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鳥見山から長谷寺へ

鳥見山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (うめぞー さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

晴れ(ただしPM2.5の影響で空がたま~に銀色)

登山口へのアクセス

電車
その他: 近鉄で榛原下車、駅の北口からバスターミナルへ向かいその先にある大きな道を道なりに進むと道標があるので指示に従い、住宅街を抜けると登山口の看板がある。

この登山記録の行程

近鉄榛原駅(8:30)・・・登山口(9:00)・・・展望台(9:40)・・・鳥見山展望台(10:00)・・・鳥見山山頂(10:15)・・・鳥見山展望台(10:30)・・・高束城跡(11:15)・・・高龗神社(11:50)・・・初瀬ダム(12:15)・・・長谷寺(13:30)・・・近鉄長谷寺駅(15:00)

コース

総距離
約12.3km
累積標高差
上り約820m
下り約949m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

今回はいつもの友人と休みが合ったため、どこに行こうか迷ったのですがこの頃私が奈良県の山々にハマっているので古刹巡りも兼ねて鳥見山に行ってきました。
ここも我々の山行プランにもれず距離がありますので足の弱い方や疲れやすい方は鳥見山のみにするといいでしょう。
また、アスファルト歩きが結構ありますので登山靴よりトレッキングシューズか登山靴でも歩きやすい靴をおすすめします。
それではコース案内です。
近鉄榛原駅までは各自で一番良い時間に到着するよう調整してください。
榛原駅の北出口から出てバスターミナルの前を通り過ぎ少し降りた先の大きな道を右へ進みます。
ものの20mも進むと左側に鳥見山公園を示唆する道標がありますので従います。
ちなみにこのあたりの地図は山岳地図では縮尺が小さく参考にならないので近鉄のホームページで検索すると結構よくわかる素敵な地図が配布(無料)されていますのでそちらを参照されると道迷いの心配がなくなります。(鳥見山公園・長谷寺コースという地図です。)
住宅地や公園を抜けて緩やかな坂道を上がっていくとスロープのついた歩行者・自転車専用の坂がありますので上がります。
上がった先に道標があり右へ行くよう示唆されているので従います。
ちなみにここまでにも数カ所に鳥見山公園を示唆した道標がありますので心配いりません。
右へ進みなだらかな坂のピークあたりで左の坂道を上がるよう道標があります。
ここでは道路を横断するのですが交差点ではありませんので注意して横断してください。
(あらかじめスロープを上がった先の交差点で横断しておくと安心です。)
ここからは登山口まで結構な坂道をあがりますので急がずに行きましょう。
(急坂というほどではありませんがそれでも結構急なのと距離がそこそこあります。)
集落を抜けたあたりに道標があり登山口を示唆しています。
(右は車道、まっすぐ上に上がる道は待望の山道なのですぐわかります。)
ここからは先ほどのアスファルトよりかは急坂になりますのでゆっくり上がってください。
途中、左に春日野宮天皇妃陵がありますが特に特筆するものもないのでよほど興味がある方か鳥見山をピストンする方以外はまっすぐ進んでください。
しばらく進むと道が二手に分岐しています。(右は土の坂道、結構急坂、左は土止めで出来た階段。)どちらからでも同じ道に出るのですが階段が正解です。
坂道から行くと遠回り(といっても20mほどですが・・・)になります。
階段を上がった先に道標がありますので従います。
ちなみにここからは林道(車道)と合流してしばらくアスファルトを歩きます。
しばらくアスファルトの道を上がっていくと長谷寺方面と鳥見山公園との分岐があります。
この場所は帰る際に利用するので覚えておいてください。
鳥見山公園の方向に進むと左は山道で階段、右はそのままアスファルトを進む分岐があります。
ここには何故か道標がありませんが左の階段を上がってください。
(アスファルトからも進めますが情緒は全くありません。)
階段といっても僅か10mあるかないかでそこから先は素敵な山道が待っています。
