行程・コース
天候
曇り、時折小雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
カーナビでは「平標登山口バス停」等を目印に走る。標登山口にある「元橋駐車場」を利用。メインの駐車場は舗装されている。150台規模。水洗トイレも完備。1日600円(夜間宿泊は日を跨ぐため1200円)。夜間に入ることも出来る。出る際にチケット表示が求められるので、夜間にはいた場合はそこで支払う。入場時に支払った方はチケットを絶対に無くさないように。
この登山記録の行程
元橋駐車場(06:14)・・・登山口(06:21)・・・<松手山コース>・・・一合目(06:32)・・・二合目(06:42)・・・鉄塔・四合目(07:13)・・・松手山(07:48)・・・七合目(8:15)・・・八合目(08:27)・・・平標山(09:05)・・・仙ノ倉山(09:53)・・・平標山(10:39)(休憩~10:58)・・・八合目・・・七合目・・・松手山・・・鉄塔・四合目(12:04)・・・二合目・・・一合目・・・登山口(12:36)・・・元橋駐車場(12:39)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
5時に起床。朝ご飯にパンを齧りながらお湯を沸かしてポットに詰める。ついでにコーヒーを淹れて、朝のひと時を楽しむ。
空を見上げると、予報通り雨は上がっていたが、空は相変わらずの厚い雲に覆われていた。
地元チーム、関東遠征2日目のスタートだ。
6時にキャンプ場後にして平標山の登山口へと向かう。
登山口の駐車場は苗場プリンスホテルから車で数分のところにある。自分が提案したとはいえ、まさかもう一度この山に登るとは思ってもみなかった。過去、登山中に見たお花畑の中でもこれほどの場所は無いと感動した記憶があり、この山域に来る機会があればまた登ってみたいと思っていた。
今は秋なので花は期待できないが、紅葉が少しずつ始まりかけているので、違った風景を見ることが出来ると楽しみだった。
登山前に、駐車場のトイレ脇に設置されている登山マップを前に、今日のコースを確認する。整備された登山道なので迷うような場所はなく、シンプルなコースで平標山を抜けて千ノ倉山まで向かう。
誰ともなく発した「さぁ、行こう!」という合図とともに歩き出す。
200mほど林道を歩いた先にある登山口から山へと踏み込む。踏み込むなり始まる息をつかせぬ急登。苗場山もそうだが、この近辺の山は頂付近が平らな代わりに頂までの道のりが急峻な山が多い。平標山も全く同じだった。昨日歩いた谷川岳の西黒尾根よりも、むしろ平標山の方がキツイとさえ思えた。
樹林帯を抜け送電線の鉄塔までやってきた。
東京の都市圏へ送る膨大な電気量を支えるための大きな鉄塔。普段見る鉄塔よりも一回りも二回りも大きい。鉄塔の足元が丁度、四号目に当たる。先はまだまだ先は長い。さらに高度を上げていく。
途中振り返ると後ろに苗場山らしきシルエットが雲の合間に見えた。
天気予報では回復傾向にあると言っていたが、実際にはまだまだ雲は厚く、時折、霧雨のような雨が舞っていた。これから向かう頂方面も白く雲に覆われていたが、それでも風で雲が流されると微かに太陽のシルエットが見える時があった。このまま太陽の熱と風で雲を吹き飛ばしてくれれば、せめて一瞬の絶景だけでも期待できるのではと思った。
松手山を過ぎると、いくぶん快適な水平移動に入る。
しかし、あくまでこれは休憩エリアに過ぎず、さらに足を進めると、平標山の頂に向かう最後の難関「地獄の上り階段エリア」にたどり着いた。以前は青空だったので、天国に向かう階段のように素敵に見えたが、今日は先の見えない雲に向かって延びるまさに地獄の階段に見えた。
息を切らせながら階段を駆け上がり、平標山の頂に到着。
標識を囲んでみんなで記念写真を撮る。
暫く待ってみたが、やはり雲が晴れる様子はなかったので、平標山に続いて仙ノ倉山を目指すことにした。
たおやかな稜線の中に、木道が一直線に延びている。両側には草もみじが広がっていて、あちこちで紅葉が始まっている。特に、真っ赤に染まったナナカマドの実が雨に濡れて鮮やかに見えた。霧に覆われた白の世界で10m程の視界しかなかったが、それがかえって白に浮かび上がるように紅葉の美しさを際立たせていた。
仙ノ倉山に到着。
仙ノ倉山から見える谷川岳まで続く荒々しい稜線を地元チームに見せてあげたかったが、ここでもどんなに待っても雲が切れることはなかった。昨日の谷川岳に続き、残念だったがこればっかりは仕方ない。また改めて「やってこい!」ということだろう。
平標山に戻って昼食をとる。
持ってきたボトルのお湯で豚骨味のカップラーメンを作る。温かいスープをすすると胃の中がぽかぽかした。
昼食を終えて下山モードに入る。
本当は平標山乃家に立ち寄って小屋前の美味しい水を飲んでから下山したかったが、平標山乃家経由で下山すると林道歩きが長くなるという隊長の意見で、登ってきたコースをピストンすることになった。若干残念だったが、それこそまた来ればいい。
コースが決まれば、あとは一気に降るだけ。急登だった分、時間が短く感じて、あっという間に登山口の駐車場へ着いた。
早々に帰るという千葉の山仙人に別れの挨拶を済ませて、自分は地元チームと一緒に温泉に入ってから帰ることにした。
温泉は地元チームの帰路にあわせ、湯沢方面へ3キロほど行った温泉「宿場の湯」。平標山の駐車場のおじさんから、ちょうど6人まで使えると言う割引チケットをもらったので、一人当たり600円が480円で入ることができたのもラッキーだった。
正直、昨日の谷川岳登山後に入った温泉よりもお湯質が良く適温だった。帰路の時間もたっぷりあるので、ゆっくり浸かって心地よく疲れを取ることができた。
地元チームの去っていく車を見送ってから自分も車に乗り込みエンジンをかける。
遠くまで来てくれた地元チームに駆けつけてくれた山仙人。みんな有難う。みんなと一緒に関東で山登りができて本当に幸せだった。ぜひまた来てほしいと、もう一度、小さくなる車に大きく手を振った。























