行程・コース
天候
曇り一時晴れ後粉雪、強風 樹氷落下
登山口へのアクセス
その他
その他:
ガイドさんの車
この登山記録の行程
川場谷野営場(05:08)・・・御沢分岐(06:54)[休憩 10分]・・・前武尊(07:50)[休憩 16分]・・・家ノ串(09:15)[休憩 6分]・・・やせ尾根10:00撤退・・・家ノ串(10:10)[休憩 14分]・・・前武尊(11:25)[休憩 40分]・・・御沢分岐(12:40)[休憩 5分]・・・川場谷野営場(14:20)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
早朝4時半川場の温泉民宿(もつ鍋も料理もご飯もとても美味しかった)を出発、5時前に川場谷野営場の登山口に到着、テントが2~3張ほど暗闇に見える。また登山者の車は自分たちを含め数台か?日曜日だが天気が思わしくないため少ない。5時過ぎガイドさんが熊に手をたたき大声で呼びかけながら山行をスタートした。
今日の天気は曇り、山頂の温度は最高が1℃と登山天気は示す。その上強風(10m以上)が予想されるが、コースタイム通りに天狗尾根に乗る。東の空が白みはじめ、一人なら恐怖感が増すほど森を揺らす風音は大きくなり、コンタクトのゴミ除けにサングラスを装着、前武尊ではレインジャケットで完全防備した。ここでは休憩中に頭に当たるものがあり何かと思ったら5cmくらいの樹氷で、安全のため皆でヘルメットも装着。この辺りから木々は真っ白で樹氷がびっしり、強風でバラバラ落ちてくる。また、笹や草木にも樹氷がついて前を歩く人が触れると跳ね返り攻撃してくる。そのうちいきなり目の前に大きな岩山が現れた。白い樹氷原の木々の向うに剣ヶ峰がドーンと感動モノの景色だった。これは登れない山だと思いながら、踏まれて谷方向に折れた笹に足を滑らせないよう細い巻き道のトラバース道を行く。いくつかのアップダウンを越えて家ノ串山山頂標識を見て、少しやせ尾根に入ったところでガイドさんの声に立ち止まる。ここはロープが必要だと。自分が最後尾だったので覗いてみると、やせ尾根が一段と狭く、また歩いては行けない崖の段差がある場所でクライムダウンのように後ろ向きで行くという。右手は断崖絶壁で余り下を見る気になれない。このパーティーでは男は自分だけなので一番先に行くと思い、ガイドさんからハーネスのカラピナにロープを着けてもらい、意を決して歩を進めるも足を置こうとする岩に氷がついて滑る。鎖を持つ手袋も樹氷に濡れて手がかじかむが何とか2/3位渡り終え、足が立つ窪地に着いて次の方を待つ。しかし、ここは氷が無ければ何とかなるが、少し無理かなとガイドさんに声掛けしようとしたら、戻ってくるように言われ撤退が決まった。強風と粉雪も舞うこの天候の中での前進は、リスクが大きいはずなのでこの判断は尊重したい。
下山は前武尊でコーヒータイム、ガイドさん持参のミルで豆を挽く本格的なコーヒーをいただき、ゆっくりとした時間を過ごす。この頃には天候も落ち着いてきて風も弱くなった。下るほど暗闇では見れなかった紅葉が見事で美しい。自身2度目の撤退だが、来年リベンジすることを考えながら歩を進めた。
フォトギャラリー:19枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | フリース | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ |
| サポートタイツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック |
| 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 傘 | タオル | 帽子 | グローブ |
| 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ |
| 登山計画書(控え) | 健康保険証 | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー | 非常食 |
| 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | カラビナ | 安全環付きカラビナ | スリング |
| ハーネス | ヘルメット |


