気持ちよく高度を稼いでいくと木が面白い形で生えていてまるでアーチがかかったような場所に出ます。
その自然のアーチをくぐって少し行くと右側に展望台がありますので立ち寄りましょう。
コンクリートで出来た展望台は高さ5mほどですがそれでも眺望はききます。
少人数なら休憩もできますがここより先にもっといい場所がありますので景色を楽しんだら次へ向かうほうがいいでしょう。
この展望台から先は鳥見山公園の敷地ですので勾玉池やベンチ、石碑などが敷設されています。
時間があれば見て回るのもいいでしょう。
登山道へは先ほどの道まで戻ればいいです。(展望台は登山道から少し右に外れた場所にあります。)
ここからさらに進むと2000年の森の看板とともに植林地帯に出ます。
色々な記念を祝って(結婚記念日や会社の創設記念など)桜などが植えられています。
植林地帯を抜けると道標があり、左上に進むと貝ヶ平山2kmと記載されており鳥見山の文字はないのですが鳥見山は貝ヶ平山の手前の山ですのでこの道標に従って進みます。
しかし真っすぐに進めば鳥見山展望台なので先に展望台に進みましょう。
道標から僅か20mほどで展望台に着きます。
ここからの眺望は近くには竜門岳、遠くには山上ヶ岳などが見られる絶景スポットなのですがこの日は朝もやがかかっており少し見にくかったです。
それでも清々しい景色に満足した我々は鳥見山山頂を目指し展望台を後にします。
先ほどの分岐に戻り、貝ヶ平山方面に進みます。
ちなみにこのあたりの山岳地図はありませんので地形図を持っておくと安心です。
とくに室生方面や貝ヶ平山を越えてさらに進みたい方は必須です。
鳥見山までは一本道で山道を外れない限り道迷いの心配はありませんがそれでもアップダウンがそこそこありますので注意してください。
普通の方で約20分ほどで山頂に着きます。
山頂といっても貝ヶ平山へ行くための通り道に4等三角点と山岳会の方が設置されたと思われる高度標があるだけで眺望は全くありません。
大休憩を取られるなら道を引き返し、途中にある桜などの植林地が眺望もよく広場のようになっているのでそこで昼食をとるといいでしょう。
我々は写真を撮って来た道を引き返し分岐まで戻りもう一度展望台に寄ります。
先程よりは少しガスがましだったので写真を撮って長谷寺を目指します。
先ほどあった長谷寺方面を示唆した分岐まで戻り、道標に従い進みます。
アスファルトでできた林道(車道)ですが車は全く通らなかったので安心して進みます。
のどかな道をゆるゆると下っていくと集落に出ます。
集落の端ぐらいに左へ進む道標があるので従います。
ここで地元の方が休憩をされていて向こうからご挨拶をいただいたので挨拶を交わし、道を教えていただきました。(とても素敵な御夫婦でした。)
ここから待望の山道に入ります。
てっきりダムまでは下りだけと思っていた我々をいい意味で裏切ってくれた山道はアップダウンを繰り返しながら続いていきます。(とても素敵な山道です。)
しばらく進むと大きな看板があったので見てみると高束城跡の説明看板でした。
看板の前を右に折れて少し進むと山岳会の方が設置されたと思われる高束城跡へ誘う小さな看板が木にくくりつけられていたので従い、山を上がって行きます。
少し上ると前後左右5m四方の開けた場所に出ます。
ここが高束城跡地です。特に何もありませんが休憩するにはいいでしょう。
ここからは結構な急坂を下って行きます。
途中から石畳に変わり道がとても滑りやすくなっているので足元注意です。
石畳を抜けたかな?と思ったぐらいに小屋が見えてきます。
ここは浄水場となっており手前には道標がありますので従います。
浄水場から少し進むと集落に出ます。
もうここからは山道は無くアスファルトの道になりますので足を痛めないように進んでください。
うねうねとした道を下っていくと結構なヘアピンカーブのところに道標があり、その先にトイレ(公衆便所と書かれています。)がありますので済ませておきましょう。
ここを逃すと初瀬ダムまでありません。
道なりに進んでいくと左側に道標がありますが初瀬ダムは何故か左上の民家を示唆しています。
???と思いながら恐る恐る民家の方へ入っていくと民家の軒先をかすめるように石段が下へ続いています。
ここは勘違いや見落とし安いポイントなので慎重に進んでください。
苔むした石段を下っていくと高龗(たかおがみといいます。)神社があります。
この神社、別名を口倉神社といい龍神を祭祀しているみたいです。
