岸の登山道に到達することができました。この登山道を進むともう一つの小雪渓に出ましたが、同様にロープが横断していたので迷うことはありませんでした。

 雪渓を登り終え、最後のアザミ坂の急登を登りきると伏拝岳の稜線に出ました。鉾立、大平、一ノ滝等の各登山口からの分岐でもあります。ここから先は稜線上のなだらかな登山道になり30分程で大物忌神社と新山へ下る分岐となります。

 鎖のある急な下りを慎重に降りると再び雪渓が待ち構えていました。心字雪渓同様に登山道を示すロープが張られていましたが距離は長くありません。アイゼンを装着して神社方面には向かわず直接新山方向に登りました。途中から雪渓の上の溶岩に白ペンキのマークが見えてきたので、アイゼンを外して登山道に復帰しました。大きな溶岩の上のペンキを目で追いながら飛び越えて、やっとの思いで山頂に到着しました。到着後間もなくガスに覆われていた山頂に青空が見えてきました。何と幸運なことでしょう。久々に山頂でゆっくりと休憩することができました。

 新山を下山後は七高山に立ち寄り、青空が広がった心字雪渓では上部から河原宿まで一気に駆け下りました。東北を代表する百名山を存分に堪能した山旅となりました。


続きを読む

フォトギャラリー:22枚

すべての写真を見る

装備・携行品

登った山

鳥海山

鳥海山

2,236m

関連する登山記録

よく似たコース

鳥海山 山形県

鳥海山麓ミニハイキング。豊かな清流と森に包まれた高瀬峡の大滝へ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
1時間40分
難易度
コース定数
5
鳥海山 山形県

鳥海山南麓のブナ帯にある二ノ滝渓谷に涼を求めて 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
1時間40分
難易度
コース定数
6
鳥海山 山形県

鉾立から扇子森と鳥海湖をめぐり、鳥海山の花々と雄大な風景を愉しむ 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
5時間17分
難易度
コース定数
20
登山計画を立てる