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旧正丸峠〜正丸峠〜伊豆ヶ岳 プチハイク

旧正丸峠、伊豆ヶ岳( 関東)

パーティ: 1人 (VAN さん )

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行程・コース

天候

快晴。無風〜北寄りの微風。

登山口へのアクセス

電車
その他:
往路:西武秩父線正丸駅
復路:西武秩父線西吾野駅

この登山記録の行程

計画:
正丸駅(08:00)・・・道路横断(09:00)・・・旧正丸峠(09:20着)(09:25発)・・・川越山(09:40)・・・正丸峠(10:05着)(10:15発)・・・長岩峠(10:45)・・・伊豆ヶ岳(11:20着)(11:50発)・・・古御岳(12:10着)(12:15発)・・・分岐(12:25)・・・トイレ(13:15)・・・森坂峠(13:50)・・・西吾野駅(14:10)

実績:
正丸駅(08:00)・・・道路横断(08:52)・・・旧正丸峠(09:06着)(09:16発)・・・川越山(09:26)・・・正丸峠(09:50着)(10:00発)・・・長岩峠(10:20)・・・伊豆ヶ岳(10:54着)(11:33発)・・・古御岳(11:51着)(11:58発)・・・分岐(12:08)・・・トイレ(13:05)・・・森坂峠(13:39)・・・西吾野駅(14:08)

コース

総距離
約11.8km
累積標高差
上り約964m
下り約1,025m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

正丸峠を経由して伊豆ヶ岳に至るルートは人気の登山コースである。しかし地図を眺めていると「旧正丸峠」が気になって仕方がない。そこで、新・旧正丸峠を通り、伊豆ヶ岳に行くコースを考えた。正丸駅から正丸峠に向かうより1時間ほど多くかかるため、子の権現は行かないことにする。頑張れば行けるかもしれないが、駆け足で通過しても面白くないだろう。

0749時正丸駅着。晴天。装備を整え靴紐を結び直して0800時予定通り出発。
国道299号を北へ進み、旧正丸峠の標識がある分岐を左に入る。八坂神社を左に巻くように小道を登ってゆく。しばらくすると舗装道路は終わり山道になる。晴れてはいるが、谷あいにはまだ日は当たらず寒い。登山道はしっかりしていて、何度か沢と交錯するが足場材で作った橋が架かっていた。
沢の中にあるゴミが気になる。突如、林の中にトラックの残骸が現れる。これらは一体どこから?ほどなく理由はわかった。山の斜面が崩れ土がむき出しになっていて、中にゴミが混じっている。上を走る峠道から投棄したようだ。それが風雨にさらされ、沢に流れたのだ。トラックも同じく上から落ちてきたのだろう。なんとも言えない気持ちになる。いったん車道に出るがバイクや車に注意。
0906時、旧正丸峠に着く。小休止とする。峠を抜ける北風が冷たいが、動いて体が温まってきたのでフリースを脱ぐ。かつて江戸と秩父を結んだ主要な交通路だったとは思えないほどひっそりとしている。しばらく佇み往時を偲ぶ。
伊豆ヶ岳に向けて歩き始める。川越山への急登が思いのほかきつい。ゆっくり登る。右手の木々の合間から武甲山が見える。
0950時正丸峠着。正丸トンネルができてから正丸峠も主要交通路としての役割を終えている。現在はバイク乗り、自転車乗り、ハイカーの合流地点となっている。奥村茶屋の裏手から再び登山道に入る。出発してからここまで登山者には出会わなかったが、ここからは正丸駅から登ってきた登山者が増える。
小高山は眺望が良い。長岩峠、五輪山を通過する。1032時、「落石危険」の立て札のある男坂に至る。迂回するか少し迷ったが、男坂を選択する。
かなりの高度感で、3点支持を心掛けながら慎重に登る。ルートを示す矢印などは一切ない。後悔の念が次第に大きくなるが、途中で降りるわけにもいかないのでなんとか登り切る。最後の方はへっぴり腰になっていたと思う。ただし上からの眺望は抜群である。鎖場を通過した後も距離は短いが痩せた岩尾根が続く。正面に大きな岩があり、左に迂回するようなルートがあったが、谷側は崖で足場もとても狭く鎖もない。少し行ってこれは無理と思い引き返し、岩を直登したが、これが正しいルートだったのかどうかわからない。男坂の反対側に出ると、ロープが展張してあり立ち入れないようになっている。確かに逆方向を行くのは難しいだろう。
1054時、伊豆ヶ岳山頂着。山頂はやや狭いので、少し手前の広場で大休止、昼食とする。山頂からの眺望はまずまず。大きな桜の木があり、春には花見もできるだろう。1133時出発。古御岳側に少し降りたところに立派なカエデの木がある。先端が色付き始めており、見頃になればきっと見事だろう。
1151時、古御岳にも寄る。山頂には東屋がある。展望は無し。引き返して古御岳と伊豆ヶ岳の間にある峠を下り、西吾野駅を目指す。踏み跡は明瞭だが、倒木が多く通行を妨げる。途中から林道に変わるが路肩が崩れ車の通行はできない。人里に入り舗装道路になる。南川公衆トイレは立派な建物で中も綺麗だった。
琴平神社を過ぎて下久通の日用橋(銘板は外れている)を渡る。森坂峠に入る取り付きを探す。「山と高原地図」2016年版では破線のバリエーションルートになっている。しばらく探してコンクリートの法面を斜めに上がる所から登ってゆく、道は不明瞭で峠の方向に向かって直登して行くと、明瞭な踏み跡に突き当たった。取り付きはさっきの所ではなかったかもしれない。この踏み跡も途中で幾筋かに分岐していたので、谷側の道を選び峠を目指した。しばらくして森坂峠と思しき場所に出る。イモリ山と本陣山の方向に明瞭な踏み跡が続いている。今度は駅の方向に下る。足元はぬかるんでいる。踏み跡は途切れがちで倒木も多い。昨日今日のものと思しき新しい人間の踏み跡を見つける。自分以外にもここを通った人がいるのだ。一匹のオオスズメバチが大きな羽音を立てて飛んでいる。近くに巣があるかもしれない。できるだけ静かに、しかし急いでその場を離れる。途中から細い林道らしき道になるが、倒木と路肩崩落で寸断されている。森林を抜け草はらに出てホッとする。先に行くと門があり車は入れないが人は門の端を通ることができる。森坂峠通過は時間にして30分ほどだったがとても長く感じた。
国道299号に出て7〜8分ほど歩くと西吾野駅。駅のそばに小さな商店がある。「ビールあります」の張り紙に惹かれて購入。1本300円。1408時、ほぼ予定時間どおりにゴール。帰路につく。

