行程・コース
天候
晴後曇。眺望やや不良。稜線は体感10m前後の冷たい西風。気温駐車場零下9℃~零下1℃。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
中央道勝沼ICを出て、国道20号線(甲州街道)を東京方面へ進み、景徳院入口から県道218号線へ入り、上日川峠駐車場を目指す。嵯峨野温泉付近から先は積雪・凍結在り。冬用タイヤを履き、スピード控えめ。塩山青梅街道裂石方面からのゲートは既に閉鎖中。マイカーは、丸川峠分岐駐車場(無料)が利用でき、ゲートから歩いて上日川峠へ行く(コースタイム1時間45分)。または丸川峠を経由して大菩薩嶺へ向かう。利用できるバスは冬季運休中。
この登山記録の行程
自宅5:16⇒勝沼IC⇒国道20号⇒甲斐大和駅登山届⇒景徳院入口信号左折し県道218号へ⇒7:25上日川峠第二駐車場。冬季用トイレ有7:50・・・8:16唐松尾根分岐・福ちゃん荘・公衆トイレ8:25・・・9:55雷岩10:07・・・10:15大菩薩嶺10:24・・・10:30雷岩・・・賽の河原避難小屋・・・11:03親不知ノ頭11:06・・・11:25大菩薩峠・公衆トイレ11:30・・・12:05唐松尾根分岐・福ちゃん荘(昼食・コーヒータイム)12:55・・・13:13上日川峠第二駐車場(車内でおやつ・コーヒータイム)13:45⇒県道218号⇒国道20号⇒勝沼IC⇒16:00自宅。
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
初登山は、大菩薩と決めて、富士山と南アルプスの山々の眺望を楽しみながら、チェーンスパイクで雪道をサクサクと歩きたいと考えて計画を立てました。天気予報は晴れ、最低気温2,000m付近零下9℃、北西風で風速8m。視界はA(良い)との情報を聞き、眺望は良好と思い、小躍りしました。
富士山は、雄姿を見せていましたが、しかし、南アルプスの峰々は、朝も昼も雲の中に隠れてしまって、大変残念でした。
7時50分駐車場を出発し入山しました。滑り止め対策が必要です。車には冬用タイヤ。登山者には、チェーン・スパイク。着脱が簡単で、使い勝手が良いです。私は、唐松尾根分岐で、今シーズン初となるチェーンスパイクを履きました。登山道は、標高が高くなるに従い、積雪箇所と積雪量が多くなりました。もちろん、融雪して、ぬかるんだ場所や乾燥した場所もありました。唐松尾根は、急登が連続し、時々立ち止まって深呼吸をしました。振り返ると、富士山が良く見えて、私の背中を押してくれているように感じました。コースタイムは、福ちゃん荘から雷岩まで1時間10分。私は、1時間30分かかりました。
雷岩上部が最高の眺望場所ですが、寒風が大変強く、眺望を楽しんだり、食事・おやつをいただいたりする余裕は全くありませんでした。登山者は、数枚撮影すると、足早に大菩薩嶺へ向かって歩き出していました。風速と気温は、気象予報通りで、ここに留まることはできませんでした。
大菩薩嶺は、樹木に囲まれていて、展望はありませんが、静かな場所でした。また、雷岩に引き返して、稜線を歩いて、大菩薩峠方面へ下って行きました。岩場の一部を除き、積雪がありました。雪が氷になっている箇所もありました。チェーン・スパイクが効いて、安全に歩くことができました。避難小屋で昼食を摂ることを考えたのですが、ドアがなく、常時開放状態になっていて、寒風が入り込んでいましたので、見合わせました。
大菩薩峠に在る介山荘に入り、温かい物を食べたいと思いましたが、休業していました。ロッヂ長兵衛と福ちゃん荘も同様。大菩薩峠から旧富士見山荘までは、登山道が圧雪されていて、大変すべりやすい状態でした。ここでもチェーンスパイクが威力を発揮して、サクサクと、小気味よく、安定して歩くことができました。
