行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
バス
その他:
秩父鉄道「皆野駅」を出て正面十字路を左へ。そのすぐ先の五叉路の手前側に皆野町営バス乗り場があり、そこから日野沢線の便に乗り「秩父華厳の滝バス停」下車。
この登山記録の行程
秩父華厳前バス停(09:30)・・・大前集落(10:00)・・・大前山(10:38)・・・札立峠(11:05)・・・破風山(11:18)[休憩 50分]・・・高橋沢コース分岐(12:16)・・・桜ヶ谷(12:33)・・・椋宮橋(13:05)・・・高橋沢登山口・・・破風山登山口駐車場(13:24)・・・皆野駅(13:36)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
当日の山行ビデオです。
https://www.youtube.com/watch?v=6-40lCLylXA&t=1014s
今日は、久しぶりに埼玉県は秩父の方までお出かけしてきました。皆野町にある皆野アルプスを歩き、標高626.5mの破風山(はっぷさん)を訪れました。バス移動で秩父華厳の滝側から入山し、登頂後は南斜面側の桜ヶ谷を下りて皆野駅まで歩きゴールです。
昨晩までどこ行こうかウダウダ迷っていましたが、いつだかようつべの動画で、いつもチェックしている人が破風山の動画を挙げているのを思い出しました。山頂からの景色が飛びぬけて素晴らしく、今日の予報も快晴となっていたのでこれは行く流れだと思い、思い切ってここに決めました。
早朝から西武池袋線に乗るのは2年ぶり。ダイヤ改正のためか、山手線を下りて西武線に乗り換えるまでの時間猶予が少しタイトに感じました。山手線を下りてからの時間猶予は9分のみ。しかもうっかり乗換に遠い改札口から出てしまい、大回りに。発車1分前に滑り込みセーフでした。
これは全くの余談ですが、最近、自分が登山で使う電車、始発近い便でも以前より乗客が多くなっている気がしました。
途中の吾野辺りの素晴らしい山なみを眺めつつ、無事に西武秩父駅まで到着。7時25分。お隣の御花畑駅で乗り換え。7時46分、乗車~
8時ちょうど、皆野駅到着。ここからすぐ近くのバス停に移動します。
広いバス乗り場です。早く来すぎましたw 8時48分の日野沢線の便を待ちます。ボケーっと待っていたら、年配のハイカーグループがやってきて金沢線に乗っていかれました。
観光案内所に地図があったので頂いてきました。一応いつも通り国土地理院の地図を持参しているので、山行中はそっちを見ようと思います (それがその後の混乱を招くとも知らずに...w) バスで揺られている間、地図を見ながら現在地を追っかけて遊びました^^
(バスに乗ってしばらくすると車道が細くなりました。車1台分の幅しかないところも出てきて、雰囲気的には八王子の陣馬街道っぽさがありました)
9時10分、目的の「秩父華厳前バス停」で下車。事前の情報で、滝が素晴らしいという話を聞いていたので、入山前にまずそちらへ。本来は入山も駅から徒歩の南斜面の予定でしたが、SNSのフォロワーさんに直前に教えてもらうことが出来、運よく計画が変更できました^^
車道から5分と歩かずに、滝が出現♪天気の良さと相まって、緑がめちゃ輝いています。水もきれいで、もう登らなくていいやというきもt(マテw
じっくり堪能した後は、いざ入山口へ。バス停から少し道を戻ったところにあります。 ココ、地理院地図には道が途中までしか引かれてないです。バスに乗る前に観光案内所でもらった地図をチラ見したところ、おおよそのラインは把握できました。
序盤は北斜面の暗く静か中を上がっていきます。そしてやはりというか沢筋を歩いている時の読図は何度練習しても慣れない...いつも同じようなパターンで引っかかってしまう (´-ω-`)
図中(※1)の赤線三本が実地ではどれも同じように見えてしまっていました。それで位置の見立てでミス。
なので失敗をした後ながら作戦変更。まず登山道を歩きつつ、明らかにはっきりとした筋が、進行方向に対して右手に枝分かれして離れていくのを確認したらそれを緑線と見做します(※2)。同時に、反対側の赤線は2筋がぶつかっているところはわずかでもコブを形成しているハズで実際にそうなっている箇所を発見。
そのコブがどの方角に見えるかをコンパスをかざして確認。それを地図に落とし込めば翻って現在地の把握となります。それが証拠に、すぐに向かって右手尾根の脇腹をググっと上がっていく局面に移ったのでここにきてようやく修正完了となりました。
間もなく傾斜のなだらかな、間延びした地形に到着です。ここからは西を見続けて針路を取り、ひらけたところに上がったらそこが大前という集落です。 これは蛇足ですが、地図で初めて大前を見た時、赤線のような等高線の形を見てうっかり尾根上か?と見間違いしましたw(※3)
そして集落に出るところの写真がコチラ(※4)。矢印2方向に道が伸びています。特に道標もないので、地図で確認します。
その結果、↑写真の正面方向が西向きで行きたい方向と判明したのでそちらへ行きます。そしてその先地形図に道の記載がありませんが、観光協会地図では図中下の赤丸部分のタワ部にアプローチすると書かれてるのを確認しています。
その先ゆるい坂道を進んだところに道標ありました。そしてそのすぐ先では素晴らしい見晴らしが (*^^*)
その先で分岐が。写真には写ってないですが右手側に登り傾斜があります。事前の確認でタワ部を目指すと確認してたので、ここは右方向と思われるのでそっちへ行きます(※5)。 因みに、参照する地図を観光協会のそれにスイッチすることは何故か考えていませんでしたw
そして尾根に乗り上げたところもちゃんとタワ部でした。(※6)
その先尾根筋を伝って歩きますが結構な痩せ尾根で、危なくはないですが灌木が歩く中で脚に擦れる感じです。なんか、奥多摩のマイナールートと同じような趣でした。ちなみに、前後で誰とも会っていません。とても静かなコースです。
その先すぐに、小さなピークに到着し、そこが天狗山です(※7)。 \(^o^)/眺めサイコー!
