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羊には早いがGW新緑と滝の春の竜ヶ岳を巡る

竜ヶ岳( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 5人 (Yamakaeru さん 、ほか4名)

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行程・コース

天候

曇り後晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: カーナビには「宇賀渓キャンプ場」をセット。宇賀渓キャンプ場駐車場を利用。500円/1台。結構大きな駐車場だが、人気の山なのですぐに一杯になるため早めの到着をお勧めする。綺麗なトイレあり。

この登山記録の行程

宇賀渓キャンプ場駐車場(07:05)・・・遠足尾根登山口(07:27)・・・<遠足尾根コース>・・・岩山展望台(08:11)・・・緊急時避難小屋(09:42)・・・竜ヶ岳(09:57)・・・<中道コース>・・・(10:26~昼食~11:02)・・・五階滝(12:22)・・・魚止滝(12:51)・・・白滝(12:56)・・・遠足尾根登山口(12:59)・・・宇賀渓キャンプ場駐車場(13:18)

コース

総距離
約10.4km
累積標高差
上り約1,263m
下り約1,261m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

GW最後の登山は、埼玉の山友こと「ともさん」のお誘いもあり、鈴鹿山系へ足を延ばして久しぶりに竜ヶ岳へ登る。
なんと、ともさん、埼玉県から遠路はるばると車を飛ばしGWを利用した三重県遠征をやるという。しかも高速を使わずに下道だけでやって来る、いつもの豪傑ぶりに驚嘆してっしまう。そうとなればお出迎えしない訳にはいかないと、地元の山仲間メンバーにも声をかけ、急きょ合同登山となった。
約束の7時を目掛けて少し早めに宇賀渓キャンプ場駐車場へ到着。
先に着いていたともさんと合流し挨拶もそこそこに、早速、登山を開始する。
登りはもっともスタンダードな「遠足尾根コース」。林道を進んだ最初の登山口が入口となる。
遠足尾根コースは、初心者にも比較的登りやすいといわれているが、岩場を過ぎた先にある尾根までは結構な急斜面が続き休む暇がない。
ただし、尾根に出ると、その先は緩やかな道となり緩やかに高度を上げていく。そういう意味では、他のルートよりも断然登りやすい。
尾根に沿って進んでいくと、左手前方に目指す竜ヶ岳の頂が見えてきた。大きくお椀を伏せたような丸っこい山容。山頂部にはほとんど樹木は無く、芝生に覆われたような他の山にはない珍しい出で立ちをしている。深林限界というよりは吹き荒れる強風の影響なのかも知れない。その斜面には5月の中旬ともなればシロヤシオが咲き出し、竜ヶ岳名物「羊の放牧」の風景が現れるが、今年は全般的に花の開花が遅れているようで、シロヤシオも残念ながら見ることはできなかった。ともさんには是非「羊の放牧」を見てもらいたかったが、叶わず残念だった。
頂に向かって軽いアップダウンをしながら、ゆっくりと歩いていく。晴れていれば一番の水泥であるが、頂には分厚い鉛色の雲が覆いかぶさっていた。予報では9時頃から晴れとなっていたが、「本当に晴れるのか?」と思うくらい昨夜に降った雨の影響が色濃く残っていた。
竜ヶ岳の頂に到着。
遠くに光る海と四日市と思われる街並みが見えた。
風が冷たく、立ち止まると一気に体温が下がるのが分かった。このままでは凍えてしまうと、近くの方にシャッターをお願いし、記念写真を数枚撮ってもらってから、「中道コース」を使って早々に下山することにした。
時間的に少し早かったが、少し降ったところで、風が来ない場所を探しお昼ご飯を食べることにした。
すっかりメンバーに馴染んでいるともさん。
ともさんの人柄もあるが、「山に登れば皆友達」というのも山の魅力だと思う。
隊長から食後のコーヒーを頂き、ホッと一息つきながら空を見上げると、いつの間にか青空が広がっていた。さっきまでが嘘のような、澄み渡る青い空。山あるあるとは言え、あまりのギャップに悔しくてもう一度登り返したくなった。
食事を終えて、再び歩き出す。
ここまで緩やかだった斜面が激坂に変わる。
遠足尾根とはまた違ったタイプの急登。斜度だけで比べればこちらの方が歩きづらいかもしれない。
どんどん降っていくと、次第に沢の音が大きく聞こえるようになってきた。そのうち沢に合流し暫し渡渉を繰り返しながら河原を歩いていく。ゴロゴロした大きな岩を避けながら歩いていると「本当にこのルートで良かったっけ?」と不安になりそうだった。
中道コースはもっと短いと記憶していたが、久しぶりもあって、歩いてみると意外に長く感じた。それも最後の橋を渡って終了と思っていたが、いつの間にか最後の吊り橋が崩落して無くなっていた。河原を見ると丸太を並べた臨時の橋があったので、両手でバランスを保ちながら対岸へ渡る。あとは林道歩きとなり、少し進むと登りに使った遠足尾根の入口にたどり着き周遊の輪を閉じた。
竜ヶ岳登山を終えて、駐車場で片付けをしながら談笑。
これから明日の山に向けて長野まで移動すると言うともさん。自分も気ままな旅は大好きだが、下山後に三重から長野まで車で移動しようとは思わない。思わず「すげっ」と声を出してしまった。
「元気で!」「有難う!」とそれぞれ大きく手を振りながら、ともさんと分かれ帰路に入る。振り返ってみると、不思議なご縁の一日だった。別々の場所で登っていたメンバーが山を通じて集まり、共に歩き楽しむ。天気は今一つだったが、お陰でGWの良い想い出が一つ増えた。ともさん有難う。

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登った山

竜ヶ岳

竜ヶ岳

1,099m

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