行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
Start(08:34)・・・車山(10:26)・・・車山乗越(12:03)・・・殿城山分岐(12:22)・・・殿城山分岐(13:26)・・・蝶々深山(14:22)・・・車山肩(15:32)・・・車山肩(15:35)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
ビーナスラインを走りながら、冬の霧ヶ峰へと向かった。車山肩駐車場までの道は圧雪状態で、スタッドレスタイヤを履いているとはいえ、慎重な運転を心掛ける。標高が上がるにつれ、周囲の雪景色が一層美しくなり、車の中からでもその壮大な風景に魅了された。
駐車場に着くと、まずは装備を整える。12本爪アイゼンにワカンを装着し、いざ出発。とはいえ、車山山頂までは踏み固められたトレースがしっかりと残っており、チェーンスパイク程度のギアでも登れそうな印象だった。朝の冷え込みは厳しく、登山口付近は日陰になっていたため、気温は-8℃。歩き始めてしばらくすると、妻が寒さに耐えかねてダウンジャケットを羽織った。
車山山頂から車山乗越方面へと進むと、雪の豊富さが一気に増し、トレースも柔らかくなった。ワカンやスノーシューがなければ進むのは難しいだろう。夏道はゲレンデに下るトレースが貧弱で、慎重に下る必要があった。ゲレンデを経由しないと乗越へは進めないため、ここは冬ならではのルート選びが求められる。
車山乗越を越え、殿城山を目指す。しかし、ここにはトレースがなく、GPSでルートを確認しながら慎重に進む。ワカンを履いていても踏み抜きが頻発し、ラッセル作業に疲労が蓄積。山頂の半分ほどの距離で撤退を決断した。
気を取り直し、南の耳を目指す。こちらにはしっかりとしたトレースがあり、ワカンでも問題なく進める。午後からの風を心配していたが、運よく穏やかで、青空の下に広がる白銀の大地を歩く喜びを存分に味わった。名峰が連なる絶景に包まれ、雪原を進む自分たちの姿にすら酔いしれるような時間だった。
ただ、先ほどのラッセルの疲れが響き、南の耳までは行かずに、夏には行けない蝶々深山方面へとルートを変更。ノートレースの区間のため、踏み抜きもあったが、最短ルートを選びながら慎重に進み、無事に蝶々深山の山頂へとたどり着くことができた。
今年の霧ヶ峰は雪が豊富で、スノーシューやワカンを活用すれば、車山山頂だけでなく蝶々深山まで足を伸ばし、素晴らしい雪原を満喫できる。冬ならではの静寂と雄大な景色の中での登山は格別だった。また機会を見つけて、この白銀の世界を訪れたいと思う。
フォトギャラリー:59枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | ソフトシェル・ウインドシェル | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 |
| レインウェア | 登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 |
| タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 腕時計 | カメラ |
| ツエルト | 行動食 | GPS機器 |































































