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北陸遠征(その2)

白山( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 2人 (つりおね さん 、ほか1名)

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行程・コース

天候

初日:晴れ、2日目:晴れ

利用した登山口

別当出合  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 市ノ瀬からシャトルバスに乗換え。

この登山記録の行程

【1日目】
別当出合(06:20)・・・中飯場[休憩 20分](07:10)・・・別当覗(08:15)・・・甚之助避難小屋[休憩 30分](09:08)・・・南竜道分岐(10:22)・・・黒ボコ岩[休憩 10分](11:34)・・・エコーライン分岐(砂防新道合流点)(11:54)・・・白山室堂[休憩 60分](12:15)・・・御前峰[休憩 30分](14:25)・・・白山室堂(15:35)

【2日目】
白山室堂(04:50)・・・展望歩道分岐(05:18)・・・白山南竜山荘[休憩 10分](06:54)・・・エコーライン分岐(07:19)・・・南竜道分岐(07:39)・・・甚之助避難小屋[休憩 30分](07:58)・・・別当覗(09:01)・・・中飯場(09:50)・・・別当出合(10:35)

コース

総距離
約15.1km
累積標高差
上り約1,786m
下り約1,786m
コースタイム
標準9時間10
自己11時間50
倍率1.29

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

昨年、この時期に家内と雨飾山へ行ったが、今年は5月に近隣の荒島岳に日帰りできたため、一泊二日の日程なら可能と判断し、山小屋泊で白山登山を計画した。
深夜、シャトルバス発着の市ノ瀬を目指して高速を飛ばし、AM2:00ころ到着、駐車場は臨時場所も含め、かなり広く、深夜にも関わらず交通整理する方も居られて、人気の高さを感じた。ほぼ満車状態の駐車場に一台分のスペースを見つけ、暫し仮眠。AM5:00ころ目覚め、身支度してAM5:40のシャトルバスに乗車、AM6:00前に別当出合に到着、AM6:20に砂防新道をスタートした。
すぐに吊り橋があり、それを越えたら整備されたゆるやかな登山道が始まり、しばらく進むと中飯場に到着。小休止の後、甚之助避難小屋を目指しスタート、石積みの道や木の階段などが繰り返され、徐々に高度を上げ、途中別当覗で景色を楽しみつつ先を急いだ。別当覗を過ぎると、傾斜が強くなり、ペースダウンしつつ甚之助避難小屋に辿り着いた。避難小屋は立派な建物で、トイレは何と水洗だった。また、ベンチも多数あり、休憩するにはうってつけの場所だった。関西から来られたモンベルツアーの人に話しかけられたが、前日雨の中を登り、今朝ご来光を拝み下山したとのことで、北アルプス、御嶽山、八ヶ岳などの山々や、クロユリなどの高山植物も堪能できた、と興奮気味に話されていた。これからも天気に恵まれてほしい。
そこで30分ほど休憩し、次の目標を目指しスタートした。
黒ボコ岩までも、結構な急登が続きペースは更にダウンして、足を止めることが多くなった。特に延命水のある十二曲りはキツく、延命水でまさに生き返らせてもらった。延命水を越えるとすぐに黒ボコ岩に到着、白山山頂部が突然眼前に現れ大感激。さらに黒ボコ岩にも登り、景色を存分に楽しむことができた。そこからは室堂センターも見えたが、まだかなり登らなければならないようだった。
弥陀ヶ原の木道を歩き、室堂までの最後の急登、五葉坂に掛かったが、見た目通りの急登で疲れの溜まった体にはかなり堪えた。
12時過ぎに室堂センターに到着。宿泊の受付は13時からとのことで、休憩と白山比咩神社奥宮に参拝(本殿は工事中のため、仮拝殿へ)し時間調整。13時に受付を終え、部屋にザックをデポし山頂(御前ヶ峰)を目指し出発した。
山頂までは周囲の開けた良い道だが傾斜がきついので、なかなか足が進まなかった。山頂の祠が近くに見えるとその奥に山頂標識も見え、ようやく山頂(御前峰)に到着した。
山頂からは、遠方の展望は全て雲の中で、近くの室堂平、剣ヶ峰、別山などが見えるだけだったが、真上の空は真っ青で、十分に楽しむことができた。山頂で30分ほど休憩し、室堂平にまっすぐ下山。室堂センターでビールを飲みつつ、夕食まで時間をつぶした。
夕食後、沈む夕陽を鑑賞し、その後満点の星空を期待したが、月が明るすぎて星空は見られなかった。
20:30消灯。寝室が二段になっており、上段が空いているにも関わらず、下段に押し込まれ、寝苦しい一夜を過ごした。山小屋の厳しさを実感した。
深夜3:30ころ、周囲の起き出す気配で目覚めた。皆、4:00前に出発し、山頂でご来光を拝むようだった。こちらは、展望歩道経由で下山しようと考え、周囲の出立が落ち着いた4:00過ぎから身支度を整え、4:50ころスタート。
小屋を出ると、いきなり西南の方向に御嶽山が見え、テンションが急上昇した。展望歩道分岐まで左右にお花畑が広がり、特にクロユリ、ハクサンコザクラの群落があり、なかなか前に進めなかった。分岐を越えると前方を遮るものが無くなり、北アルプス、御嶽山、中央・南アルプスなどが良く見えた(逆光だったが)。さすが展望歩道だった。展望標示盤のあるアルプス展望台までこの眺めは続いた。
その後、南竜山荘を越え、砂防新道を目指したが、途中で道を尋ねた方がボランティアガイドの方で、南竜道分岐までご一緒いただくことになりとても助かった。さすがにガイドさんだけあって、この辺りで唯一咲いているミヤマキンバイを教えていただいたり、ハクサンチドリの群落の場所をご存じだったりと、短い同行だったが、楽しいひとときだった。ありがとうございました。無事に南竜道分岐に到着し、ガイドさんと別れ小休止。甚之助避難小屋で大休止することにし、下山を続けた。
間もなく甚之助避難小屋に到着。休憩を兼ねて宿で用意して貰った弁当を食べ英気を養った。
その後、中飯場を目指し、一気に下りたいところだったが、滑りやすい岩の上を歩くことが多く、なかなかスピードの出せない下山となった。途中家内が転んでしまい、さらに慎重に下ることになった。
別当覗から、別当出合の吊橋が見え隠れするようになるとゴールは近い。中飯場を休まず通過し、吊橋を目指し歩き続けた。一方通行の下山路に入り、そこを抜けるとすぐに吊橋に到着。ビビる家内を促しながら吊橋を渡り登山口に戻った。
登山口には市ノ瀬行きのバスが丁度入ったところで、出発まで20分ほどあったため、座席を確保、待合にあった水場でリフレッシュし、バスの出発時間に備えた。
家内と一緒だったこともあり、のんびりした山旅だった。登山道はかなり整備が行き届いており、初心者でも何の問題もなく登れる山だと思う。そのせいか北アルプスなどと比較し登山者の年齢は高く、団体も多かった。さらに、当日は永平寺の修行僧も白山参りに来ており、翌日が平日にも関わらず、混雑した山だった。唯一下山時に利用した展望歩道だけはあまり人と会わず、静かな歩行が楽しめた。ただ、関東から行くにはとても遠く、それなりの覚悟がいると思う。

