行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
その他
その他:
高知県宿毛市片島港へはマイカー
片島港を午前7:00出港の定期船で沖ノ島の引浦港へ 大人片道1,330円 所要時間は約1時間20分
この登山記録の行程
片島港(7:00)→定期船→沖ノ島弘瀬港(8:20/8:30)~鴨姫神社(8:40)~弘瀬港登山口(9:00)~玉柄分岐(9:50)~三浦家一族の墓(9:55)~仏が丘分岐(10:00/10:10)~仏が丘(10:15)~妹背山山頂(10:40/10:50)~山伏のすだじい(11:05)~林道分岐(11:10/11:35)~母島登山口(12:05)~母島港(12:45/13:30)~日吉神社(13:40)~国見ヶ碆登山口(13:45)~国見ヶ碆山頂(14:15/14:25)~母島港(14:55/15:20)→定期船→片島港(16:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は、しま山100選 第59番の沖ノ島の妹背山に登って来た。沖ノ島は、高知県足摺岬の西方約40キロの太平洋上に浮かぶ周囲約17キロの離島で、島の中央部に目指す標高404mの妹背山がある。妹背山は四国百名山にも選ばれる。
沖の島へは宿毛市の片島港から午前7時と午後2時30分の1日2便の定期船が運航されていて、日帰りで行くには午前7時発の定期船に乗り午後の便で帰る必要がある。朝の定期船に乗船するために前日は片島港近くの海風公園の駐車場で車中泊をした。
早朝6時に片島港の宿毛市観光センターへ行ってみると、乗船券売り場や桟橋では、鵜来島と沖ノ島へ届ける荷物や郵便物の積込みが慌ただしく行われていた。沖ノ島までの乗船券1,330円を購入して乗船を待った。
定刻7時に出航する。右手には、以前に乗った九州行のフェリーの桟橋があるが、今は廃止となっているようだ。
天気は快晴で風も無いが、沖合に出ると定期船は結構揺れる。50分程で鵜来島港に入港する。港では島民が荷物の積み降ろしをするなか、空き缶やビンなどの不燃物ゴミが積み込まれていた。
5分程で鵜来島港を出港して、沖ノ島の弘瀬港へ向かう。白岩岬や断崖の海岸を見ながら30分程で弘瀬港に入港すると、仕事で来ているのか、観光で来ているのか大半が下船した。
準備を整えて8時30分にスタートする。先ずは海岸線の道路を歩いて鴨姫神社に行ってみる。5分ほどで祠と鳥居が建つ岬の先端に着く。神社から右手には弘瀬の港や集落が一望出来、沖合には神社に伝わる伝説の姫島が望める。
来た道を港まで戻り妹背山への登山口へ向かう。登山口は集落中央の自販機の脇の階段から始まる。この階段が集落内のメイン道路で、階段に沿って民家が軒を連ね、斜面に沿って迷路のように入り組んでいる。何度も間違いながら高度を上げて行くと、妹背山の案内板が現れるので、ホッとして指示通りに、更に階段を登って行く。
集落最上部の獣除けの扉を出ると民家は無くなり、鬱蒼とした原生林の登山道となるが荒れた石段の登りが続く。時折、民家跡なのか、畑跡なのか、荒れた石垣に人の痕跡が感じられる。
古くはこの道を通って弘瀬集落から島の反対側の玉柄集落へ人の往来があったのかも知れない。そんな事を感じながら50分程登ると玉柄集落と妹背山山頂への分岐に着く。
ここを妹背山山頂方面へと進むと、登山道は湿地のある平坦な道となり、分岐から5分程で大きな石碑が現れる。案内板には、『三浦一族の墓』と記されている。鎌倉時代に鎌倉を追われた三浦一族が西に流されて、この地に居ついたとの伝説がある。この石碑から数分の所には、三浦一族の墓と思われる地蔵墓石が数十基立ち並ぶ仏の丘がある。
登山道は鬱蒼とした原生林の中を緩やかに登って行く。仏の丘から25分程で森が切り開かれた場所に出ると山頂に着く。周囲の木々は伐採されてはいるが、眺望はあまり望めない。
ロープが掛かった朽ちた展望台に恐る恐る登ってみると、一気に東西の眺望が開ける。東には四国が望め、西には白岩岬から姫島や鵜来島が望め、その先には太平洋が広がっている。
山頂付近で休憩を取る予定であったが、吹き抜ける風が強く、適度な場所も無いので母島集落方面に下りることにする。
山頂から15分程下ると、山伏神社のスダジイの巨木が現れる。更に、5分程で山頂へ向かう林道と合流した所に開けた平坦な場所があったので、ここで小休止を取ることにする。
ここからは歩き易い林道と登山道を下り、30分程で沖ノ島小中学校脇の登山口に出る。登山口からは母島集落に向けて車道歩きとなり、日吉神社の境内を抜けて集落の石段を下ると母島港に出る。
さて、帰りの定期船までは2時間半ほど時間があるので、先ずは腹ごしらえと、近くの『おきのしま旅館』で食事が出来るか聞いてみると出来るとの事。迷わず、お刺身定食を頂きました。
地元の新鮮なお刺身は絶品でした。食後に旅館のご主人から、出港まで時間があるので、30分程で登れる国見ヶ碆を教えて頂いたので行ってみることに。
下って来た集落の石段を登り、天然記念物の『母島のアコウ』の近くの、国見ヶ碆登山口の標識を目印に石段を登り、旧小学校を抜け林道を入ると、登山道の登り口がある。赤テープを目印に急な斜面を30分程登ると国見ヶ碆山頂に着く。山頂の巨岩に登ると視界が開け、眼下には沖ノ島の西側が一望出来て、姫島や鵜来島も望める。
定期船の時間もあるので、急いで下山をして予定通り15時前には母島港に戻り、定刻の定期船に乗船して片島港へと戻った。
足摺岬より南の四国最南端の太平洋に浮かぶ沖ノ島を縦走して、その絶景と離島の魅力を満喫した山旅でした。
フォトギャラリー:30枚
装備・携行品
| ソフトシェル・ウインドシェル | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック |
| スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | 傘 | タオル |
| 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 | コンパス | 腕時計 |
| カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
| ロールペーパー | 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 |
| ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー |































