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ふらっと里山巡り三鈷室山・妙見山・前室山

三鈷室山、妙見山、前室山( 関東)

パーティ: 1人 (Yamakaeru さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビで「里川宿」を目指す。里川宿付近の県道沿いには駐車可能なスペースが所々あった。駐車用というより停車用だと思うが、バス停用ではなかったので今回は、三鈷室山の入口手前にあったスペースを利用させて頂く。

この登山記録の行程

駐車スペース(09:40)・・・三鈷室山(10:42)・・・妙見山(11:31)(休憩~11:47)・・・前室山(11:56)・・・駐車場スペース(13:05)

コース

総距離
約11.5km
累積標高差
上り約807m
下り約806m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

(登山道を外れて歩いている箇所があるため軌跡を使用する場合は注意ください)
先週に引き続き、今週も天候に恵まれなかったため、遠征を諦めて土曜日はこっそりと出勤して仕事で気を紛らわしていたが、日曜日は目覚めると曇天ではあったものの雨の気配は無かったので、県内の山に出かけることにした。
桜の開花も始まりすっかり春めいてきたので、せっかくなら初めての里山で春探しをしようとスマホで調べた結果、「三鈷室山(さんこむろさん)」という名の山が目に付いた。
標高870m。低山王国の茨城にしてみればそこそこの標高。ひょっとしたらそれなりの急登が楽しめるかも知れないと即決した。
三鈷と言えば仏具が頭に思い浮かぶ。山容が似ているのかと調べてみたら、形が由来ではなく、害獣を取り除くために行われた祈祷で山に三鈷を収めたという言い伝えから来ているとの事だった。また、伝説を伝える石碑が、山頂に設置されていると書かれていた。
里川宿手前の県道脇に車を停めて歩き出す。
道路脇には「三鈷室山」という看板が建っていたが、おそらくマップだったと想像するが、風化が激しくて完全に剥がれ落ちていて山名しか確認できなかった。
茨城100山の一つと聞いていたが、登る人はあまりいないのかもしれない。
事実、林道から登って行くが、標識が少ないので所々で地図を確認しないと直ぐに道を誤ってしまいそうだった。
登山道は比較的アップダウンが少なく、森の中を抜けて進む遊歩道のようだった。足のリハビリを兼ねてもう少し負荷をかけたかったが、気が付いたら山頂だったので思わず拍子抜けしてしまった。
以前は車で来ることが出来たのか、三鈷室山の頂には舗装された林道とガードレールが残されていた。解放感はあるものの眺望は期待していたほどではなく、全体的に荒れていて草ぼうぼうだった。その中に小さな石碑が3つ並んでいるのが見えた。これが三鈷の伝承を記した石碑だろうか。近寄って写真に収めた。
陽射しが温かかったのでコーヒーでも入れてゆっくりしようかとも思ったが、時計を見ると11時前だったので、そのまま次の「妙見山」を目指すことにした。
廃道になった林道に沿って降っていくと、里川宿へ向かう林道と合流した。
出発地点に戻るには右へ折れて里川宿を目指すことになるが、ここでは妙見山のある左へと進む。
数百メートルほど歩いたところで、見落としそうになるくらいの小さな赤いテープが目に入った。地図を確認しながら、おそらくここだろうと再び山へと踏み込んでいく。
整然と並んだ杉。丁寧に枝打ちされていて、よく手入れされた森であることが分かる。
森を歩いているうちに、不鮮明だった登山道が完全に消失してしまったので、とりあえず目の前に見えたコルに向かって歩くことにした。コルの左手に見えているピークがおそらく妙見山で、右手が前室山だろう。まずは妙見山に向かって登って行く。
杉の落ち葉が積み重なってふかふかの絨毯の上を歩いているようで、足を出すたびに登山靴が数センチ沈み込んだ。踏ん張りが効かず、急登でもないのに斜面を登るのに苦労した。
妙見山と言う名前から、それなりの眺望を期待していたが、樹々に囲まれていてほとんど何も見えなかった。昔はなにか見えたのだろうか。
小腹が空いたので地面に座り込み、コーヒーを淹れながら持ってきたパンを食べる。
静まり返った森の中。
時折、鳥のさえずり声が聞こえてきて、とても心が和んだ。たまにはこういう過ごし方もいいものだ。
コルのところまで戻り、今度は前室山へと向かう。
ここも妙見山と同様に、全く眺望は無かった。どうも今日巡った三山は眺望を楽しむ山ではなさそうだった。
地図を見ると登ってきた方角とは反対側に降れば、林道にぶつかりそうだったので、登山道は無かったが適当に降り、林道を経由して三鈷室山から降って来た分岐点まで戻った。
あとはひたすら舗装道路を歩いて里川宿まで戻る。
できれば里川宿で観光をしてから帰ろうと思っていたが、残念ながら観光化はされていないようだったのでそのまま車に戻った。
散歩に近い登山だったが、これはこれで良い気分転換になった。また、歩いている最中に蕗の薹を沢山見つけたので、お土産に幾つか頂いて持ち帰った。帰宅後、他の野菜と豚肉を足して、砂糖で味付けした味噌で炒めたところ、最高のご飯のお供ができあがった。
蕗の薹。春の苦みは最高だ。適当に作ったが、これは毎年春の定番料理にしよう。

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 山でまっすぐなのは、植樹された木と山屋の心ですね。

  • 登りはチョクトー

登った山

三鈷室山

三鈷室山

870m

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