行程・コース
天候
快晴
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
二上コースの登山口駐車場(二上町を目指す)
二上コースの登山口はたぶん一番設備は整っている。
トイレあり。トイレ前と登山口の二か所に靴を洗う場所もあり。
この登山記録の行程
GPSの軌跡は藪漕ぎが入っているため参考にされる場合はご注意ください!!
二上コース駐車場(10:46)・・・水場(11:03)・・・大村コース分岐(11:08)・・・七曲坂・・・小文殊山&天狗杉(11:18)・・・展望台(11:24)・・・本堂(11:27)・・・胎内くぐり(11:44)・・・奥の院(11:46)・・・アンテナ塔(12:07)・・・橋立山三角点(12:08)・・・酒清水登山口(12:29)・・・西方谷町付近から藪漕ぎ直登・・・アンテナ塔(13:12)・・・奥の院(13:44)・・・胎内くぐり(13:45)・・・本堂(13:54)(昼食~14:09)・・・展望台・・・小文殊山&天狗杉(14:18)・・・七曲坂・・・大村コース分岐・・・水場・・・二上コース駐車場(14:40)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
この時期は冬山に行ったかと思ったら春山に行ったりとタイムマシーンに乗ったかのようなプチ時間旅行で季節を行き来できるギャップが楽しい。
ということで今日は雪山をいったんやめ春山。。。そして得たんだ山は文殊山。
365mしかない里山なのに、一年に一度は必ず登る大好きな山。子供時代からの原点ですね。
さて、今日はその文殊山に春を探しにやってきました。目的はセリバオウレン。小さな春の印。そう呼ぶに相応しい小さな白い花が可憐で素敵です。カタカナだと判りづらいのですが、漢字で書くと黄連と書きます。根茎の断面が黄色をしているところから黄連の名がついたとか。
文殊山と言えば、なぜかいつも大村コースを起点にしていたが、今日はメジャーな登山口の一つ二上コースを選んだ。登る途中から奥越の山々とその奥に白山が見事に見えていた。
文殊山は養老元年(717年)に泰澄大師が開山したと伝えられているが、今年2017年で1,300年を迎える。
いつもは大好きな「どろろ(小説版)」の舞台の一つ、、、という話をするのだが、今日は百名山として有名な深田久弥の話をしたい。ここ文殊山には、深田久弥が愛した山として逸話が残っている。中学生時代に好んで登ってきたそうだ。本堂の天井にはその時に落書きした跡が残されている。自分も変わらない中学生時代を過ごしたのに、きっと落書きしたら真っ先に消されるだろうに。。違いは勉強しなかったことと、有名にならなかったことか。。。
今日は住職が本堂に居られたのでお願いして、落書きを見学させてもらう。なかなか見れないので思わぬ収穫だ。
胎内くぐりと奥の院を超えて橋立山へ向かう。痩せ尾根が歩きやすい。遠くに北陸自動車道が見える。鉄塔を過ぎて、酒清水登山口へ下山。酒清水登山口には名水「酒清水」がある。人気が高く、今日もいっぱいのボトルを持った方が水を汲みに来ていた。
さて、今日の目的はセリバオウレンを探すこと。ここまで何もなかった。。。
いったん公道に出て山を巻くように歩く。適当なところから山にとりつき藪漕ぎ開始。まさか今日藪漕ぎをするとは。。。滑る急な斜面を登りながら花を探すがやっぱりない。もう一度、登山道に出て元来たコースを戻る。今度はゆっくり歩きながら注意深く探す。この時期必ずあるはず。。。と、小さな小さな白い花が視界に入る。一本、入ると不思議なもので、ぽつぽつと花を見つけることができた。やっと出会えた。咲いたばかりなのか純白ではなかったが、それでも可憐で清楚な佇まいを見せている。
きっと今年もいろんな花に出会える、そんないい山登りをいっぱいしたいものだ。
セリバオウレンを探しているときに、一人のご婦人が「カタクリの葉っぱが一枚出ていたのを見つけたのよ!」と嬉しそうに話されていた。
春は確実に来ていますね。
これから文殊山はカタクリのシーズンを迎えます。。。一面のカタクリもいいですね。
みんなのコメント