破風山に行く途中ですらいい眺めなので、この先も期待できそうです♪
再度地図とコンパスで向かう先を確認し、ピークを下降していきます。ココ、イメージ的には青梅で岩茸石山から棒ノ嶺へ続く稜線に入っていくところのような急傾斜です。 (例えが多摩界隈ばかりですみません(^_^;))
穏やかな平坦な道をのんびり歩いた先に、早速鎖の登場♪フォロワーさんから鎖場あると教えてもらい、ルート選択は大正解★ こういうアスレチックな要素があるととても楽しいです^^
そして岩を越えたところには大パノラマが! うおおおおおおおおお! サイコだぜ―――!
╭( ・ㅂ・)و̑ グッ
秩父の町が一望です。 そして振り返ると、先ほどいた天狗山も。
そこから先はアップダウンをゆるく繰り返しながら、そして時々見晴らしのいい場所に出たりして進んでいきます。鎖も時々出てきて楽しいです。
楽しみながらあるいているといつのまにやら札立峠まで到着です。一点書き忘れていましたが、峠手前のピークを越えた先、尾根正面を岩が阻んでいるところがあり、向かって左手に迂回するんですが、ここまで心細いのは見たことないっていうくらいの細さでした(^o^;) 慎重に、必ず、最低でもどちらかの手は岩や樹を掴んでいるように心がけながら通過しました。(※8)
話を戻しまして...札立峠を過ぎれば破風山まではもうすぐ。巻き道との分岐を越えたら、その先のピークが頂上です。ここからようやく?向かいから来る人とすれ違いました。やはり、あまり歩かれないルートなんでしょうか。
ゆっくりと最後のひと上り。。。するとパッと景色が開け、目の前には大パノラマが広がっていました!
うおおおおおおお!SUGEEEEEEEE!
\(^O^)/
よく見てみると、彼方には両神山が... (*´Д`)ハァハァ いつかは両神山も訪れたいです♪ 横に見える鬼の角のようなものが二子山でしょうか?頂上についた時にちょうど男性が一人いらっしゃいまして、「素晴らしい景色ですね!」とお互いに眼前の景色をこの快晴の下で十二分に堪能させてもらいました。 (*^^*) 今日は大勝利ですw
ひとしきり堪能できたら、北東側へと下ります。 因みに山頂へは11時20分ごろ到着し、10分後に下り始めました。すこし行ったところに、東屋があります。これも事前に把握していました。ここで昼食にします。 が、、、 まさかの箸を忘れるという失態。
今日は弁当持参。おにぎり2個とみそ汁と、そのみそ汁に入れるお餅という構成。が、箸を忘れたのでお持ちの取り扱いに難儀することに...そこでまずは普通にみそ汁を飲み、そのあと改めて餅を煮る。そしたら煮立てに使ったお湯はペットボトルに戻して餅を少し冷ます。そこで、おにぎりを包んでいたラップを手袋代わりとして掴んで食べるという何とも面倒くさい展開に。持ってきたものが無駄にならずに済んだので結果オーライw
食事をしていると12時の防災無線が遠くから聞こえてきました。曲は野ばらでした。それにかぶさるようにもうひとつ聞こえましたがよくは分からず。
この時間、5人6人と頂上へと上がっていきました。私が来るときすれ違い少なかったのは、時間が早すぎたからかな??