昼食を摂る場所がなく、車内は味気ないので、福ちゃん荘前のベンチを借用しました。先にレーズンパンを食べ、カップヌードルに水筒に入れて来た熱湯を注ぐと麺が柔らかくなりました。しかし、残った、冷め切った汁の始末に困りました。結局、飲み干してしまうと、塩分や香辛料のために、喉が渇き、コーヒーとお茶をたくさん飲んでしまいました。
13時13分、無事に駐車場に戻ることができ、ほっとしました。残りのパンとバナナ、煎餅を食べて、小腹を満たし、熱々のコーヒーを飲みました。
復路も、安全運転を心掛けて、ハンドルを握り、渋滞することなく、16時頃帰宅することができました。
本日は総距離約7,2㎞。累積標高差上りも下りも506m。歩数は17,624歩となりました。次回は、冬季閉鎖が解かれる4月15日(土)以降に、また訪れたいと考えています。
※私は、いつも大菩薩の最新の状況収集(天気・気温・積雪量等)に当たり、「ロッヂ長兵衛」のホームページを参考にしています。ヤマケイオンラインのホームページに在る「山のデータブック」をクリックして、「宿泊施設」に「ロッヂ長兵衛」と入力して、「Twitter・・・こちらから」をクリックすると読むことができます。
1月7日、「現在12時25分気温0度晴れ積雪1センチ程度。穏やかな日ですね。午前中地元の正月行事に参加していたのでこれからの営業です。
昨夜雪が降ったみたいでところどころ白くなっています。気をつけてお越しください。」
12/30「午前7時現在気温はマイナス7℃。積雪2cm程度。車道も登山道も滑り止めが必要。」
フォトギャラリー:34枚
雪道をゆっくりと走って登山口がある上日川峠に無事に到着。ロッヂ長兵衛の脇の林道に入って登山開始。
案内図。
標準コースタイム。
福ちゃん荘に到着。今日は休業日のようだ。
前庭からは、これから歩く稜線が見える。
雷岩まで標高差は約300m。唐松尾根は急登なので、チェーンスパイクを履いて出発。
これから進む唐松尾根分岐に在る案内図。
雪化粧した富士山の絶景。これを見るために毎年来ている。
富士山の左前は三ッ峠山。右前は御坂山。その右は御坂黒岳。時計回りに山座同定してみる。
左は十二ヶ岳。中央やや右は毛無山。その左は王岳。
白根三山(農鳥岳・間ノ岳・北岳)方面。
鳳凰三山・仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳・鋸岳方面。
私が高度を上げるごとに見え方が少しずつ変わっていく。
雷岩手前の岩場から撮影。左は熊沢山、右は小金沢山。
右奥の黒い岩が雷岩。もうすぐだ。
雷岩にやっと到着。風が強いようだ。雪煙が舞い上がっている。
ズーム
左手前は小金沢山。富士山の左は三ッ峠山で、右後ろは、越前岳さらに左は位牌岳。
右前には大菩薩湖。
雷岩から大菩薩嶺へ向かう登山道は雪道だ。
雷岩から約8分で大菩薩嶺に到着。周囲は樹木に囲まれている。
直進してしまうと丸川峠へ行ってしまうので、引き返す。冬季は唐松尾根を下ることは難しいので、大菩薩峠から下った方がお勧め。
稜線は風が大変強い。雲の流れが速い。
吹き溜まりの雪の深さは15cmほどもある。
左は妙見ノ頭。中央奥は熊沢山る右は小金沢山。
親不知ノ頭標識付近から富士山。
大菩薩峠手前から奥多摩方面を撮影。中央やや左は鷹ノ巣山。右へ御前山・大岳山・三頭山。
左端には雲取山。右は鷹ノ巣山。
左は御前山と大岳山。右は三頭山。
大菩薩峠に到着。介山荘も本日は休業しているようだ。
お馴染みの映像。大菩薩峠。




