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高下岳・根菅岳・大荒沢岳(天空の尾根歩き)2023

高下岳・根菅岳・大荒沢岳( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

曇りのち晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 林道を10分ほど走って登山口に着きました。普通車でも通行可能です。5、6台のスペースあり。

この登山記録の行程

高畑登山口(07:45)・・・高下岳(南峰)(09:53)休憩5分・・・高下岳(10:12)休憩5分・・・根菅岳(10:44)休憩15分・・・大荒沢岳(11:53)休憩17分・・・根菅岳(13:09)休憩10分・・・高下岳(13:56)休憩5分・・・高畑登山口(15:16)

コース

総距離
約16.7km
累積標高差
上り約1,382m
下り約1,465m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

■高下岳は和賀山塊に属する地味な山である。山と渓谷社の分県ガイドでも、総合評価は四段階の下から2番目。二つある登山口までのアプローチも林道を走る距離が結構長く、駐車スペースも数台から10台程度となっている。
 ところが歩いてみると、想像よりもずっと魅力に溢れた山だった。今回は高下岳のみではなく、ここから根菅岳、大荒沢岳と繋いだ稜線を歩き、大荒沢岳からは往路と同じルートを戻ってきたが、この稜線歩きが素晴らしい。左手にゼブラ模様の和賀岳、正面には登山道がないと言われている羽後朝日岳、その向こうには岩手山、秋田駒ケ岳がうっすらと見えていた。
■このコースの登山道は広くて整備が良く、また登山者が多くはないためか、傷んでいない。また、登山口からすぐにブナの森に入るが、ブナの大木がところどころに立っており、これが素晴らしい。とても雰囲気の良い林相である。高下だけは和賀山塊の一員なので、登りはもちろん急登だが、急登と緩登が交互に連続するため、思いの外、歩きやすくなっていた。
 また、思ったよりも花の種類が多く、群生の規模の大きさに驚いた。ブナの森に入ると、早速、ユキザサ、マイヅルソウ、チゴユリの群生に出会う。その先にはミツバオウレンが、これでもか・・というくらいに咲いていた。稜線に出てからも、ミネザクラ、カタクリ、オオバキスミレ、キクザキイチゲ、シラネアオイ、ショウジョウバカマなどに出会った。コケモモの葉もびっしりだったので、これから先にも、いろいろな花を楽しむことができるだろう。
■この日は登山口を間違い、予定よりも1時間遅れでスタートした。この時程で果たして大荒沢岳まで行けるかどうかで不安もあったが、12時前に着かなければ引き返すという前提で進み、素晴らしい景色と花を堪能しながら、予定通り、11時55分に大荒沢岳山頂に着いた。
■復路の稜線は、結構、アップダウンがあったが、周囲の景色が疲労を吹き飛ばしてくれた。高下岳から登山口までの下りは、登山道の状況が良好なため、かなり時間を短縮して、予定よりも20分近く早く登山口に着いた。紅葉の時期も素晴らしいようなので、またいつか、この山を歩いてみようと思っている。

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装備・携行品

登った山

大荒沢岳

大荒沢岳

1,313m

高下岳

高下岳

1,322m

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