行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
道の駅「くちくまの」に前泊し、蟻通神社近くの有料駐車場に車を停め、道分け石(中辺路の起点)から滝尻まで歩く。帰りは滝尻からバスに乗り田辺駅下車、徒歩で駐車場に戻る。
この登山記録の行程
Start(07:01)・・・秋津王子(07:45)・・・万路王子(08:23)・・・下三栖(08:36)・・・珠簾神社(09:09)・・・長尾坂入口(09:22)・・・県道合流点(09:43)・・・関所跡(10:14)・・・水呑峠(10:34)・・・捻木峠(11:03)・・・槇山分岐(11:06)・・・潮見峠(11:58)・・・清姫道分岐(12:09)・・・鍛冶屋入口(13:02)・・・滝尻王子宮十郷神社(13:23)・・・滝尻王子宮十郷神社(13:27)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨日の赤木越・大日越で中辺路の主要な古道ルートは歩いた事になるが、中辺路の起点である田辺の町から滝尻まで潮見峠越で歩けば、熊野本宮・那智大社までの中辺路ルートが完成する。好天が期待出来たので翌日の3月10日に田辺の道分け石から滝尻まで歩く計画を実行した。
朝5時前に起床し、お湯を作って昨日スーパーで入手していた巻き寿司とコーヒーで朝食を済ませ、田辺市内に向かう。Googleマップで調べた駐車場に6時45分到着、ザックを背負いトレッキング準備を済ませ、まずは蟻通神社にお参りしてトレッキングの無事をお願いする。地図上では蟻通神社から道分け石はすぐ近くになっているが、なかなか見つけられない。中辺路起点なのでGoogleマップを見ながら周囲を歩き、看板の陰に道分け石を見つける。結局、車を停めた駐車場のすぐ隣だった。気を取り直して、起点の道分け石で写真を撮り中辺路歩きを開始する。交差点を北西方向に進み、北向きの道に入り線路を渡る。最初のポイントは高山寺、線路を越えてすぐ西向きに左折して会津川を歩行者用の大師橋で渡ると高山寺の山門が正面に。山門で左に曲がり川に沿って1kmほど進み青木歩道橋を渡り県道を横切り細い道に入る。300mほどで道路の右手に秋津王子の石碑と由来が見つかる。秋津王子を過ぎて最初の交差点を右に折れ、南西方向に進み会津小学校を過ぎた所でまた右、左会津川にかかる目座橋を渡り川沿いの気持ち良い道を進む。右手側は梅畑で今が満開の花盛り、朝の空気と梅の香りが心地よい。小高い丘の右側を回り交通量の多い道路に入り、しばらくすると左手に須佐神社の鳥居と石段が見える。高山寺もそうだったが、今日の目的は滝尻まで歩く事だったので、お参りはせず次のポイント万呂王子に向かう。ガソリンスタンドのある交差点でまた左会津川沿いの道まで戻り、熊野橋までは川沿いを歩く。ここも開けて景色も良く、梅の花の香りを感じながらの気持ち良い場所。ガイドマップでは熊野橋を渡るとすぐ万呂王子になるが、付近にはそれらしき石碑等は見当たらない。古道の道標の位置が書かれている部分を見ると、この道標付近に万呂王子があるようだ。この道標から400mほど進むと三栖王子・稲葉根王子方面と今回歩く潮見峠越の分岐に出る。この分岐を左に曲がり北に向かって進む。三栖小学校前を通り、小さな橋を渡ると、また鳥居が現れる。ガイドマップでは珠簾神社とある。この神社も素通りし、川沿いの県道を北に向かって進むと、次には伝馬所跡の石碑を見つける。この辺りから道路の幅も狭くなり徐々に上り坂になってくる。長尾坂登り口の案内板と道標を見つけ県道を離れわずかに残った古道に入る。古道の入口あたりには「南無阿弥陀仏」と書かれた石碑があり、その近くには石の祠内に安置された石仏もあり、古道の雰囲気を醸し出している。この長尾坂は十分に手入れがされているが、他の中辺路のルートに比べてあまり通る人は多くない感じがした。10分ほど急勾配の古道を登り続けると一里塚とその案内板が現れる。