行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
JR今庄駅の横(駅を正面に左側)にある無料駐車場をお借りする。以前は右側にしか駐車場がなかったが、最近は整備されて広くなった。
この登山記録の行程
JR今庄駅駐車場(08:19)・・・八十八ヶ所登山口(08:28)・・・第一休憩所(08:38)・・・第二休憩所(08:46)・・・七曲り半登坂・・・第五休み場(09:02)・・・湯尾峠登山道合流点(09:10)・・・展望台(09:13)・・・ごくらく橋(09:13)・・・弘法寺(09:16)・・・鞍部・・・ 鍋倉山山頂(10:17)・・・鞍部・・・藤倉山頂上・反射板(11:37)(昼食~12:45)・・・燧ヶ城址(14:01)・・・・・・愛宕山(14:01)お寺(14:18)・・・JR今庄駅駐車場(14:36)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
GW帰省登山第一弾は、先輩たちとのゆるゆる登山。
登山と言うよりは、主に仕事のストレス発散に目的がおかれている。
先輩から「超ゆるゆるで新緑のきれいな山」というお題を頂き、今回選定したは「藤倉山」。かなり前に周遊して以来ご無沙汰だが、とても歩きやすく楽しかった記憶が残っている。
藤倉山は今庄の西側に位置する標高643.5m の低山で、今庄駅を起点に八十八ヶ所登山口から鍋倉山、藤倉山、そして愛宕山の3つの山を経て周遊できるとても手軽な山だ。
8時に今庄駅前の駐車場に集合。
ギリギリ晴れていたが、遠くの山際にはどんよりした雲が乗っかっていていつ天気が崩れてもおかしくない感じだった。風が強く肌寒かったので、さっそく登山を開始して身体を温めることにした。
町中を抜けて、八十八ヶ所登山口から山へと踏み込んでいく。つづら折りの登山道には一定間隔で仏さんの石像があり、一つひとつ表情がことなるので、見ていて飽きない。また、八十八ヶ所を巡るお年寄りのためか、「もう休憩?」と言いたくなるような短い間隔で休憩所とベンチが設置されていた。我々も久しぶりに山に来たというメンバーがほとんどだったため、無理をせずこまめに休憩を淹れながら登った。
登りきると山には不釣り合いな真っ赤な橋が目に飛び込んで来た。
「ごくらくばし」。
この世とあの世を結ぶ橋なのだろうか。あの世に行くにはまだ早いが、先に進まないと周遊ができないので、ここはあっさり渡ってしまう。
極楽橋を渡った先にある弘法寺で小休止とする。持ってきたおやつを配り、もしゃもしゃ食べながら日頃のたわいもない会話で盛り上がった。既に全員、登り切った感を醸し出していたが、登山は始まったばかりだ。
弘法寺を過ぎると、本格的な登山モードに入り鍋倉山、藤倉山の順でアップダウンを繰り返しながら進んでいく。個人的には緩い坂だと思っていたが、「急だー!」と言う声が飛び交ったので、ここは全員のペースに合わせてゆっくり歩くことにした。
藤倉山の反射板の下で、ちょうどよい時間になったので昼食タイムとした。お湯を沸かしてカップラーメンを頂き、食後にコーヒーを淹れてまったり。超ゆるゆる登山ならではの時間の使い方だった。
鍋倉山から藤倉山へ来るまでのブナ林もひと際大きくて見事だったが、藤倉山から愛宕山へかけてのブナ林もまた見事だった。人が手入れをしているんじゃないかと思えるくらい整ったブナ林。空に緑のベールをかけたような瑞々しい新緑。そこから差し込む光が森に明暗を作りさらに美しさを醸し出していた。いつも同じことを書くが、ブナ林が最も綺麗な山は、はやり福井だと思う。春に福井の山を歩くたびにそう実感する。あくまで個人的な感想だが。。。
最後に、燧ヶ城址を見学してから下山した。燧ヶ城址は、今となっては切り堀の跡や石垣の一部が残っているだけだが、かつては「北陸道第一の城郭なり」と唄われるほどの山城だったとか。下山後は宿場町の面影が今も残る街並みを見学しつつのんびりと駅へと戻った。
歴史を感じつつブナの新緑に包まれた良い一日だった。

























