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‘15年上半期ベスト山行・南アレ~雨ケ森

南アレ~雨ケ森(仁淀川町)( 中国・四国)

パーティ: 1人 (マローズ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: いの町の仁淀川橋東袂から国道194号に入り、下八川から国道439号に左折。新大峠トンネルで仁淀川町に入り、富岡トンネルを抜けた所で、北の県道362号・安居公園線に折れる。
土居の八所河内神社が右手にある三叉路を左折し、安居小学校跡西の三叉路に突き当たると西に折れる。成川西谷川を南に渡った先の三叉路では右折し、林道成川・樫山線に入る。三つ、顕著な谷を過ぎた先の尾根を回りこんだ所に登山口がある。

この登山記録の行程

登山口10:19・・・749.8m三角点で休止11:08~11:18・・・高度計高度955m地点で休止11:49~12:09・・・南アレで小休止13:19~13:23・・・高度計高度1280m地点で休止13:32~13:41・・・雨ケ森で大休止13:57~14:37・・・1123m峰の北西のピークで休止15:11~15:28・・・途中、ルートを誤って南に下り、17時台に登山口に戻りつく。

コース

総距離
約7.4km
累積標高差
上り約1,093m
下り約1,094m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

多くの無名峰は展望が優れないが、尾根続きの有名峰とセットで登ることにより、満足感のある山行をすることができる。石鎚山系等のパノラマを誇る仁淀川町の有名峰・雨ケ森(1390m)は三つのコースが自治体によって整備されているが、未整備で且つ、最も難コースである西ヤブコースの標高1290m地点に岳人には知られていない超マイナー山・南アレがある。

昔は展望が良かったようだが、展望がなくとも笹原の山頂は明るく、また登山中、絶えず谷風が吹いているため、ゆっくり登れば急登続きとは言え、ある程度快適な登山ができる。
4月下旬頃は中腹にヤマツツジ、雨ケ森山頂付近にはミツバツツジが咲き誇る。
このコースは’03年に国土調査がなされており、地形図(上土居)にも記載されているが、帰路、尾根の分岐でルートを誤ったので、910mや1100m地点の尾根の合流点には赤テープを付けておいた方が無難。

登山口側の急カーブ沿いが広くなっているので、そこに駐車する。
国土調査されてから12年も経っているため、最初の内は、膝から太腿位の深さの藪になっている。しかしそんな藪はほどなく終わり、植林帯に入ると涼しくなる。が、道の片側だけが植林であったり、植林と雑木が交互に現れるので、無味乾燥としている訳ではない。
途中、東側の展望が開け、宮ケ平集落上の971m峰を間近に望める箇所がある。

1123mピーク周辺は一旦尾根が緩やかになるが、再び急登になってからほどなくして、きれいな笹原道になったような記憶がある。そうなると尾根道が国有林と民有林との境界になり、境界目出し標が現れるようになる。
その目出し標の内、自然石である「二〇」番石標の1m少々北が南アレの山頂。これまでの登山道と同様、きれいな笹原に覆われており、平坦で如何にも「山頂」という雰囲気がある。読図力がない者でも、そこが山頂であることが分かるだろう。

南アレの先も尾根が緩やかになっているが、再び急登になると踏み跡はやがて消えていく。しかし森林官が尾根上の藪や灌木を刈っているため、笹原の尾根は登り易い。
花期が終わろうとしているミツバツツジ群が現れると、間もなく雨ケ森山頂に出る。

‘96年8月、岩柄コース(途中から南アレに登るルートがあるらしいが未確認)で雨ケ森に登頂した際は、ガスっていて、山頂からは何も見えなかったが、GW頃ならガスることは少なく、胸のすく大展望が広がる。筒上山、手箱山、石鎚山(弥山)は特徴的な山容をしているから、遠望してもすぐ比定することができる。

三角点の側にある石室は岩伽羅神社跡。かつては毎年祭礼登山が行われていたが、高齢化に伴い、神社は麓に下ろされた。
有名峰だけあり、山頂でくつろいでいると、一つのパーティが通り過ぎて行った。恐らく岩柄コースを登って樫山コースを下山するのだろう。

樫山コースは「仁淀ブルー」で有名な県屈指の渓谷・安居渓谷へ下りているが、渓谷を挟んだ東に聳えるマイナー山・宝来山(1051m)の登山記録もいずれ投稿したい。

帰路、気が付くとルートを誤っていた。南の支尾根に入りこんだようである。しかしこちらの尾根も急勾配故、引き返す気力はない。
ある程度下った所で東に藪漕ぎしながら斜面をトラバースして行き、586m峰東の谷に下り、取水管理道を下って林道へ出た。

Ps:5月末に仁淀川町の庵沢山で負傷した足はまだ完治していませんが、もうこれ以上登山できないのは耐えられないため、ステー(支柱)入りの足首サポーターを装着し、最近登山を再開しました。

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日帰り
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歩行時間
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コース定数
19
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