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入笠山~富士山・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・穂高岳・槍ヶ岳等の眺望とスズラン・アツモリソウ・イチヨウラン等の花を楽しむ~

入笠山( 南アルプス)

パーティ: 2人 (モーちゃん さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

曇り。弱い風。気温ゴンドラ山頂駅10℃。

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 中央道諏訪南ICを出て、「富士見パノラマリゾート」駐車場を目指す。無料。ゴンドラに乗り、山頂駅から登山開始。※公共機関利用は、往路 中央東線富士見駅10時発シャトルバス1日1日便10時10分着。復路 富士見リゾート15時発富士見駅15時10分着。

この登山記録の行程

山頂駅(08:20)・・・入笠湿原(08:38)[休憩 18分]・・・入笠山登山口(09:10)[休憩 20分]・・・入笠山(10:05)[休憩 40分]・・・入笠山登山口(11:17)[休憩 15分]・・・入笠湿原(11:45)[休憩 60分]・・・山頂駅(13:00)

コース

総距離
約3.7km
累積標高差
上り約299m
下り約299m
コースタイム
標準1時間45
自己2時間7
倍率1.21

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 私は、入笠山からの眺望を楽しみ、またこの時期に咲く花々を愛でるために、ゴンドラを利用して、妻と一緒に山歩きに出掛けました。

 本日は、曇天ですので、眺望は全く期待していませんでした。それでも、ゴンドラが標高を上げるにつれて、低い雲の上に出たようです。正面には、八ヶ岳が見えるようになり、車窓から時計回りに、天狗岳・硫黄岳・横岳・阿弥陀岳・赤岳・西岳・権現岳・編笠岳と二人で山座同定して、盛り上がりました。これは、嬉しい誤算となりました。

