行程・コース
天候
曇
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
白毛門の駐車場に駐車、7時発時点で全5台、そのまま帰りまで増えることはありませんでした。駐車場に既に雪はありません。
この登山記録の行程
7:00出発~10:00松ノ木沢ノ頭~10:30撤退地点(1600m弱)~12:30下山
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
2年前の厳冬期、胸ラッセルで突破した豪雪の山はどこへやら。
1000m地点まではほとんど雪のない白毛門です。
前回の挑戦はラッセルに苦戦し1484mピークで撤退、今回は時期は違えどせめて登頂はしようと意気込んでスタートしました。
稜線上に出るまではひたすら急登に次ぐ急登、斜度がとにかくすごい。これに真正面からラッセルを挑んだ当時の自分を褒めてあげたい・・・
稜線に出ると積雪は徐々に厚みをますものの、今度は激しい踏み抜きとの闘い。雪も腐りアイゼンも効かずズルズルと滑ります。アイゼン越しの感覚はヌルヌルするほどです。
視線を上へと向けると1600m時点まで雲が下がってきており高所の視界は0、谷川岳も白毛門のピークも雲の中です。
1484ピークを過ぎて白毛門の直下に入り、足が止まりました。
続くトレースの直情に横一文字の巨大なクラック、30mはあるでしょうか。トレースはクラックを跨げなかった故か回避しているのですが、歩いている間にクラックから雪崩れたらケガではすみません。しかもそのクラックの直情は分厚いガスが降下しています。
技術では避けきれない終わりの恐怖。私は怖気づいたのです。
何パーティかは気にせず登っていましたが、どうしても私は気になるのです。
撤退。
いつか白毛門の老夫婦が門を開いてくれるよう祈り、次の挑戦の時を待ちます。
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