・プチハイクといいながら結構ハードな山行になってしまった。
・男坂はある程度の経験と知識がないと危険。退くも勇気である。
・前述のとおり森坂峠はバリエーションルートで登山道は整備されていない。
 西吾野駅へのショートカットとして利用するのは全くお勧めできない。
・家に帰ってから気がついたが、伊豆ヶ岳山頂のおばあさんの碑を見忘れていた。
 次に登る時は見逃さないようにしたい。

気温参考値:12〜22℃

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フォトギャラリー:62枚

正丸駅。スタート。

旧正丸峠へ。国道299号を北に向かう。

標識に従って左の分岐へ。

八坂神社奥を左に入る。

舗装道路から登山道に。

道中の安全を祈願したのだろうか。

大破したトラック。どこから?

沢にはゴミが混じる。なぜだ。

山の斜面が崩れてゴミ混じりの土が露出している。

いったん車道に出る。

すぐに登山道に戻る。

旧正丸峠。

川越山に向かう急登。

川越山山頂。

木々の隙間から武甲山。

階段を降りると正丸峠。

正丸峠奥村茶屋。

正丸峠から南東方向(奥武蔵)を望む。

小高山。西側の展望が良い。

左が双子山雄岳。右の電波塔がある方は甲仁田山。

長岩峠

男坂。生半可な気持ちで行くと後悔する。した。

上からの眺めが良い。

ナイフリッジの如き痩せた岩尾根を行く。

正面の岩を直登した。左に巻き道らしきものがあったが、通れるかどうかわからない。

手前に武川岳。奥に武甲山、大持山、子持山。

奥武蔵方面。

伊豆ヶ岳山頂。

昼食。

山頂下の広場。

カエデの大木。

古御岳山頂。東屋あり。

伊豆ヶ岳と古御岳の間にある峠を下る。

カケスの羽らしい。

ムササビの巣?それともキツツキ?

倒木が多い。

林道終点に出る。

林道は各所で崩落している。

林道から舗装道路に。

南川公衆トイレ。

下久通から日用橋を渡って森坂峠に向かう。

不明瞭な山道を直登するとしっかりした踏み跡に突き当たった。

森坂峠。標識等は無い。

西吾野駅方向に下る。

昨日今日のものと思しき人間の踏み跡。

こちらはイノシシ。ヌタ場か。

林道らしき道があるが…

倒木で寸断されている。

やっとの事で林を抜ける。

国道299号への出口。門がある。

西吾野駅。ゴール。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 登山靴
バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ
着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ
登山計画書(控え) ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル
医療品 非常食 行動食 テーピングテープ カップ
【その他】 水:0.5L、湯:0.5L
昼食:おにぎり2、インスタントコーヒー
行動食:一口羊羹、塩飴、スポーツドリンク(粉末)
非常食:カロリーメイト1

・ウェットティッシュ

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登った山

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