さらに10分登り舗装された道路に合流する所で役行者の石像を見つける。ここで古道は舗装道路になるが、登り坂は相変わらず急傾斜のまま。歩き始めて3時間あまり、10時になり標高も結構高く、道端の景色も梅の花だけでなく黄色い水仙満開の場所も見つけ、さらに西側が開けた場所も現れ広々とした里山の雰囲気を写真に収める。10時14分に関所跡と書かれた看板が現れる。道路はまだ舗装されているが軽1台が通れるくらいの狭さになって民家もほとんど見当たらなくなる。ここからが潮見峠越の核心部分。舗装道路とはいえ左手は大きく開けて景色も良く、梅の花満開が春の香りを振り撒き何枚も写真を撮りながら登り続ける。10時32分三角屋根の民家:ひるね茶屋に到着。庭先で切り干し大根を広げていて、のどかな時間が辺りを包む。茶屋の庭にトレッカー用のベンチもあり、ちょっと休憩。ベンチからの景色もまた素晴らしい。梅林の向こうに紀伊田辺の街並みとその向こうに広がる湾と大海原。茶屋のおばあちゃんとちょっと雑談しながらの休憩。水分補給後出発して水呑茶屋跡を通過すると登りもひと段落、道も舗装道路から土の古道になり今回のルートで一番熊野古道らしい雰囲気を捻木峠に向かう。途中にお滝さんの案内板を通りさらに捻木の杉の案内板が現れる。やっと捻木峠、真新しい花が置かれている石仏が巨木の手前に安置されている。ここからさらにひと進み、ひと登り(30分かかった)でやっと潮見峠に到着する。その名の通り海を見渡せる広々とした草原で、ベンチとテーブルも置かれている。時間も11時30分になったので、ここでランチ休憩。サーモスのたっぷりのお湯を使って力きつねうどんを作り待ち時間の間にトマトを食べる。餅を入れたカップうどんは美味しく元気も出る。広場を挟んでベンチの反対側には舗装道路沿いにトイレも設置されている。滝尻に向かう前にトイレを済ませ、舗装道路を滝尻に向け下り始める。10分ほど舗装道路を下ると厳島神社・峠展望台と書かれた分岐道標を見つける。ガイドマップと照らし合わせると、ショートカットで滝尻に出る道のようだ。今回は覗橋経由の正規のルートで廻り道。急勾配の下りで尾根を1つ回り込むと、北東側の紀州山地の山並を一望出来るView Pointが出てくる。多分中辺路ルートの山並だろう。かなり長い下り坂を延々と進み、民家がちらほら見え出し、国道の合流に橋が見える。これが覗橋のようだ。橋を渡り富田側に沿って国道311号線を1kmほど進むとトンネル脇に古道らしき道を見つけるが、通行止めの注意書きで仕方なくトンネルを進み滝尻には13時24分に到着。滝尻王子をお参りし、バス停に移動してベンチで完歩を祝いコーヒーで乾杯。14時10分の田辺駅行きのバスに乗り駅からは徒歩で駐車場に戻る。トレッキング後の温泉は亀の井ホテル 紀伊田辺に決め車で移動。温泉はホテルの最上階(5階)にあり、露天風呂からは今日歩いた潮見峠も見渡せる絶景風呂でトレッキングの疲れも吹き飛ぶ。
フォトギャラリー:63枚
装備・携行品
| シャツ | Tシャツ | ソフトシェル・ウインドシェル | フリース | ロングパンツ | 靴下 |
| レインウェア | トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
| 予備電池 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
| 地図 | コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
| 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | ロールペーパー |
| 携帯トイレ | 非常食 | 行動食 | トレッキングポール | GPS機器 | カップ |






























































