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燕岳 コマクサとライチョウ

燕岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 2人 (ジュンパク さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

前泊  晴れのち雨
1日目 曇り
2日目 晴れ

利用した登山口

中房・燕岳登山口  

登山口へのアクセス

バス
その他: 中房線は引き続き崩落現場復旧工事中のため、穂高駅から崩落現場手前の観音峠まではマイクロバス(1,500円)。そこから10分ほど歩き、ジャンボタクシー(無料)に乗り継いで登山口へ。
概ね2時間間隔でのダイヤとなっているが、人数によっては臨時便が出るようだ。

JR東日本は、従来松本駅までだった大都市近郊区間を穂高駅まで拡大したため、都区内から穂高駅までの切符で松本駅途中下車ができなくなった。松本駅で下車する場合は、別々に切符を購入すること。なお、穂高駅もSuica利用可能となっている。

この登山記録の行程

【1日目】
有明荘(05:38)・・・中房・燕岳登山口(05:58)[休憩 9分]・・・第2ベンチ(07:38)[休憩 5分]・・・合戦小屋(10:21)[休憩 29分]・・・燕山荘(12:37)

【2日目】
燕山荘(06:05)・・・合戦小屋(07:07)[休憩 17分]・・・第2ベンチ(09:24)・・・中房・燕岳登山口(10:31)

    ------メモ------

【前泊】
有明荘 泊

【1日目】
有明荘 5:38--(20分)--5:58 中房登山口 6:07--(44分)--6:51 第一ベンチ 6:58--(40分)--7:38 第二ベンチ 7:43--(48分)--8:31 第三ベンチ 8:47--(48分)--9:35 富士見ベンチ 9:42--(39分)--10:21 合戦小屋 10:50--(25分)--11:15 合戦ノ頭(三角点)11:20--(47分)--12:07 展望ベンチ 12:10--(27分)--12:37 燕山荘

【2日目】
燕山荘 6:05--(13分)--6:18 展望ベンチ 6:23--(24分)--6:47 三角点 6:53--(14分)--7:07 合戦小屋 7:24--(31分)-- 富士見ベンチ 7:55--(44分)--8:39 第三ベンチ 8:48--(36分)-- 第二ベンチ 9:24--(25分)--9:49 第一ベンチ 9:55--(36分)--10:31 中房登山口 10:32--(13分)--10:45 有明荘

コース

総距離
約8.8km
累積標高差
上り約1,401m
下り約1,323m
コースタイム
標準7時間5
自己10時間25
倍率1.47

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

燕岳に最盛期のコマクサを見に行く。年々足が遅くなるのに加え、多くの花に見とれて何とか稜線上の燕山荘には辿り着く。山頂には行かなかったが、無数のコマクサを堪能しただけでなく、ライチョウの親子や素晴らしいご来光にも出会え、大いに満足のいく山旅であった。

【前泊】
何時もは松本に前泊するのだが、中房線崩落により自家用車やマイクロバスが直接登山口まで行かないせいか、直前でも予約が取れた有明荘に前泊する。
有明荘では、5時と6時半に登山口まで送ってくれるようだが、軟弱ハイカーにとって5時では早いし、6時からの朝食後の6時半では慌ただしいからと、お弁当にしてもらい、5時40分頃に宿を出る。

【1日目】
有明荘からは、クガイソウなどの花を愛でながら中房登山口へ。他に登山者の姿を見かけない静かな登山口。
6時10分前には出発。昨夜の雨は上がり、時折日差しが差し込む。概ね30分ごとにベンチが設けられているが、我々には40分~50分間隔のイメージでゆっくりと登っていく。マイヅルソウが実を付けている。
第一ベンチを過ぎると、早くも下山してくる人とすれ違う。あちこちでキソチドリやギンリョウソウを見かける。日当たりの良いところにはニガナ。第二ベンチ先では背の高いハクサンシャクナゲ?を見上げるが、直ぐに萎れてしまうのは残念。やがてゴゼンタチバナの花が見られるようになる。イワカガミは花が散って茎を長く伸ばしている。
なかなか足が上がらないねと言いながら、第三ベンチ、そして富士見ベンチへと登っていく。それぞれのベンチはそこそこ賑わっている。ウラジロヨウラクやイチヨウランが咲いている。富士見ベンチの先からは、花を付けたマイヅルソウ、ツマトリソウ、ユキザサの他にようやくイワカガミの花も僅かながら見られるようになる。
10時20分頃、何とか合戦小屋に到着。楽しみにしていたスイカを早速いただく。美味しい。ナナカマドが実を付けている。
三角点のある合戦ノ頭にはきれいなハクサンシャクナゲ?が咲いていた。ナナカマドの花も見られるようになる。本当なら槍ヶ岳や燕岳、燕山荘も見えるはずなのだが、一面のガスで何も見えない。
ここから先は、一部で急登もあるが、お花ロードとなる。濃い色をしたイワカガミの他、ミツバオウレン、アオノツガザクラ、コケモモ、盛りは過ぎたがチングルマ、オオヒョウタンボク、キンポウゲ、ズダヤクシュなど。そして、燕山荘の手前には、一層濃くなったガスの中でシナノキンバイ、ハクサンチドリ、ハクサンイチゲ、ハタザオ、テガタチドリ、ヨツバシオガマ、ミヤマクワガタなどが花盛り。バイケイソウも咲き始めている。
そして、稜線に出ても一面のガス。山頂も見えない。12時40分頃、ようやく燕山荘に到着。既に賑わってはいたが、本館2階に部屋を割り当てられる。去年は、一番奥の新館だった。落ち着くと、先ずは、お疲れ様の生ビール。
それからコマクサを見に散歩に出る。山荘下から大天井岳方面に少し行ってみる。とにかく無数のコマクサが今が盛りと咲いている。白花も見かける。
小雨が降り出したところで山荘に戻り、本を眺めてから、今度は山頂方面にお散歩。雨は上がっている。コマクサを見たりイルカ岩を見たりしながら少し先まで足を延ばすが、登頂はしない。
引き返していると、ライチョウがいるとの声。暫くライチョウの親子の姿を楽しむ。最後は、足元の登山道を横切ってからハイマツの下に消えていった。

【2日目】
4時35分頃が日の出だというので、外に出てみる。風は強めだが、快晴。ほの明るい槍ヶ岳の右上に満月が輝いている。里の方は雲海。見事な日の出を拝むことができた。
6時過ぎ、燕山荘を後に下山開始。青空をバックにお花畑を楽しみながら下っていく。稜線を離れただけで風はなくなり、日差しもあって直ぐに暑くなる。展望ベンチや合戦ノ頭から昨日見られなかった景色を堪能する。
7時過ぎ、合戦小屋は既に営業を開始しており、今日も朝からスイカを頂く。早くも登ってきた人の姿も。
花は、登りでゆっくりと見たので、足元に気を付けながらどんどん下っていく。すれ違いもあるが、間隔は空いている。時折、短い間隔でのすれ違いがあって待たされる場面もあるが、昨年のように団体で登ってきたり、いつまでも途切れないということはなく、心配が杞憂に終わったのは良かった。第二ベンチ辺りからはたまにすれ違う程度になる。
10時半、無事登山口まで下る。定時だと登山口から出るジャンボタクシーは11時55分発なのだが、人が集まり次第11時にも出すとのこと。それだと慌ただしいので、有明荘でゆっくりと入浴してから定時のジャンボタクシーに乗ることにする。
以前、纏わりつく虫に閉口したことから被るネットまで用意していたが、虫除けを撒く程度で済んだのは良かった。

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