• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

御正体山 道坂隧道~山頂~御正橋 あとはロード

御正体山( 関東)

パーティ: 1人 (chall 24 さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 道の駅に駐車。唐沢バス停から乗車、道坂隧道で下車。詳細は本文

この登山記録の行程

7:15 道坂隧道バス停 8:25 岩下の丸 9:20 白井平分岐 10:10 御正体山山頂(10分休憩) 10:58 白井平分岐 12:20 御正橋 <R413ロード歩き> 13:07 道の駅どうし着

コース

総距離
約13.5km
累積標高差
上り約934m
下り約1,242m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

前回の「伊豆三山」より少しハードルを上げて御正体山に登ることにした。
山頂(標高1681m)から下ること御正橋までおよそ800m。
一気に下りていくコースとした。

懸念は、右膝。
登りは何ともないが、下山になると痛みが出るので、しばらく控えめにしていたが、
もう大丈夫か、調子をみるという目的があった。

下山を始めるとやっぱり、痛みが出てきたが、
いろいろと足の着き方を試すうちに発見。

逆「ハ」の字のように(つまりスケートのように)足を出して下りると
あまり痛みは生ぜず「イケる」ことが分かった。
ともかく、未だ無理はできない。


以下、山行の様子。

〇アクセスについて
 御正体山に登る場合、2つ考えられた。
 一つは富士急行「都留市駅」からクルマ(バスorタクシー)で登山口に行く方法。
 もう一つは、マイカーだ。

 前者は、山行開始時刻が遅くなってしまうので却下。
 後者の問題は、どこに駐車するかだ。

 実は、昨年のこと。
 この山に登ろうとしてマイカーで道坂隧道バス停までやってきたが、
 周辺に駐車ができなくて山行そのものを中止してしまったのだった。

 2019年版の「山と高原地図」にPのマークがあったのだ。
 ところが、
 トンネル手前はロープが張ってあり、ダメ。
 トンネルを抜けると工事が入っていて駐車はアウトの空気感。
 気力ももう失せてしまった。

 そんなわけで麓の「道の駅どうし」に駐車させてもらうことにし、
 近くのバス停(唐沢 7:11発)まで歩いて乗車。
 道坂隧道で下車する方法となった。
 
 尚、「道の駅どうし」の管理担当さんにメールにてお尋ねしたところ、
 隅の方で、ということで了解をいただけた。
 
 全く施設利用しないのは申し訳ないので、
 山行後にソフトクリーム(390円)を注文した。

 帰宅して調べると、別ルートで登る方法があった。
 「池の平」に駐車して登るのだが、道路は冬季閉鎖である。

〇コース状況、ほか

 道坂バス停から登り始め、15分で稜線に出た。
 この地点の標高がおよそ1000mだから山頂まで680mを登って行くことになる。

 大山(神奈川県)をケーブルを使わないで登ると標高差は946mだから
 この標高差の行程は、だいぶ楽ちんなのだが、
 「白井平分岐(標高1350m)」からの急登50分はキツク、休み休みだった。

 頂上を目指しながら頭を過(よぎ)ったのは下山のコースだ。
 御正体山から北上し、三輪神社がある御正体入口バス停へ行き、
 14:07発、月夜野方面行きに乗って「唐沢」で降りるという周回ルートだ。
 これが、オモシロそうに思えてきた。
  
 10時半に登頂できたとして、バス停までフツーに歩いて2時間半。
 バス乗車には十分間に合うが、気になるのが膝の痛みの発生だ。

 歩行に支障をきたした場合は、
 乗車できないばかりか、徒歩で道坂峠越えをしてクルマまで戻らなければならない。
 その距離は12.8Kmで3時間近くを要する。

 こりゃ賭け、だ。
 で、そもそもの目的を思い起こし、予定通りロード歩きにした。

 山頂から白井平分岐まで引き返し、御正橋へと下降していく。
 それから、R413のロード3.6Kmを道の駅まで歩いた。 

〇御正体山について

 山行を山道をゴールまで歩く単なる身体運動と捉えていないので、
 少々お勉強をするのがMy作法だ。

 かつて皇太子殿下(現徳仁天皇)が登頂されたこの御正体山。
 どんな山なのか。

 都留市観光協会HPによると、神道、仏教双方のゆかりの地だという。
 道志山塊でもっとも高い山で、山体そのものが礼拝の対象となっているのだそう。

 江戸時代中期、妙心法師がこの地を修行の場所と決める。
 信者を広めるが、1815年38歳の時にお堂に籠り、食を断って入滅。
 かような歴史があった。

 徳仁親王が登られたのは、池の平からその上人堂跡を経由するコースらしい。
 上人が興したこの宗教活動は明治政府の「修験宗廃止令」により衰退する。

 検索にヒットした研究論文によると、
 明治政府は仏教宗派を統合せんと修験宗を廃止し、
 修験の所属を真言と天台に切替えたようだ。 

 妙心上人の即身仏は生国岐阜県の横蔵寺に安置されてる。

 もうひとつ。

 登山口に設置されていた「恩賜林です」という立札。
 これについては、以前調べた。
 興味のある方は、こちらを参照。
 https://ri-sen.com/onshirin/

〇その他
 山行でいつも悩むのが服装だ。
 この日、天気予報は気温がぐっと上がり、暑くなるというが、
 1600mを越える標高だから一応、長袖ジャケットと防風ウェアを持って行った。

 早朝6時台の道の駅の気温は5℃以下だった。
 フリースを持ってくればよかったかな、と思ったが
 それからぐんぐんと気温が上昇し、結果オーライとなった。

※ 毎回、長々と書いてしまいます。
  お役に立つことがありましたら幸いです。
  

続きを読む

フォトギャラリー:15枚

すべての写真を見る

装備・携行品

登った山

御正体山

御正体山

1,681m

よく似たコース

御正体山 山梨県

伝説を秘めた道志山塊最高峰

最適日数
日帰り
コースタイプ
縦走
歩行時間
5時間20分
難易度
★★
コース定数
27
登山計画を立てる