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フォトギャラリー:86枚

市ノ瀬バス乗り場。

別当出合。後方の鳥居をくぐって砂防新道へ。

中飯場到着。

別当覗到着。500mほど登った。

別当覗から見た稜線。

ときどき木道が現れる。

甚之助避難小屋到着。

避難小屋スタート。いい天気。

広がる雲海。今日はずっと雲海が広がっていた。

整備された登山道。

途中の池にサンショウウオの子供がたくさんいた。

稜線が近づいてきた。

別山を横に見る高さに来た。

危険地帯突入。

あっという間にガスが上がってきた。

十二曲りの急登。

随分と登ってきた。

延命水到着。

もうすぐ黒ボコ岩。

黒ボコ岩到着。

黒ボコ岩に登った。

山頂が見えた。右に小さく室堂センターの屋根が見える。

十二曲りを上から見たところ。

室堂まであと0.9Km。

弥陀ヶ原の草原。

室堂までの最後の急登。

室堂センター到着。

センターを抜けると白山比咩神社奥宮があった。

拝殿は工事中。

休憩後山頂へ出発。

高天ヶ原。

室堂が小さく見える。

山頂の祠が見える。もうすぐ頂上。

奥宮到着。

御前峰登頂。

山頂からのパノラマ。雲が湧いてる。

室堂の眺め。下は雲の中。

別山。

降りてきた。

空は真っ青。

室堂センターを中心にパノラマ。

別山がなかなかカッコいい。

日本海に沈む夕陽。

夕暮れの別山。

二日目。外に出たらいきなり御嶽山。

山頂方面の眺め。ご来光がバッチリだったと思う。

朝日に映える別山。

ハクサンコザクラの群落があった。

残雪と別山。

クルマユリ。

クロユリも大群落があった。

クロユリ。

恵那山が見えた。

御嶽山方向の全景。

アルプス展望台へ向かう。

北アルプス北部、鋭いのが剱岳。

槍・穂高もバッチリ。逆光が残念。

槍・穂高パノラマ。

北アルプス全体。

別山に近づいた。

展望台到着。

恵那山もバッチリ。

展望台からの遠景。

槍ヶ岳。

剱岳。

先へ進む。

南竜山荘まで木道が続く。

南竜山荘到着。

ボランティアの方に教えてもらった、シナノキンバイ。思ったより大きかった。

ハクサンチドリはもうおしまい。

はるか彼方に駐車場が・・・。

そのアップ。

砂防新道分岐。

甚之助避難小屋到着。

遅い朝食は、押し寿司的な弁当。

南側の山々がよく見えた。荒島岳や能郷白山。

そろそろ出発。

砂防工事のためのロープウェイ。乗りたい。

中飯場、ゴールは近い。

一部、一方通行の道があった。下山専用に向かう。

樹間に荒島岳。吊り橋も見える。

吊り橋到着。

別当出合到着。

別当出合。

市ノ瀬に向かうバス。

室堂センターでもらった登頂認定書。

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装備・携行品

アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ
サングラス 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
ライター
【その他】 携帯電話、携帯ラジオ

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登った山

白山

白山

2,702m

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