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経ヶ岳[登山]

( 中央アルプス)

パーティ: 2人 (もんた さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 小黒川スマートICから約30分ほどで、権兵衛峠の駐車場に着きます。トイレはあります。ササユリが見頃だったせいか、6時15分頃着きましたが、8割ほど駐車していました。なお、山頂やベンチで休んでいるとたくさんのアブかブヨが寄ってきて、鬱陶しくなります。手製のユーカリ虫よけも効きませんでした。虫除けネットを被ったほうがストレス無いです。

この登山記録の行程

登山口(06:31)・・・アンテナピーク(07:20)・・・北沢山(08:47)・・・コイノコ(09:27)・・・2043mピーク(10:35)・・・経ヶ岳(12:03)・・・2043mピーク(14:41)・・・コイノコ(15:29)・・・北沢山(16:14)・・・アンテナピーク(17:07)・・・登山口(17:53)・・・登山口(17:53)

コース

総距離
約11.5km
累積標高差
上り約1,113m
下り約1,113m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

ササユリの季節がやってきた。長野の経ヶ岳、権兵衛峠ルートを歩くには絶好のタイミング。見頃には多くの登山者で賑わうと聞いていたので、朝早く出発。6時15分には駐車場に着いたが、すでに8割がた埋まっていた。気温は17℃、涼しくて気持ちがいい。爽やかな空気の中で歩き出す。

登山道はよく整備されていて、歩きやすい。特にコイノコまでの道のりは、丁寧に保護されたササユリがあちこちに咲いていて、まるで花の街道。白、淡いピンク、少し赤みを帯びた花もあり、風に揺れる様子が優しかった。ササユリだけでなく、他の花々も咲き誇り、しばし足を止めては見入る。道を整え、花を守り続けてくれている人たちのおかげで、こうして静かに感動を味わえる。山への深い愛を感じた。

コイノコから先、山頂までは一転して本格的な登山道。山頂0.5km手前には急坂が待っていた。妻がかなりバテ気味になり、こまめに休みながら登る。2kmごとに足を止め、カロリーや水分、塩分を補給。苦しい道のりではあったが、最後の0.5km地点を過ぎると傾斜も緩み、山頂までの静かな時間をゆっくり味わうことができた。

山頂に着いた頃、ちょうど雲が切れ、西駒ヶ岳や宝剣岳の姿が現れた。しばらくその眺めに見入る。ここまで登らせてもらったこと、花に会わせてもらったこと、すべてに「ありがとう」と心の中でつぶやいた。

ところが下山して少し経った頃、スマホがないことに気付いた。どうやら山頂に落としたらしい。焦りながら引き返そうとしたところ、ちょうどすれ違ったソロの女性が「まずは電話してみては」と声をかけてくれた。妻が電話をかけると、なんと拾ってくれた人が出てくれた。すぐに届けてくれるという。

日本中央分水嶺のポイントで待っていると、若い男性2人がスマホを手に現れた。笑顔で渡してくれて、その優しさに胸がいっぱいになる。あのときの焦りと不安が嘘のように消えていった。

ササユリに会えて、山頂からの景色を眺めて、さらに人の優しさに触れた一日。山に生かされ、山を愛する人たちに助けられた。今度は自分が誰かの力になれたら、そう思わせてくれる山行だった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル 帽子
グローブ サングラス 腕時計 カメラ ツエルト 虫除け
熊鈴・ベアスプレー 行動食 トレッキングポール GPS機器

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登った山

経ヶ岳

経ヶ岳

2,296m

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