 ゴンドラ山頂駅で降りて、登山道に入ると、釜無ホテイアツモリソウの花が目に留まりました。地元富士見町のボランティアの皆様が、育て上げたそうです。4輪も花を付けたものもありました。入笠すずらん野草公園には、妻が大好きなイチヨウランも見られるそうで、入笠山に登った後のお楽しみにして、入笠湿原へ向かいました。数日前の大雨にもかかわらず、登山道が乾燥しつつあり、ほとんど滑らずにほっとしました。
 入笠湿原には、白い花を付けた樹木が眼を引き付けてくれました。最初は、エゾコリンゴの花です。ズミよりも花びらが大きくて、純白が鮮やかです。ズミは、花びらは小さいですが、花数が大変多く、真冬の寒さを乗り越えた、たくましい生命力の強さを感じました。
 二ホンズラン自生地へ寄ってみると、北向き斜面なので、まだ花が咲いていないようだと見受けました。しかし、しゃがみこんで、探してみると、蕾が多いのですが、小さな花を付けていまし。二ホンスズランも、花の季節が訪れていたのです。
 林道と平行している遊歩道を通って花畑を向かいました。途中には、クリンソウの花が咲き出していました。サンリンソウの白い花も見ることができました。御所平峠手前には、クリンソウが今年もたくさん群生していました。
 花畑ゲートを入ると、二ホンスズランの花が目立っていました。日当たりが良いからでしょうか。花数が大変多いのです。レンゲツツジは、大きな蕾を膨らませていて、今にも咲き出しそうでした。花畑中段からゲートを出て、入笠山登山道に入り、岩と石の多い急登を一歩、また一歩と足を前へ進めました。妻が、早くも下りのことを考えて、「帰りがこわいなあ」とつぶやきました。私が、「今日は、とにかく足場を選んで、ゆっくりと歩けば大丈夫だよ」と声を掛けました。
 入笠山分岐に到着し、迂回路を選択しました。歩いてみると、中央部は、雨水を流れたようで、深くえぐれていました。またその両脇には、笹の根が地面からはみ出して見えていました。幸いなことに、笹の根も土も乾いているので、滑らないだろうと考えました。
 分岐には、入笠山頂まで15分と書いてありましたが、私達は20分間で着くことができて、頑張りました。自画自賛した後は、いつものように山座同定して楽しみました。富士山が、顔を少し覗かせてくれていました。
 二人で山座同定を始めました。富士山から時計回りに山の名前を言い当てていきます。南アルプスは、鳳凰三山観音岳・甲斐駒ヶ岳・間ノ岳・鋸岳・北岳・仙丈ヶ岳。中央アルプスは、南駒ヶ岳・空木岳・伊那前岳・木曽駒ヶ岳。御嶽山。乗鞍岳。北アルプスは、西穂高岳・奥穂高岳・北穂高岳・槍ヶ岳・常念岳・立山・劔岳等々。北ヌルプス北部の山々は、残念ながら確認できませんでした。諏訪湖が眼下に見え、奥には、高ボッチ・鉢伏山・美ヶ原等が目視できました。
 山頂では、次々と登山者が入れ替わり、備え付けの山頂標識の前で記念撮影をしていました。外国人の男性は、近くに置きっぱなしにしている箱を開けていました。中には、新しい入笠山頂標識が入っていたので、撮るために開けたことが分かりました。すると、傍の人が、彼れのスマホを預かり、撮影していました。なごやかな空気が流れていました。
 いよいよ下山する時刻になりました。妻だけでなく、私も緊張して来ました。私が迂回路を先導し、すぐ後ろを妻がゆっくりと足を運んで下りて来ました。ダブルステッキを使用して、身体のバランスを取っています。山頂直下は、特に急坂で、大小さまざまな石がごろごろとしています。乗ると転がるので、石をできるだけ避けて歩きました。登って来る人に道を譲り、安全な足元を選んで下ります。分岐前後は、平坦な道ですが、また、花畑に近くなると、急坂になりました。
 妻は、「山道を下りるまでは、油断大敵だわね。特に最後の方が危険なのよ」と、独り言を言っていました。御所平峠に着いた時は、二人共ほっとしたことは言うまでもありません。
 いつもように、入笠湿原近くの山彦荘で昼食にしました。その前に、庭に生えているキバナノアツモリソウをカメラに収めました。柵から離れた箇所に生えているので、ズームしますが、ピンボケばかり。私のカメラは、どうも黄色い花は、ピントが合いにくいようです。
 ここの山菜そばは、とっても美味しいのです。私は大盛りにしてもらい、美味しいどら焼きも買いました。富士見市内買い物券300円分が使用できて、財布が助かりました。ベンチに腰掛けて、おやつタイム・コーヒータイムとしました。
 湿原を横断し、登山道を経て、山野草公園へ向かいました。イチヨウランは、北側斜面にまとまって5箇所に咲いていました。小さい花なので、なかなかピントがあわず、また苦労しました。ドイツスズランは、二ホンスズランよりもたくさんの花を付けていて、見頃を迎えていました。
 今日は、何とか急な登山道を上り下りしました。二人で一緒に歩くことができて、楽しい思い出となりました。どうぞ写真をご覧ください。ピンボケもありますが、ご容赦ください。

参考にしていただきたいこと
1 ゴンドラの運行について
 期間  2023年4月22日(土)~11月12日(日) 
 時間  4~9月 8時30分~16時。10月~  8時30分~15時30分
    ※5月20日~6月25日。7月15日~8月15日は始発が繰り上がり8時。
2 チケット販売について
    運行15分前から窓口で販売。クレジットカード使用可。大人2,000円。
    ※JTBと連携しているコンビニで購入可(セブンイレブン等)。大人1,800円。     
     ただし当日窓口で往復券と交換が必要。
3 ゴンドラ往復チケット購入の特典
 ①富士見市内買い物券券300円付(富士見リゾートにある店舗どこでもでも利用可能)
 ➁次回は、300円引きで乗車できる「割引券」付与。2023年内に限る。
 ➂苗木プレゼント券付
 ④小冊子 花の図鑑兼散策ガイド 『入笠に咲く花』49ページあり

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登った山

入笠山

入笠山

1,955m

よく似たコース

入笠山 長野県

ゴンドラ山頂駅から入笠山・大阿原湿原を周遊

最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
3時間10分
難易度
コース定数
13
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