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八甲田山(大岳)

八甲田山( 東北)

パーティ: 3人 (Rändër さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

早朝雨
徐々に雲が晴れ、快晴
上の方は恐ろしいまでの強風

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 酸ヶ湯の駐車場
紅葉の季節の三連休なので明るくなる頃には満車

この登山記録の行程

Start(07:24)・・・下毛無岱(08:58)・・・上毛無岱(09:26)・・・パラダイスライン分岐(09:39)・・・分岐(10:32)・・・赤倉岳(11:38)・・・大岳ヒュッテ(12:13)・・・大岳(13:19)・・・仙人岱ヒュッテ(14:22)・・・Goal(15:39)

コース

総距離
約11.6km
累積標高差
上り約972m
下り約968m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

周りがバタバタし始めて、目覚めるとフロントガラスには雨粒。
数時間前の満天の星空はどこへ行ったのだ?
正面には錦の帯が見えるが、その上は雲。

すぐに雨雲レーダーを確認すると、確かにうっすら雨雲がかかっている。
ただすぐに流れていくようで、その後は晴れのようだ。
出発時間を遅らせてから出ることにした。
焦って子どもたちを準備させなくていいので気が楽。
防水対策バッチリのガチの方たちが出発するのを横目にダラダラ準備したり、仮眠とったり。

上の方はまだ厚い雲に覆われてるが、雨が止んだところで出発。
多くの人は駐車場前から出るようだが、我々は酸ヶ湯温泉から行くことにした。

時間をかけて回れば、山頂あたりは晴れになるだろうと予想したからだ。
金に余裕があれば入りたい温泉を通過して登山道へ。山の入口にはどこもクマ注意の看板がある。

霧が立ち込めるブナの登り。
先日行ったメッツァの影響か、霧の向こうムーミンを探す子どもたち。
ここで出るのは黒いムーミンだよ。

白い霧に浮かぶ色とりどりの木々にテンション上げていく。
小さな谷を何度か越える。橋を渡るってのも子どもにとっては大イベント。こういうところたくさんあると、子供は楽しくなるのでありがたい。

下毛無岱は黄金色の高層湿原。まだ上の方は雲に覆われてるが、今はそれがまた幻想的でたまらない。
半分過ぎたところで振り返ると雲がパッカリと晴れた。風の流れから山頂方向も晴れていくだろう。
これから拝める絶景に私だけワクワクする。

正面に帯のように見えていた斜面に縦線が見えていた。よく見ると階段のようだが、あそこは登らないよねーと思っていたら、その麓に立っていた。
真縦エグいぜ。
ただ登って振り返ると下毛無岱とその向こうの景色が広がっていた。やべーこの高度感。

上毛無岱に上がると、正面にこれから歩く稜線と大岳がそびえる。
これ登るのーってぐずる子どもたち。

でも、宮様ルート分岐手前で、外国の女の子にさらっと「頑張ってっ」言われたのが気に障ったのか、やる気が出てきたようだ。

宮様ルートは終始ドロドロ。若干荒れてて非常にに歩きづらい。地図によってはパラダイスラインとも書かれているがどこがパラダイスなのか小一時間問い正したい。
ここまで濡れずに来た子どもたちの靴はドロドロに。段差もあって持ち上げたり、落ちぬようにサポートしたりで疲れた。

見上げると雲は完全になくなり真っ青な空とくっきり浮かぶ山々。気温と上がってきた。
ロープウェイからの道と合流すると、赤倉岳に向かってまっすぐ登る。
左膝の筋が痛くてゆっくりになる。子どもたちはなぜか元気に先に行ってしまう。父をいたわれ。

樹林帯を抜けると風が強く吹き付けるようになる。雲が流れていったのをみてたら予想はついたが、強さは予想以上だった。
アマゾンで買った風速計まだ届かなかったけど、ここで欲しかった。

登り切ると360°の大展望。
今登ってきた上下毛無岱や大岳、向こうには岩木山!
津軽湾の湾曲した形もよくわかる。

景色を楽しみたいが、稜線はさらに強い風。
これが樹氷を生むのだな。寒いいいい!
ウェアを飛ばされないように、防寒、防風対策をして大岳方面へ。

赤倉岳の片側は崩壊していて、そちら側に風が吹いているので滑落に気をつけながら進む。
そんなに気にしてない子どもたちは、風にテンション上がっていた。

赤倉岳の山頂はどこだかよくわからない。
祠があるところ?標柱あるところは柵の外。地図は崖の縁。

赤倉岳から鞍部をさくっと過ぎると井戸岳。
井戸のような火口があるからだろう。ここも風が強い。どんどん強くなってないか?
ロープに捕まったり、岩陰に隠れたりしながら井戸の縁を進む。
井戸の中も風が渦巻いていて、草が波打っていた。

今度は大岳との鞍部に降りていくのだが、ここが最高に風が強かった。
子どもたちが煽られて大変。足場が安定しないところがあって、私もフラフラ。
逃げるように鞍部に立つ避難小屋へ。

中でカップ麺タイム。私は息子の焼きそばのお湯を使い回したので、ゴム麺だった。
ただ風をしのげて温かいものを食えたのは本当に良かった。
もうあの風は嫌だと愚図る子供たちに、「どこに行こうというのだね、あの山を登らないと帰れないのだよ」と伝え、
防寒、防風対策ををして、出発!

大岳の登りは井戸岳のそれより穏やかで、これなら行けると思わせてくれた。子供たちもどんどん登る。
だが、木々がなくなると恐怖の強風地獄。煽られながらも山頂到着。

山頂は広々してるので、逆に突風に煽られても楽しいようで、じゃれ合っていた。
山頂はやはり360度の展望で下北半島やら、岩木山やら大展望だった。近くに目をやると、火山だったんだなぁと気づかせてくれる地形。
大地のダイナミックさを実感できて、いくらでも観てられる景色だった。ただ、寒い!もう冬が近づいてるんだな。
明日磐梯山に行くのが辛くなるので、後ろ髪引かれるが下山。

南面は急斜面が多く、気を使う。
樹林帯に入るとなだらかになり、仙人岱。
ここの水は飲んでも大丈夫なのだろうか…

ゆるゆると標高を落としながら、ダラダラ長い。
斜陽に照らされて紅葉が美しいが、すでに気持ちが切れた我々には目に入らず。

そんな気分が落ち込んだ時には、ミレポラサンゴ!
ポコポコポコポコ、フウー!

テンション上げつつ何とか駐車場に戻ってきた。
宮様コースを回ったので、かなりの距離になってしまったが、景色も見れて、強風イベントもあって楽しめた。


下山後時間があれば弘前観光と考えていたが、時間が遅くなったので辞めた。夕飯は盛岡冷麺食べたいと山で決めていたので、十和田市方面へ。
市内のせせらぎ温泉へ。
動物園のような露天に温湯があって不思議な温泉だった。

十和田から盛岡まで結構距離あったので、閉店までにたどり着けるかハラハラしたけど無事盛岡冷麺にありつけた。

明日は磐梯山。登山口にたどり着けるのだろうか…

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1,584m

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