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行程・コース

天候

登山口へのアクセス

この登山記録の行程

Start(19:59)・・・展望台(20:12)・・・旗振山(20:19)・・・栂尾山(20:49)・・・東山(21:12)・・・妙法寺(21:30)・・・鵯越駅(22:08)・・・全山縦走路出合(22:13)・・・菊水山登山口(22:25)・・・菊水山(22:56)・・・天王吊橋(23:17)・・・鍋蓋山(23:45)・・・善助茶屋跡(00:05)・・・天狗道登り口(00:34)・・・天狗道出合・学校林道出合(01:05)・・・掬星台(01:38)・・・徳川道出合(01:58)・・・杣谷峠(01:59)・・・車道(02:18)・・・丁字ヶ辻(02:27)・・・前ヶ辻(02:31)・・・記念碑台(02:38)・・・神戸GC(02:45)・・・みよし観音(02:53)・・・全山縦走路出合(02:55)・・・ロープウェイ山頂駅(03:04)・・・極楽茶屋跡(03:09)・・・石の宝殿(03:39)・・・船坂峠(04:04)・・・大谷乗越(04:29)・・・岩倉山(04:52)・・・塩尾寺(04:58)・・・Goal(05:23)

コース

総距離
約38.6km
累積標高差
上り約2,721m
下り約2,685m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 2025年3月22日(土)夜から3月23日(日)早朝にかけて,第32回六甲キャノンボールランの Night Speed の部に参加した。春のキャノンボールランの夜の部は須磨浦公園から塩尾寺下広場までのコースとなる。出発は 3/22 の午後8時。そのため午後になってから家を出たが,少し早めに出て景気づけに梅田の阪急三番街にある矢場とんでロースとんかつを食べておいた。トンカツは美味しかったのだが,食後,お腹の調子がいまいちで,トイレにこもってみた。そういえば当日は朝からお腹が少し緩い感じだった。キャノンボールランの最中にお腹が痛くなるのは困るなぁ,と思ったので,梅田のドラッグストアで正露丸トーイを買って飲んでおいた。

 須磨浦公園駅に着いたら19:34 だった。まずは受付をしておいた。受付と言ってもスマホで誓約書を送るだけやねんけどね。それから出発準備をした。今回は帰りの風呂用の着替えは阪急の十三駅構内のコインロッカーに入れてきた。新大阪と三国の間にある温泉施設に行こうかな,と思っていたので。キャノンでは,下は登山タイツに短パン,上は乾きやすいインナーシャツと夏用の長袖の登山シャツを着ることにした。ただ夜中は寒い可能性もあったので,寒くなった時のためにソフトシェルととても小さくなるウィンドブレーカーを持っておいた。出発前にソフトシェルを脱いだが,思ったよりも寒く感じた。そこでウィンドブレーカーを着ておいた。19:50 になるとスタート地点に集合し,簡単なセレモニーがあった後,午後8時に無事にスタートとなった。

 スタート直後の須磨浦公園の上りはいつもしんどい。どうしてもペースの速いキャノンボーラーの集団に揉まれるとついペースが上がってしまう。すると須磨浦公園を登りきった辺りでかなり息が上がってしまう。ま,それがキャノンボールやねんけどね。上に着いた時には完全に体が暖まって暑く感じたので,ウィンドブレーカーを脱いでおいた。旗振山をすぎるとみな一斉に走り始める。須磨浦公園の上りで疲れているので旗振山の後のランは結構しんどいと思ってしまう。そこでも他の参加者につられて頑張ってしまった。もう高倉台に着いた時点で完全に疲れてしまった。いいのか??

 栂尾山の階段は少しペースを抑えておいた。あそこでオーバーペースになると完全に足に来るので…。それでもさすがにキャノンボーラーはぐいぐい登っていく。あまり遅すぎないように,を心がけてなんとか無事に止まらずに上りきることができた。その先は速い人が来たらすぐに抜かしてもらうようにした。前回に比べて速い人に抜かされるのが多い気がした。どうも序盤の須磨浦公園の上りで前の方にいたみたい。栂尾山の上り階段を登っていると寒くなってきた。上りなのに…。でも,まだいけると思ってウィンドブレーカーは着ずに先に進んだ。栂尾山では山頂の展望台の横は通らず,ほんの少しだけショートカットした。そこから横尾山までは,これまた必死に皆さんについていく感じで歩いた。横尾山を過ぎて須磨アルプスに向かっての下りに入ると,他の参加者のペースが「遅い」と感じてしまった。菊水山の下りでも東六甲の下りでも感じたが,下りだけは多くのキャノンボーラーよりも速い気がする。皆さん,上りはまあまあ速いけど,下りが不得意な人が多い気がする。ま,ほんとに速い人は上りも下りも速いんだけどね。そういえば東山に向かう途中で振り返ると須磨アルプスを下ってくるキャノンボーラーのヘッドライトの列が見えた。結構きれいやったねぇ…。

