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積雪期旭岳東稜

旭岳( 関東)

パーティ: 1人 (茂やん さん )

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行程・コース

天候

晴れ後曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 「冬期アクセスは要注意!」会津西街道に抜ける国道から分れて大黒屋旅館までの道が非常に悪い。急坂、急カーブ、圧雪、アイスバーン等々、悪条件がすべて揃っている。したがって冬用タイヤ、プラスタイヤチェーンは必携かと思われる。

この登山記録の行程

甲子温泉(06:35)・・・猿ヶ鼻(08:35)・・・甲子峠分岐(09:45)[休憩 10分]・・・甲子山(10:15)[休憩 15分]・・・坊主沼の分岐(11:45)・・・旭岳(12:10)[休憩10分]・・・甲子山(13:20)・・・猿ヶ鼻(14:00)・・・甲子温泉(14:45)

コース

総距離
約8.3km
累積標高差
上り約1,017m
下り約1,017m
コースタイム
標準6時間35
自己7時間45
倍率1.18

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

3月3日ひな祭りの日、このところ山の天気は、南岸低気圧と冬型の気圧配置の影響で晴れの日が少なく、やっと念願の甲子旭岳山行のチャンスが訪れた。
昨年3月に、三本槍岳から北に聳えるカッコイイ山が旭岳であることを知り、是非、登りたいという衝動に駆られた。
また、この山は自宅からのアクセスも良く、一般道で114km、およそ2時間半で登山口の甲子温泉大黒屋旅館まで行けるのが魅力の一つでもあった。
登山道は、甲子山に至る尾根筋に出るまで、深い雪の急登を強いられ体力の消耗が激しかった。最初の通過点である猿ヶ鼻までがとても長く感じられた。
その後、三本槍岳と甲子峠の分岐点までも膝下ほどのラッセルが続き、決して楽しい登りではなかった。どうにか甲子山まで辿り着くと、そこは素晴らしい展望が広がる別天地だった。また、南西の方向に視線を移すと、旭岳の美しい姿が視界に入ってきた。これから登る旭岳の東稜を目で追ってみるが、頂上まではとてつもなく長く感じられた。
甲子山からは、一旦坊主沼の分岐点がある鞍部まで下り、そこから再び旭岳へ登り返すことになる。東稜の数か所には雪に埋もれたトラロープのフィックスが設置されていたが、使用するまでもなかった。ルート上の核心部とされた上部の急峻な箇所(距離5mほど)も雪がクラストしていたため、アイゼンの前爪を効かせて安定して登ることができた。但し雪が腐っていたりすると状況は一変し、ステップが不安定になり滑落のリスクは一気に高まると感じられた。とりわけ下降時には、より慎重な行動が求められることは言うまでもないが、ともあれこのルートは、変化に富んだ楽しい登りができる面白いルートであった。
頂上からのパノラマは、北に飯豊・朝日連峰、磐梯山、安達太良山、吾妻連峰、日光連山、上越の山々などが眺望でき壮観だった。
下降ルートは、同じ東稜を下った。位置的に南稜から坊主沼ルートは、吹き溜まりになるため積雪量が増し、時間的にも読めなかった。現に坊主沼の避難小屋は三分の二ほど雪に埋まっていた。
今回は、度重なる南岸低気圧の通過と冬型の気圧配置がもたらす降雪で新雪量が多く、さらに全行程をツボ足で踏破したため疲労度は計り知れなかった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ソフトシェル・ウインドシェル ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
予備電池 タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー
携帯トイレ 非常食 行動食 トレッキングポール GPS機器 ストーブ
ライター アウターウェア オーバーパンツ バラクラバ オーバーグローブ 雪山用登山靴
アイゼン ピッケル プローブ ビーコン

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