なかなか味のある神社の参道を潜るように石段でできた道があるので神社の下を潜るように向こう側へ抜けます。
抜けた先に道標がありますので従い、道を下って行きます。
風情のある道を下った先に道標があり従い右へ進むと車道に出ます。
恐らく民家の軒先を通らず高龗神社にもよらなかったらこの道から下ってくることになるのでしょうがはっきり言って車道ですし情緒もないので是非とも分岐を間違えず高龗神社に立ち寄ってから下山されることをおすすめします。(ショートカットにもなります。)
車道をしばらく進むと突き当たりの丁字路となっており目の前には初瀬ダムが広がっています。
大きな看板には長谷寺方面は右となっていますが車への示唆ですのでカーブミラー左下にある道標に従い左へ進みます。
平坦なダム周遊路をダムを眺めながら進んでいくとベンチが2脚ある休憩所があります。
他にも休憩所はありますが(中には東屋もあります。)この休憩所が一番見晴らしもよく春の桜が咲く頃は一段といい場所だと思います。(休憩所の周りの木は全て桜でした。)
我々はちょうどお昼だったのでここで昼食をとり、休憩しました。
もうここからは必要ないのでストックやスパッツをしまい、後片付けを終えた我々は長谷寺を目指します。
ダムの上を歩いていると今まで歩いていた鳥見山がよく見えるポイントがあり感慨もひとしおです。
ダムを対岸まで渡り右へ進むとトイレがありますので済ませておくといいでしょう。
次は長谷寺までトイレはありません。
そのまま進むと民家の前を左へ進む道がありますが道標もなにもないので我々は普通に民家への生活道路だと思って通り過ぎ、二本目の左へ行く道から巻くような形で進みましたが正解は一本目の道を左へ入ってください。
二本目からも当然同じ場所に行くのですがかなり遠回りです。
距離にすると300mほどの差がありますので気をつけてください。
道標がありますので長谷寺方面へ下って行きます。
途中、左側にダムがきれいに見えるポイントがありますので写真を撮るといいでしょう。
そのまま道なりに進むと右側に不動尊が祀られている祠がありますが木が御神体なのか岩が御神体なのかはっきりしませんでした。
そのまま進むと道が二股に分かれています。
右が旧道、左が新道で車は左を進みますので右に進みましょう。
しばらく進むと右手に笠地蔵が祀られています。(お堂の中に入っています。)
地蔵堂を過ぎると新道と合流しますがもうここまでくれば長谷寺まであと少しです。
長谷寺は現在仁王門が改修中でおまけにあべのハルカスとのコラボ展示会で国宝級の仏様が出張されているので少し物足りませんがそれでも見所は満載なので見学されることをおすすめします。
長谷寺を満喫した我々は長谷寺を辞し、門前町を眺めながらプラプラ歩きます。
途中にある井谷屋さんという旅館で日帰り入浴でも楽しもうかと思いましたがこの日は天気がよく気温も高かったのでそのまま駅に向かいます。
(せっかくお風呂に入って着替えも済ませたあとに汗をかくのが嫌だったんです。)
井谷屋さんから少し進むと長谷寺駅への示唆があるので従います。
初瀬の交差点を渡ったあたりから急坂と階段のオンパレードが駅まで続きます。
ここまでで足に来ている人は相当堪えますのでゆっくり進みましょう。
最後の石段をあがると近鉄長谷寺駅です。
我々は結局京都駅で風呂に入り居酒屋でお互いの健闘をたたえ合いながら打ち上げをしました。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • 丁寧な解説有難う御座います。一点修正をお願いしたい事が御座います。初瀬ダムのダム湖は「まほろば湖」で有り、「まほろば池」では無いと思います。

  • 修正しました。

  • 修正確認致しました。それから長いコースでハイキングと言うには少しハードだったかなと想像します。私は三輪山から巻向山を経て長谷駅までのハイキングを昨年しましたが、コース中で一番ハードだったのは、長谷市街から長谷駅の登りだったです。

登った山

鳥見山

鳥見山

735m

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最適日数
日帰り
コースタイプ
周回
歩行時間
4時間10分
難易度
コース定数
19
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