 須磨アルプスから東山に上り,そこからつづら折りを下ると横尾の住宅地に出る。そこから妙法寺までは多くの参加者が横尾中学横を通るルートを行く。そこで今回は皆さんにならって横尾中学横に行ってみた。少しだけ距離が短いみたいやね。その先,妙法寺小学校下の交差点からは高取山には向かわずに,天然ラジウム温泉華の湯の前を行く。そこから昔デイリーヤマザキがあったところまでは皆さんショートカットを行く。今回も皆さんについてそのコースを進んだ。そして出発から2時間8分後に鵯越駅前にたどり着いた。

 そこからが修行だった(そこまでも修行やったけど…)。菊水山の急登口までの区間でも皆さんガンガン走るが,私は歩くのを増やして足を休憩させておいた。そうしないと菊水山の急登がしんどそうやったし…。なので,その区間は結構抜かされた気がする。菊水山の急登区間でもみなさん結構速いので,多くの人に前に行ってもらった。今回の菊水山はいつもにましてしんどかった。それまでに頑張りすぎたのかなぁ?? なんとか 22:57 頃菊水山の山頂にたどり着いた。もうその時点でヘロっヘロだった。喉も乾いていたので,菊水山の石碑の写真を撮ってからパンダエイドでコーラを2杯飲んでおいた。でも,急に2杯飲んだからか,その後市ヶ原までしばらくはなんとなく気分が悪かった。胃の辺りがムカムカする感じがした。寒気を感じたのもあり,もしかしたらノロウィルスやサポウィルスやらにでもやられたのか?と思いながら歩いた。

 菊水山の下りは須磨アルプスと同様に多くの方に先行させていただいた。同じように速い人がいたので,その人達についていっただけやけどね。天王吊橋までは18分で下った。一人だと15分が目安なのだが,どうしても他の人達を抜いたりするのに時間がかかるみたいだった。途中,寒さに耐えられなくなって城ヶ越でウィンドブレーカーを着ておいた。やはり体調が悪い感じだった。天王吊橋から鍋蓋山に向かっての上りでは,がくんとペースが落ちてしまった。天王吊橋までですごく疲れてしまい,鍋蓋山に登れる気がしなかったからなぁ…。それでも何度も止まりながらもなんとか鍋蓋山の山頂にたどり着いた。その頃が一番気分が悪くて,まじめに市ヶ原で DNF か?と考えたりしていた。市ヶ原の櫻茶屋さんでしばらく休憩させてもらおうか,とか,もし下界に下りても午前1時とかやから,知り合いのバーに寄らせてもらおうか,などと考えていた。でも,もしノロウィルスとかやったら後で迷惑かけるよなぁ,とも考えていた。その時点ではどうしようもないので,とりあえず市ヶ原の櫻茶屋さんを目指して歩いた。

 市ヶ原についたのは 0:17 だった。出発から4時間ちょい。キャノンボールのコースは高取山を含まないので4時間切れるかな?と思ったがだめだった。市ヶ原ではキャノンボールの日は夜中も開けてくれている櫻茶屋さんでフランクフルトを食べておいた。そこで暖を取り,少しでもタンパク質を補充しようと思って…。また,市ヶ原ではポカリスエットを1本買っておいた。そういえばアクエリアスを 500 mL x 4本持って出発したが,市ヶ原と摩耶山掬星台でポカリスエットを1本ずつ,ガーデンテラスで水を1本買った。それだけだった。スポーツ飲料 3L + 水 0.5L しか飲まなかったことになる…。ま,夜中やったからそんなもんかもしれない。櫻茶屋さんを出るとめっちゃ寒く感じた。これは絶対にお腹痛くなるに違いない,と思い,市ヶ原の少し先でウィンドブレーカーの下にソフトシェルを着た。それ以降は寒さも気分の悪さもましだったので,体調不良の原因は寒さだったのかもしれない。

 市ヶ原から摩耶山までは極力遠くを見ない作戦で登った。先を(上を)見ていると変に疲れるので…。疲れや眠気もあったのかもしれないが,ぼーっと歩いていると気づくと進んでいる,という感じだった。市ヶ原から摩耶山までの天狗道には,ゴロゴロ坂手前の小ピークにエイドがある。あそこまでどうやって装備を持っていくんやろ?と不思議に思ってしまう。しかし,今回はそのエイドはパスしてしまった。お腹の調子が微妙なので,下手に食べると吐きそうになるかも,と思って。その後の摩耶山掬星台,杣谷峠,西お多福山入口,最高峰下トイレ横,の各エイドもみなパスしてしまった。元気なら食べたり飲んだりしたかってんけどなぁ…。ちなみにサードプレイス六甲エイドはやってなかった。まぁ,午前2時半とかやからねぇ…。逆向きなら午後11時ぐらいやから開いてるのかもしれない。