食事が済んだら、桜ヶ谷へ向けて降りていきます。 そしてここから、自身の読図の未熟ぶりを露呈する展開が待っていました。東屋のある尾根筋からスイッチバック気味に斜面に移り、そのあとは破風山頂上から南に延びる尾根を目指します。その際、途中の現在地確認として赤丸部分の支尾根またぎを見ていました。(※9)
が、いくら歩いてもそれらしい場所は出てこず、分岐ポイントを迎えました。最初は、ここがそうかなと思いましたが、その尾根にコンパスをかざしてみると、なんと南向きでした。もし予定していた支尾根なら、東を向いているハズです。。。
冷静に考え直すと、その時点で写真の赤丸部分まで来ているという事が判明(※10)。尾根の細さなども考慮してまずここで間違いなさそうでした。そして支尾根またぎがないとすると、そのずっと上の方を歩いているとしか考えられません。ひっくるめて、図の赤線のような足取りということが言えそうです。
そもそも、東屋の位置をちゃんと把握していなかったこと、道の移り方が地図上の道の線と合致したことで単純にそこだと決めつけてしまったことが敗因です。 自分でも戒めにしている、道を見ずにあくまで周辺地形から判断することを理想としているのにこの有様、大いに反省ですorz
気を取り直して南へ下っていきます。そして今更ですが、このコース、地理院地図には道が記載ないですね (^^; 自治体の境界を表す二点鎖線しかありません。そして途中で向かって左へ降りて、林道に合流します。
そしてその先の果樹園?でちょっと判断に迷う分岐が(※11)。道標がないので、さてどっちかな?と考えます。まず正面は尾根をそのまま南へ降りていきます。地図を見ると、そっちは桜ヶ谷から離れていくので、除外です。では左があっているか?という点を確認します。
その左に入っていったところの様子です(※12)。この写真のなかだけでも大きな特徴が拾えました♪
普通、尾根筋を離れて脇の斜面に入っていくと、お椀の内側のようにえぐれた面を湾曲に従って歩きますが、ここはえぐれもなくのっぺりとしたただの斜面になっています。これは尾根の横としては結構な特徴です。 地図で言うと赤丸部分と見立てました。というより合致する地形がここ以外にありません。(※13)
加えて進行方向が東で、行きたい方へ続いているのでそっちに進路を取ります。その先すぐに狙い通り林道に出ました。眺めもバッチリです♪
あとは車道にそって歩き、最後は県道37号線にでて道なりに皆野駅まで戻ります。集落の高台は、所々で眺めが素晴らしく、最後まで眼福でした。 (*´ω`*)
蛇足ですが、カマキリさんがいましたw日陰に逃げないと熱かろうに(^_^;)
実際に歩いてみて、やはり平野部の存在で、駅までの道のりが長く感じられました(個人的にはこういう区間も好きなので問題なしです)。普段の奥多摩は急峻な地形なので下車即入山というパターンがとても多いですね。
駅に向かうところの皆野橋が工事中で歩行者のみとなっていました。
そうして13時40分、無事に皆野駅に戻ってきて、本日の行程が終了★ ゴーール^^
休憩含め、4時間程度の行程でした。今回は天気も良く、癒しを求めての山行を狙っていましたがその期待に違わない眺めを随所で堪能できました。 最後、西武秩父駅まで戻る電車を待つ間、現実に戻るの嫌でしたw
ここ最近は、メインの奥多摩以外にも足を延ばして見聞を広めようと思っています。翻って奥多摩の良さも見えてくると思うので。その意味でも、今回は実りの多い山行でした。 帰りは特急でリッチに移動ですw 今回はこんな感じです(^o^)
-お終い-
フォトギャラリー:66枚
※1
※2
※3
※4 集落に到着です。
※5
※6
※7
※8 本日のヒエッ案件。
※9
※10
※11 道が二手に分かれていました。
※12 微妙に不案内なところがあります。
※13
飯能を過ぎたらこの山の景色。
西武秩父駅下車。早朝の空気は気持ちいですね。
秩父鉄道「御花畑」駅。
皆野駅到着。
皆野町営バス停
目の前の観光協会から地図をゲット。
バスは小型の車輛。日野沢線に乗ります。
バス下車後、真直ぐ滝を見に。
清涼感マシマシです^^
気持ちのいいスポット★
正に癒し。
入山口。
入口。なんか裏高尾っぽさあります(個人の感想w)
大前集落到着。地図で進行方向を確認します^^
道標が出てきました。
ここでも既にいい眺めです。浅間嶺っぽさあります。
分岐がありました。
タワ部で尾根に乗り上げました。
見晴らし良好♪
天狗山到着です。
大前山へ向けて急な下りを行きます。
絶景!
振り返れば天狗山。
ひっそり感w
ちょいちょい鎖場が登場です。
親切な解説版。
札立峠。
破風山頂上!
絶景!
絶景!
東屋。ここで昼食をとります。
東屋のところの道標に従って桜ヶ谷へ。
林道に出ました。
無人販売もあるんですね。
眺め良好★
陽射しに焼かれるカマキリさん。
皆野橋が工事中でした。
皆野駅に戻ってきました。
炭酸シュワーで幸せ。
皆野駅で電車待ち。
秩父に来たら是非食べたい。味噌ポテト。
特急♪
贅沢に特急ラビューで帰京。
装備・携行品
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