行程・コース
天候
曇り時々晴れ、のち小雨
登山口へのアクセス
バス
その他:
八幡平までは今年も樹海ラインは一部通行できません
路線バスもアスピーテラインのみ運行しています
黒谷地湿原入口の駐車場は平日11時で8割がた埋まっていました
裏岩手縦走路入口にも2~3台の駐車スペースがあって実際に1台停まっていました
裏岩手縦走路入口は八幡平の駐車場から徒歩15分程度です
この登山記録の行程
【1日目】
黒谷地(11:00)・・・黒谷地湿原(11:19)[休憩 3分]・・・源太森(12:04)[休憩 17分]・・・源太森分岐(12:40)・・・陵雲荘(12:51)[休憩 5分]・・・ガマ沼(13:00)・・・八幡平山頂(13:12)[休憩 5分]・・・八幡平頂上(13:47)[休憩 40分]・・・畚岳登山口(裏岩手連峰縦走コース入口)(14:45)
【2日目】
畚岳登山口(裏岩手連峰縦走コース入口)(06:38)・・・畚岳分岐(06:59)・・・畚岳(07:07)[休憩 10分]・・・畚岳分岐(07:26)・・・諸桧岳(08:21)[休憩 10分]・・・嶮岨森(10:04)[休憩 5分]・・・大深山荘(10:50)[休憩 7分]・・・分岐(12:05)・・・丸森川出合(13:00)[休憩 13分]・・・源太ヶ岳登山口(13:49)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
テレビ番組で裏岩手縦走路を知って以来、ずっと歩いてみたいと思っていました。一緒に行ってくれる人がいなかったので単独行となったのですが、いろいろと反省しきりな山行になりました。
八幡平は以前にも観光で訪れたことがあって、今回は黒谷地湿原から入ってみました。木道を少し進むとすぐに花が咲き乱れ、湿原の往復なら登山装備がなくても十分に楽しめると思います。湿原を離れて源太森に向かい始めると登山道になりますので、ここからは装備があったほうがいいです。でも源太森を下って八幡沼に向かうとすぐにまた木道になります。実際、八幡沼のあたりから八幡平山頂を経て駐車場までの周回ルートには観光で訪れた人もたくさんいました。
藤七温泉彩雲荘に宿泊して、翌日、裏岩手縦走路に入りました。起きたときは雨が降っていて、窓の外は霧で真っ白。予報では曇りがちながら晴れ間も期待できるはずだったので、どうしたものか迷い、前日に受け取っていた朝食代わりのおにぎりを部屋で食べながら少し様子を見ました。次第に雨が上がってきたので、出発。20分ほど歩いて登山口に着いたときには青空も見えてきました。縦走路入口前のスペースに車が1台停まっていて、畚岳に向かう途中で、ひとりとすれ違いました。その方の車だったのかな、などと思いながら先へ進みます。畚岳では西側の展望が開け、目の前の八幡平と、焼山や森吉山などが見えました。稜線の反対側はまだガスで真っ白でしたが、このまま晴れてくることを期待していました。
このあたりの登山道は草払いもされていて、花もたくさん咲いていて、歩きやすく楽しかったです。野鳥もいて、スマホではなかなか写真が撮れないのに、珍しく、ウソのつがいとゴジュウカラを撮ることができました。また進んでいく先々に池塘が点々と現れて、それぞれに違った景色でおもしろかったです。
が。
この道、そもそも大半が樹林帯でした。開けた場所に出ても相変わらずガスで展望がありません。草が茂り、ところどころ藪漕ぎみたいにもなって、前諸檜を過ぎたあたりから霧雨が降り始め、嶮岨森に着く前に小雨となり、レインウェアを着る羽目に。それよりも何よりも、畚岳に向かうときにひとりとすれ違っただけで、誰にも会いません。そのことに気づいてから、熊鈴だけでは心配でホイッスルも吹きながら歩きました。獣臭がする箇所もあって、熊が出ないことを祈るばかりです。平日だからなのか、天候のせいなのか、そもそも入山者が少ないのか……入山者数まで調べてなかったことに、このとき気づきましたが遅い。遭難しても誰にも気づいてもらえない
大深山荘まで行けば誰かいるんじゃないかと期待していたら、ばったり、松川から登ってこられた方に会いました。ホッとしました。その方、登山道のパトロールをしながら、大深山荘の清掃に来られたとのことです。ありがたいです。今回の山行計画で最後まで懸念だったのが源太ヶ岳からの下山で、しかもこのときは小雨が降っていたのもあって、その方に登山道の様子をうかがいました。きっぱり、下山は勧められない、と言われ、大深山荘の水場を経由しての下山を勧められました。もう源太ヶ岳に登頂しても展望は見込めない天候だったのもあって、ありがたくアドバイスに従いました。
下山ルートを変更してよかったです。水場を経由するルートも、合流点が源太ヶ岳の崩壊した区域に含まれるから大差ないと思っていたのですが、ぜんぜんそんなことなかったです。合流点に着くまで、注意箇所はあったものの、全体に歩きやすかったです。しかも、ずっとお花畑でした。霧雨で展望のない道を10キロくらい歩いてきて、最後にご褒美をもらえた気分でした。
振り返ってみて、つくづく運に恵まれただけの山行になったなと思いました。
計画は二年越しで、他の方々の山行記録を読ませてもらったり、直前まで調べられることは調べたつもりでいて、源太ヶ岳からの下山も時間に余裕をもって十分に注意すれば行けると思ったから決行したのでした。だけど、まず、単独で行ってはいけなかったと今は思っています。登山道の難易度は高くなく(源太ヶ岳の崩壊箇所を除き)、体力も余裕で下山しましたが、14キロ歩いてふたりとしか会わないような場所は、今後、単独で行かないようにしようと思いました。避けられるリスクは避けて、楽しい山行を重ねていきたいものです。
フォトギャラリー:30枚
装備・携行品
| シャツ | アンダーウェア | Tシャツ | ソフトシェル・ウインドシェル | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ |
| サポートタイツ | 靴下 | レインウェア | 登山靴 | バックパック | スタッフバック |
| スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | 予備電池 | 傘 | タオル |
| 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
| 腕時計 | 登山計画書(控え) | ナイフ | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル |
| 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | ロールペーパー | 携帯トイレ | 非常食 |
| 行動食 | テーピングテープ | チェーンスパイク | トレッキングポール | GPS機器 |


































