行程・コース
天候
快晴・てんきとくらすA~15時まで
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
酸ヶ湯温泉…共同駐車場
この登山記録の行程
八甲田山登山口7:18…仙人岱8:49…小岳分岐…大岳9:35…辰五郎清水10:18~23★休憩…仙人岱…八甲田山登山口11:12
★登山道からリルートを途中なんどか繰り替えしています。
YAMAPのコース定数は16で3時間56分/標高差704メートル。
残雪期では、読図が必要なので難易度は夏のコース定数より高いと思います。
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
45/100座。八甲田山。前日、強風の岩木山を往復し、酸ヶ湯温泉旅館に15時到着。まんじゅうふかしや地獄沼を散策し、登山口の予習。豪雪地帯だけに残雪が気になる。湯治客室や名物ひば千人風呂を楽しむ傍ら、土産と不要な着替を宅配。翌朝7時過ぎに旅館を出て、登頂開始。登山道がいつしか、小さな沢沿いの道から、小さな雪渓を超えるので、手袋は大事。暫くは良かったが、高度を上げていくと、大きな雪渓を歩くことが増えた。夏道から逸れ、スキー場コースに見える雪渓上に迷いこむ。電子地図で10メートルのずれ。笹の薄い場所を探りながら登山道に戻るのは残雪期ならではの苦労。登山コース上にある雪渓のトラバースに肝を冷やしながら、硫黄臭の立ち込める地獄湯ノ沢の脇道を遡行する。やがて、「高山植物が見事」とガイド地図に書かれた仙人岱は雪原。八甲田山に咲くミチノクコザクラには会えなかった。アオモリトドマツの林を縫って大岳山頂へ、スキーが出来そうな斜面をツボ足で登っていくがルートを見失う。自分の採ったラインは傾斜がきつく、遂にストックを取り出す。目印は竹の棒。登山道を示す印に何とか合流。岩場の積まれた道に出ると、雪は無くなりゆっくり登っていく。向かいの南八甲田の峰がいい景色。酸ヶ湯の駐車場が小さく見えた。
両生類たちの楽園、鏡池に出た。天空へ続く階段を一歩一歩進み、大岳山頂に到着。360度の大パノラマだ。今日は本当にいい天気。新幹線の乗車時刻は14時36分。時間がない故のピストン。仙人岱へ向かう道で再びリルート。雪中行軍で大量遭難死した豪雪地帯の当時の状況を思い描く。残雪期ならではの困難は、小さな沢にかかるスノーブリッジを何度も踏み抜く事故。中が空洞化しているかは、歩いてみないとわからない。突然、足が地面に引きずり込まれ、雪渓に亀裂が入りバランスを崩す。腿の付け根の痣はその標。苦しめられた残雪の難路は穏やかな小さな沢に変わり、スニーカーの若者とすれ違う。どこかで諦めて引き返すだろう。入山した鳥居をくぐり、安堵する。市街へ向かう途中、雪中行軍像に立ち寄る余裕が出来た。酸ヶ湯で長逗留も素敵だな、と1時間弱のドライブで市街地に戻る。「100名山は登頂達成すればトンボ帰りで旅を楽しむ余裕はなかった」という、どこぞの山で語るおじさんの言葉を思い出す。100の山を登頂した感想は深いな。
フォトギャラリー:36枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | フリース | ロングパンツ | 靴下 |
レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト |
健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー |
携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | |
【その他】
★行動着はパタゴニアR1シリーズの薄いフリース・長袖・半袖Tシャツ、防寒着はレインウェア兼用。 パンツの上にレインウェアを履く。(沢でドロ跳ね汚れ防止と防寒) ★参考文献/山と高原地図「日本百名山 上巻」/山と高原地図八甲田・岩木山/るるぶドライブ東北ベストコース ※酸ヶ湯温泉旅館で5月上旬に「熊出没」の注意喚起ポスターあるも、今回は出会わず。 |