行程・コース
天候
おおむね曇り。
天狗岩で通り雨。
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
一丈野駐車場
有料。
この登山記録の行程
Start(09:16)・・・鶏冠山分岐(09:46)・・・落ヶ滝(10:04)・・・北峰縦走線出合(11:13)・・・天狗岩(12:49)・・・天狗岩線分岐(14:17)・・・桐生キャンプ場(15:48)・・・Goal(15:59)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
三連休は息子と大阪に行くことになった。
ならば、その前に山にも登っておきたい。今回は琵琶湖の南にある「金勝(こんぜ)アルプス」。岩場が豊富で面白そうだ。低山なので暑さには要注意。
朝早く着くつもりだったが、途中の掛川SAで力尽きて寝落ち。
登山口の駐車場に着いたのは9時で、すでに空気がむっと暑い。
麓はシダが生い茂り、まるでジャングル。傾斜はきつくないものの、湿気で汗が伝う。息子を押し上げる場面が多いので、それが余計に体力を削る。
沢をいくつも渡るコースで、息子は冒険気分。滝は断崖から細く流れ落ち、水量は少ないが、しばし涼むにはちょうどいい。
滝上は堤防と平らな河原が交互に現れる穏やかな道。
「これは楽勝か?」と思いきや、意外とダラダラ続いて地味に効く。
稜線に出る直前には小さな岩場。ほどよいスリルに気分が上がる。
北部縦走路に出るまで思ったより時間がかかり、鶏冠山(とさかやま)はパス。天狗岩方面へ向かう。
砂岩のザレた道で、細かいアップダウンが続く。息子はややバテ気味で、声をかけながら進んだ。
湿気はあるが、雲に日差しが遮られているおかげで風が吹けば涼しい。
奇岩が徐々に現れてくると、一気に冒険感が増して楽しくなる。ただし、大津方面から雨柱が迫っているのが見える。天狗岩で雨は避けたい。
天狗岩の裏に回り込むと、ついに雨。雷も鳴り始めたのでしばし待機。通り雨で済みそうだし、ちょうどいい休憩だ。
雨脚が弱くなったところでアタック開始。丸みのある巨岩が連なり、登ったり降りたり、隙間を抜けたり、完全にアスレチック。
落ちれば怪我で済まないので息子に神経を尖らせるが、子供はこういうとき驚くほど身軽。ついさっきまで泣きそうだったとは思えない。
天狗岩からは琵琶湖や草津方面を一望できた。岩遊びをしばらく楽しんだら下山へ。
竜王山にも寄りたかったが、時間と体力の都合で断念。子連れ登山の難しさよ…。
耳岩を経由して天狗岩コースへ。耳岩も巨石で登れるが、木々に阻まれて眺望はいまひとつ。
ここからの下りは泥岩に小石が混ざってとにかく滑る。慎重に下っても足を取られる。大人には大した段差でも子供には大仕事で、手を引いたり抱えたりでなかなか進まない。
尾根道は風が吹けば涼しいが、止むと一気に激暑。沢コースに逃げると、小さな滝や堰堤をいくつも下る道になった。
最後にオランダ堰堤へ立ち寄ると、家族連れが水遊びで大賑わい。
うちも飛び込みたいくらいだ。
想像以上にアスレチックで、想像以上に長くて、大変だった。
帰りの車内では二人してしばらくぐったり。
十分に回れず不完全燃焼の登山だったけれど……まあ、多分もう来ないかな。



















