行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
浦佐毘沙門堂駐車場8:25*****高山10:05(休憩15分)10:20*****駐車場11:45
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
南魚沼市の高山(こうざん)は新幹線の駅もあるJR浦佐駅前の標高500mほどの裏山です。
長岡での仕事が入ったので前日に魚沼の里山を少し歩こうかなと思い、カタクリで有名な坂戸山でもと思い調べてみるとすでにカタクリは見頃過ぎ。
それならば以前何かの記事で見かけたオオイワカガミが咲く高山が思い浮かぶ。
少し咲く時期には早いかなと思ったが今年はどの花も1週間以上咲くのが早いので登ってみる事に。
まずは日本三大奇祭でもある裸押合大祭で有名な毘沙門堂から登り始めるがすぐにイカリソウ、ネコノメソウ、コハコベ、タチツボスミレ、オオバキスミレ、そしてカタクリの小さな群生が足元に。
登山道の見晴らしも良く、目の前に残雪の越後駒ヶ岳、八海山そして金城山、巻機山が見え、中腹からはミネザクラ、ショウジョウバカマ、タムシバがポツリポツリと咲き、岩陰にはオオイワカガミが咲き始めていました。
あまり登山者が来ないようで道は少々荒れていますが、オオイワカガミが咲く最後の急登を登り終えると360度の大展望が待っていました。
春霞に白銀の谷川連峰や彼方に妙高山、米山、守門岳を望み、そして魚野平野を挟んで越後三山。
500mにも満たない山ですが頂上は低木で高い木が無く、周りに高い山も無いので本当に遠くまで見渡せました。
お昼は下山してからと思っていましたが山々を見ながら魚沼産コシヒカリのおにぎりを頬張っても良かったなあ。
少し休憩して下山は黒沢トレッキングコースへ。
道標などないし踏み跡が薄いちょっとしたバリルートな感じ。
それにしても熊の糞があちこちにあり、枯れ草などで分かりづらい所にあるものは知らず知らずのうちに踏んづけてしまい、靴の裏がプ~ンと臭い、、、、、。地雷がたくさんあります(笑い)熊鈴必須。
カタクリの咲く道からやがて杉林に入ると南斜面にはユキツバキの木がたくさんあり、残雪の沢沿いには雪融けと共にアズマイチゲ、イカリソウ、エンレイソウ、ミヤマカタバミ、エチゴキジムシロが。
特にイカリソウは急斜面に赤くたくさん咲いていました。
道路に出るとすぐに毘沙門天の湧水があり、乾いたのどを潤します。
田んぼにはニリンソウがたくさん、水芭蕉も咲いていました。
そしてぐるっと周回して毘沙門堂の駐車場へ。
出会った地元の人との会話で、カタクリなんてその辺の山に入ればそこら中に咲いていると聞き魚沼の里山ポテンシャルに驚き。雪が深いので埼玉みたいに鹿害がないのかな。
今日は時間がなかったので回れませんでしたが沢を挟んだ浦佐城跡周辺もイワウチワ、カタクリ、オオイワカガミ、チゴユリが咲くトレッキングコースがあるそうなのでいつか歩いてみたい。
この日は季節外れの夏日でとても暑かったですが、短時間で雪融けともに咲くたくさんの里山の花を見る事が出来、幾つもの花びらが重なるゴージャスなオオイワカガミ、そして好展望の山歩きでした。
余談ですがFM新潟を聞いていたら今年の裸押合大祭King & Princeの神宮寺勇太さんが参戦したみたいですよ。
興味のある方はこちらをどうぞ。
https://025.teny.co.jp/life/kingandprince
おまけは仕事の合間に蓮華畑探し。
7,8年前まで近所の畑でも園児たちが花摘みをしていた光景が見られましたが、ちょいと足を延ばして久喜市や加須市をウロウロしてきました。
それでは出発します。
