行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
上コースの登山口駐車場(二上町を目指す)。文殊山には幾つかのコースがあるが、二上コースの登山口が一番メジャーで設備が整っている。トイレあり。トイレ前と登山口の二か所に靴を洗う場所もあり。
この登山記録の行程
二上コース駐車場(14:23)・・・水場(14:7)・・・大村コース分岐・・・七曲坂・・・小文殊山&天狗杉(15:02)・・・展望台・・・本堂(15:13)・・・・・・展望台・・・小文殊山&天狗杉・・・七曲坂・・・大村コース分岐・・・水場・・・二上コース駐車場(16:10)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
2020年登り納め登山「荒島岳」から下山してきた駐車場で年越しうどんを食べながら「お代わり」の話が浮上する。この場合のお代わりは、無論うどんではなく山のこと。「まだ登んのー」という声は即却下で、帰路に寄れる手ごろや山として一路、文殊山へ向かうことになった。
文殊山は、子供の頃、よく遊んでいた300m強の低山。ただし、低山ながら福井を代表する山といっても差し支えなく、県民からとても愛されている山だ。山頂から眺める眺望はとても素晴らしく、あの百名山の名付け親・深田久弥も中学生時代によく登り遠くの白山を眺めていたという。
今日のミッションは2つ。一つは新しくなった山頂のお堂にお参りすること。二つ目は文殊山のあちこちに隠されている動物達(人形)を探しに行くこと。二つ目はここ最近だろうか。少なくとも子供の頃には無かったと思うが、文殊山の登山ルート上には遊び心でウサギやリスなどの小さな人形があちこちに隠されているとか。
個人的に文殊山へ登るときには大村コースを使うことが多いが、今回は最もポピュラーな二上コースを使うことにする。駐車場が広く整備されているので、始めて登る場合などお勧めだ。
時間帯的に人も少ないかと思っていたが、さすがは文殊山。駐車場もまだまだいっぱいだった。降ってくる人を見ると、半分以上の方が長靴を履いている。この時点で察したが、前日降った雪が溶けてきっと登山道がとんでもない状態になっているに違いない。
ザックを車に残し身軽な状態で登山開始。登山というかもはや散策に近い。
登り始めて直ぐに予感的中を知る。もともと粘土質の文殊山。ぐちゃぐちゃでツルツル。滑って尻もちついた瞬間で「乗車禁止!」これを合言葉に慎重に登る。登山口から山頂まで悪路が続く。サクッと登って帰ろうと思っていたが、思いの外、大仕事になった。
山頂に到着。一つ目のミッション、真新しいお堂が出迎えてくれた。正面に立ち、安全に登山が楽しめた今年一年のお礼と次の年の祈願を込めて、深々と頭を下げる。
お堂の横にはベンチが設置されていて文殊山一の眺望が楽しめる。目の前には福井市内が広がっていて、遠くには白山がよく見える。先程、荒島岳から見た角度とは異なりまた違った趣がある。
「奥の院まで足を延ばそう」という意見もでなかったので、そのままお堂で折り返し下山する。あのぐちゃぐちゃ道を降りるのかと思うと少し気が重たかったが、二つ目のミッションも果たさないといけない。ただ、二つ目のミッションは正直、普通では厳しいと思う。どの辺にどのくらいの大きさかも分からず探すのはさすがに無理と、常連さんの一人にヒントをもらいそれを頼りに探す。
ヒントを貰っても見つけられないとは、「相当小さいか?それとも地面じゃない場所だなあ?」と言いながら目線を上げたその先の枝に、小さなフクロウの人形がインシュロックで固定されていた。「あったー!!」。あまりの雑さに笑いが出たが、こんな遊び心もいいものだ。その後もヒントを頼りに無事幾つか発見することができた。ワイワイ言いながら、「あっ、兎だ」「リスだ」とか言いながら楽しい下山となった。
これで本当の2020年登り納め。新型コロナの影響で登山にも制限があった年だったが、それでも一年を通して楽しく思い出に残る登山がいっぱいできたことに感謝だ。来年も仲間と共にさらに多くの感動を共にしたいものだ。
みんなのコメント