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霧と強風の中、コマクサを堪能する

秋田駒ケ岳( 東北)

パーティ: 1人 (murozo さん )

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行程・コース

天候

霧、時々霧雨もしくは雨。場所によっては強風〜突風が吹いていました。

登山口へのアクセス

バス
その他: アルパこまくさまでマイカー、駐車場は広いので問題なしです。ここから八合目までバス、30分ぐらいで750円。以前からpaypayには対応していましたが、クレジットカードのタッチ決済にも対応するなど、支払い方法が増えて便利になりました。ただし、八合目付近は電波が弱く、paypay(スキャン払い)は使えないこともあります。

この登山記録の行程

八合目小屋(10:32)・・・焼森(11:13)・・・横岳(11:31)・・・大焼砂からムーミン谷への分岐(11:55)・・・阿弥陀池避難小屋(13:09 休憩15分)・・・八合目小屋(14:00)

コース

総距離
約7.5km
累積標高差
上り約552m
下り約553m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

六月七月の梅雨時はソワソワするものです。天気は湿りがちですが、山には様々な花が咲き乱れています。丁度梅雨の時期に咲く花もあるわけで、そんな花を見たいと思うと、どうしよう?と思うわけです。
今回も前の日は雨、この日は曇り。でも夕方からは晴れ(といっても町中の天気ですが)の予報なので、きっと雨が降ることはないだろう、と考えた上で、そしてそろそろ花の時期が終わってしまうコマクサを見るべく、秋田駒ケ岳に向かったのでした。そして、予報を信じるなら時間は遅めが良いだろう、そして駒ヶ岳ならそんなに時間はかからないし、、、と考えてゆっくりと出発しました。
バスに乗って駒ヶ岳八合目に着いたのが10:30。田沢湖近辺では蒸し暑く薄曇り、といった様相でしたが、八合目は深い霧の中。
きっとそのうち霧は晴れるに違いない、と信じて歩き始めました。登山道入口のウェルカムフラワー?のハクサンチドリを眺めてスタートです。ターゲットはコマクサなのでそのエリアに最速で近づけるよう、焼森へと登るルートを選びました。
霧のような、霧雨のような、とにかく湿度十分な状況だったので、時折木からまとまった水滴が落ちてきました。雨具を出すほどでもないので、まずは軽快に登っていきました。道中はハクサンシャクナゲやマルバシモツケが彩っていました。しばらく登って砂礫地に近づいていくると、エゾツツジやミヤマダイコンソウが赤や黄色の彩りを添え始めました。さらに進んで砂礫地に入ってくる頃には少し風が吹いてきて、さらに霧も濃くなり、メガネがすぐに曇るような状態になってきました。そんな中、砂礫地を眺めているとコマクサ発見!もう終わっている花もたくさんありましたが、まだまだ綺麗な花をつけている株もたくさんありました。
そんな花を眺めながら焼森に到着。山頂付近で綺麗なコマクサを探して歩き回ってから、今度は横岳の方に、、、と思ったら間違ってきた道を戻りそうになりました。。。霧、怖いですね。。。(それぐらい視界が悪かった、ってことです)
すいすい歩いて、横岳に到着。途中で霧雨とはいえ、上着が湿り始めたので上だけは雨具を着用しました。この辺りから風がかなり強くなってきました。霧は相変わらず。ムーミン谷に下るかどうか、ちょっと迷いましたが、ムーミン谷を目指して大焼砂へと下っていきました。
下っていく途中から霧雨が雨に変わってきて、さらに風も強風のような突風のような、そんな風に変わってきました。下り始めてしばらくしたところで、下も雨具を着用し、ザックカバーも装着しました。大焼砂の溶岩質の足場は崩れやすくて登るのには大変だと思っているのですが、結構な人数の人が下から登ってきていました。
そして、ここを下っていく最中も道の左右にはコマクサがたくさん咲いていました。
軽快に下ってムーミン谷への分岐。ここから鋭角に曲がってムーミン谷へと進みました。この辺りはコマクサ密度がmax。霧がなければ!と思いつつ、砂礫地に点在するコマクサの花を眺めながら前へ進みました。
ムーミン谷へ入ると強風は止んで、静かな霧の世界になりました。入口の辺りのチングルマは既に蕊だけの状況でしたが、少し進むと白い花が霧の中にたくさん散りばめられていました。視界良好の方がもちろん良いのですが、これはこれで良かったのかも。
ところどころにコイワカガミやエゾツツジも咲いていて、お花畑を堪能しながら進んで行きました。
ムーミン谷は基本木道です。途中、駒池があるのですが、ここは池が増水しているのか、木道が水の中に存在する状態でした。そこを歩いて行ったのですが、なんと木道が沈む!テンポ良く歩かないとびしょびしょになる!と何かのゲームみたいな状態になりながら突破しました。ムーミン谷の端まで来て(霧の中なので自覚は弱い)、当初は女岳も男岳も登ろう!と思っていたのですが、霧も濃いので断念。まっすぐ阿弥陀池へと急坂を登っていきました。登っていく途中からはゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が登場。大きい花は霧の中でも目立ちました。尾根を跨いで阿弥陀池へ。相変わらずの濃霧です。池を左手に見ながら進もうと思ったのに、濃霧で場所を間違えて、逆側の湖畔を歩いていました。。。
阿弥陀池の避難小屋でサッと昼食。男女岳も登ろうかと思っていましたが、この霧では単なる苦行だな、と思ってこれもパス。当初の目的のコマクサはたくさん見られたので、新道コースで戻ることにしました。
途中、ゼンテイカの群落を堪能しつつ、軽快に歩いて、八合目に戻りました。
当初の目論見通りの天気にはなりませんでしたが、コマクサはいっぱい見られたので(強風で落ち着いてみられませんでしたが!)、良しとしましょう!

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装備・携行品

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