フォトギャラリー:75枚
雪国おくにじまん会館の隣の駐車場からスタートです。
浦佐毘沙門堂の山門。
川沿いの案内板には花の写真もあり季節ごとにたくさんの花が咲くそうです。
境内はケヤキの巨木多し。
隣の千住院の樹齢200年の枝垂桜。
すでに散り始め。
ヒマラヤユキノシタと。
手を添えてパワーをいただきます。
境内は桜の花びらで埋め尽くされていました。
沢を渡り白山神社横が登山口です。
コハコベ。
ネコノメソウ。
タチツボスミレ。
咲きはじめのイカリソウ。
イカリソウは初めて見ました。
登るに従って所々見晴らしの良い所があります。
八海山と越後駒ヶ岳。
朝方、魚野平野は朝霧に包まれていましたが気温が上がるにつれてだいぶなくなっちゃったな。
カタクリも咲き
白いカタクリの花も
登山道にはたまに残雪もありました。
ミネザクラ
金城山や巻機山。
中腹辺りからオオイワカガミが咲き
カタクリロードですがまだ葉も小さくこれからなのかな。
オオバキスミレ
見晴らし好。
このコースは西山三十三番観音巡りのコースにもなっています。
所々観音様が安置されていますがこの観音様は倒れていたので起こして差し上げました。
観音様の周りを囲むようにイワナシがたくさん。
暫くすると高山への分岐になり
ここからは少々荒れ気味の登山道。
1箇所ロープもありました。
頂上付近は蕾も多いですが藪を覗くとたくさん咲いています。
藪に入っていくと踏んでしまうので登山道脇の花を撮りました。
急登をひと踏ん張りして
青空の山頂到着。
白山神社の奥院みたいです。
眼下の南魚沼の田んぼの先に越後三山がドーンと。
中岳は2座の奥にちょこんと。
魚野川を遡ると金城山や巻機山。
春霞に白銀の谷川連峰。
彼方に妙高山
米山
守門岳
下権現堂山、上権現堂山。
360度の大パノラマです。
山頂はこの陽気で蜂も多かったですが色々な蝶々も飛び回っていました。
暫く休憩して反対側のやせ尾根を降ります
両側にオオイワカガミや
ショウジョウバカマが咲いていますが夢中で見ていると崖から転げ落ちそうになるので注意して。
熊の糞もモリモリ。
鞍部から踏み跡薄い降り
カタクリや
ユキツバキ
エンレイソウ
アズマイチゲを見ながら進むと
沢沿いには多くの雪が残っていました。
周辺にはミヤマカタバミ
アズマイチゲ、ネコノメソウ
紫のアズマイチゲ
イカリソウ
エチゴキジムシロ
スノーブリッジは慎重に渡り
堰を越え八海山や新幹線が見えてくるとやがて道路に出ます。
旧三国街道には石仏群が多いですが毘沙門天の湧水で一服。
ジャッジャ流れる水を空いたペットボトルにあふれるほど入れ、一気に飲み干します。今日は夏日で暑かった~。
そして田んぼのニリンソウや
水芭蕉を見て駐車場に無事到着。
帰りは昼食後、ジェラート工房ヤミーさんで欲張ってダブルを注文。
アーモンドプラリネは濃厚、雪の下ニンジンはさっぱりして美味しかったです。
車道脇から越後駒ヶ岳と八海山。
いつ見てもカッコいいな~。
午後は石川雲蝶の作品が多く残る永林寺へ
そして小千谷のユースホステル。
100年前の古民家を改装した長閑な所です。
炬燵の有る談話室。
オーナーさん曰く最近はほとんど若い方が来なくなったと嘆いていました。
自分なんかは昔から泊まるからこの雰囲気は好きだけど若い人は抵抗あるかなあ。
ビジネスホテルより安いし。
もう田んぼに水が入りカエルの声が五月蠅いので夜のお散歩。
夏は蛍も見れるとか。
静かに夜が更けています。
おまけ、仕事の合間に蓮華畑探し。
一面の蓮華畑。
昔は彼方此方に見られた風景だけど
だんだん少なくなっていくのは寂しい気がします。
最後に騎西の玉敷神社の樹齢400年の藤へ。
ゴールデンウイーク前ぐらいが見頃かな。