 摩耶山から神戸市立自然の家付近まではずっと車道沿いを進んだ。体調もいまいちやし,とりあえずラクしようと思って。道沿いに出る辺りで京都から来られたという人がいたのでしばらく一緒に進んだが,その人に合わせるようにゆっくりと小走りしてみた。速度は遅かったけど…。するとこれが意外といけて,結局自然の家のすぐ手前のゆるい上り坂まで走れた。それでなんとなく終盤は走れそう,と思った。京都から来た人は杣谷のエイドに寄ったので,その先は一人だった。自然の家付近から三国池下の東屋への上りは,もう疲れ切っていたからか,あまりしんどいとは感じなかった。単に麻痺していただけやと思うけど…。三国池下からガーデンテラスまではずっと車道沿いを進んだ。その辺りでも走れそうなところは走っておいた。走れたから…。市ヶ原辺りでの体調不良はなんやったんやろ?

 ガーデンテラスの自動販売機で水を買ってから先に進んだ。ガーデンテラスから東六甲縦走路への分岐までもほぼ車道沿いを進んだ。そこも上りじゃなければ走っておいた。あくまでジョギング程度のスピードやったけどね。一軒茶屋の向かいでは,最高峰下トイレに寄っておいた。そこにもエイドがあるが,それ以前にあるエイドと同じくそのエイドはパスしておいた。

 東六甲縦走路分岐を通過したのは 3:41 だった。時計は見てなかったけど…。東六甲縦走路でも走れそうなところは走っておいた。また下りもガンガン下ってみた。すると結構先行させてもらえた。でも,先行するということはその先も頑張らないといけない,ということなので,結局いつものように東六甲縦走路はずっとしんどかった。分岐から船坂峠までは急な下りが数か所ある。そこでは他の参加者の多くの人よりは速いので,結構多くの人に抜かさせてもらった気がする。船坂峠から大谷乗越までもしんどかったなぁ…。意外と上りが続くので終盤の疲れた足には結構厳しい。それでも大平山の林道から大谷乗越までは頑張って走ったなぁ…。あの区間はちょうどいい感じの下りやけど路面に大きめの石がごろごろしていて,ペースを上げたいけど皆さん少し遅めとなっている。そこをガシガシ下り,何人かの方に抜かさせてもらった。もう必死やったけどね。

 大谷乗越から塩尾寺までの区間も頑張ったなぁ…。大谷乗越までにまあまあの参加者に抜かさせてもらっていたので,できるだけ追いつかれないように,と思って頑張った。お陰でそんなに多くの方には抜かされなかった気がする。終盤,お二人の方に追いついたので,その人達についていくことにした。先に行ってください,と言われたが,もう足が残っていないので頑張ってついていきます,と言って,なんとかついていった。ほんとに「なんとか」ついて行った感じだった。そして 4:59,出発から 8時間59分で塩尾寺にたどり着いた。途中,リタイアも考えるほど体調不良だった割には頑張ったかもしれない。特に東六甲縦走路に入ってから1時間18分で塩尾寺まで来てるからねぇ…。塩尾寺の先も早くこの修行から開放されたいと思いながら頑張って下った。いつもはヘアピンカーブから先も車道を行くが,今回は階段を下って貯水タンクの横を進んだ。そして,5:06,出発から9時間6分で無事にキャノンボールのゴールとなっている塩尾寺下の広場に着いた。いやぁ,よかったよかった。そこでロボ次郎の上にある QRコードを読み取って,記録の報告サイトで記録を入力しておいた。

 キャノンボールのゴールは塩尾寺下の広場なのだが,私としての六甲全山縦走のゴールは武庫川そばの宝来橋南詰交差点と決めている。そのため,キャノンボールのタイムの申告の後,すぐに出発して宝来橋南詰を目指した。キャノンボールのゴールから宝来橋南詰までは 15分ほどかかった。もうそれ以上は踏ん張れなかったからねぇ。そして出発から 9時間23分後の 5:23 に無事に宝来橋南詰に着いた。おつかれ〜♪

 そこから阪急の宝塚駅に向かい,最初に来た電車で十三に向かった。十三駅ではコインロッカーに預けた着替えを取り出しておいた。せっかく持ってきた着替えだったが,今回は銭湯やスーパー銭湯に行く元気もなく,さっさと家に帰った。

 今回は第32回六甲キャノンボールラン(CB32)のナイトスピードの部で六甲全山縦走してきた。途中,気分が悪くなったりしたが,なんとか無事にゴールできた。いやぁ,よかったよかった。

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装備・携行品

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登った山

摩耶山

摩耶山

702m

菊水山

菊水山

459m

横尾山

横尾山

312m

鍋蓋山

鍋蓋山

486m

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