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冬季西穂山荘と丸山へ

西穂高岳丸山( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 3人 (シニアキャンパーおやじ さん 、ほか2名)

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行程・コース

天候

初日:晴れのち曇り
2日目:雪のち晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 新穂高第2駐車場(登山者用有料駐車場)に駐車。冬季は少し離れた登山者用無料駐車場は積雪のため閉鎖。観光案内書向かいの登山者用有料駐車場が無料で使用出来た。ロープウェイ近くの駐車場は有料。

この登山記録の行程

【1日目】
自宅集合(5:00)↠名神↠東海北陸道↠国道158号↠新穂高温泉登山者用駐車場(12:00/12:15)・・・新穂高ロープウェイ温泉駅(12:30/13:00)↠西穂高口駅(13:30/13:45)・・・西穂山荘(15:30)

【2日目】
西穂山荘(8:00)・・・丸山山頂(8:30)・・・西穂山荘(9:00/11:00)・・・西穂高口駅(12:30/12:45)・・・西穂高口駅(13:15)・・・新穂高温泉登山者用駐車場(13:30/14:30)↠国道158号↠東海北陸道↠名神↠自宅解散(21:00)

コース

総距離
約4.6km
累積標高差
上り約450m
下り約449m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

いつもの登山仲間2名と冬季の西穂高山荘を目指す。全員、夏季には独標までは登った経験がるが、冬季の西穂高を体験したくて西穂高山荘から独標への稜線上にある標高2452mの丸山を目指した。
関西では春の陽気が近づく3月下旬、早朝5時に集合をして登山口となる新穂高温泉へと向かう。途中、1名が車内でバックパックの中をゴソゴソと調べだしたので、聞いてみるとアイゼンを忘れたと!!
さすがにアイゼン無しでは登れない。中止を覚悟で高山市内まで行ってスポーツショップの開店を待ち聞いてみると、売残りがあるとの事で購入。このため計画より1時間ほど遅れて新穂高温泉に着く。ロープウェイの駅近くの駐車場に行くと1時間600円。確か登山者用駐車場があったと戻ると、観光案内所の向かいに登山者用駐車場があった。夏季は有料だが冬季は無料のようだ。
車を止めてロープウェイの駅へと向かう。駅の食堂で昼食を取りロープウェイに乗込む。インバウンドの影響なのだろう、乗客の7割は外国人だ。しらかば平駅で第2ロープウェイに乗り継ぐ。高度が上がるにしたがい眺望が開けて、槍ヶ岳から穂高連峰が一望出来る。後方には笠ヶ岳が聳える。30分ほどでロープウェイは西穂高口駅に着く。
出口でアイゼンを履いて、西穂山荘へと向かう。以前、夏季に来たときは散策路の奥の登山道入口に登山届を提出する小屋があったが、見当たらない。踏み跡を頼りに散策路から分かれて登山道へと入る。雪は締まって踏み跡もしっかりあるので、道に迷ったり、雪を踏み抜くこともなく、原生林の中を歩いて行く。
駅へと向かう登山者が来たので声を掛けると、なんと、テレビ番組などでもよく見かける西穂山荘管理人の粟澤さんだ。ご挨拶をして山荘までの状況を教えて頂く。
夏場の登山道は、もっと平坦で歩き易かったと思いながら1時間程あるくと、最後の急登が始まる。夏場は九十九折れで登って行くが、冬季は直登の登りが続く。30分ほど息を切らして急登を登りきると、雪だるまの『まもちゃん』が迎えてくれる西穂山荘に着く。
アイゼンやゲーター、ストックなどの濡れたものを棚に置いて、食堂での受付を済ませて部屋に入る。冬季、小屋内の水道は凍結をするため全て止められて、トイレでの手洗いや、洗面の水も使えない。自販機のペットボトルか食堂での購入になる。
夕飯までのひと時、食堂に行き持ってきた酒で宴会を始める。これも登山での楽しみだ。日が暮れるに従い、天気予報の通り雪が舞い始めて、到着時には見えていた霞沢岳もすっかり風雪の中に隠れてしまった。夕飯も済ませて、早々と就寝に着く。
翌朝、朝食で食堂に行くと雪はまだ降り続き、窓からの視界も殆ど無い状態だ。しばらく部屋で天候の回復を待つ。8時過ぎになって少しだが風雪は治まってきたので、出発準備をして風雪の中を丸山へと出発する。夏季には大きな岩を登るが、冬季は雪に覆われて登り易い。急登を登るとハイマツの樹林帯になるが、ここも雪に覆われて雪原を登って行く。露出した岩の表面やハイマツの枝には、エビの尻尾の霧氷が見られる。
ルートを見失わないように踏み跡を確認しながら丸山山頂の道標を探して登って行くと、30分ほどで丸山山頂に着いた。多少、天候は回復したとは言え、時折り身体を持っていかれそうな凄まじい風雪が吹いてくる。風雪の中、3人で目標達成の記念写真を撮り、直ぐに下山を始める。山荘に戻り名物の西穂山荘ラーメンを食べながら天候の回復を待つ。
10時半を過ぎると霧も晴れて青空が覗き始めた。帰る前に、もう一度、稜線まで登ってみようとハイマツ帯の上まで登ってみると、朝は何も見えなかった独標へと続く稜線の先に西穂高岳がはっきりと望むことが出来た。
帰りは山荘から西穂口駅に戻り、ロープウェイで下山をしてから、駐車場に近い中崎山荘で温泉と昼食を取り帰路へと着いた。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア フリース ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下
バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー アウターウェア オーバーパンツ バラクラバ
オーバーグローブ 雪山用登山靴 アイゼン ピッケル プローブ ビーコン
ゴーグル

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