マムートが「山の日特別授業」。柴崎コウさんらが氷河について学ぶ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マムート160周年記念プロジェクトの一環として、氷河のしくみや環境問題を学ぶイベント「山の日特別授業〜氷河のある世界のために〜」が10日、都内で開かれた。記念プロジェクトのアンバサダーを努める俳優の柴崎コウさん、北アルプスの氷河を研究する立山カルデラ砂防博物館学芸員の飯田肇さんらが参加した。

マムートスポーツグループジャパンの福田太一社長(左)とプロジェクトアンバサダーに就任した俳優の柴咲コウさん(写真=辻拓朗・山と溪谷編集部)

飯田さん(左)の授業で内蔵助氷河の氷を観察する柴崎さん(中央)
(写真=川原田喜子・山と溪谷編集部)

記念プロジェクトでは「すべては山を楽しむために」をテーマに、山岳写真展や登山ツアーなどを通年で展開。この日は福田太一社長によるマムートの最新CSRレポート発表に続き、飯田さんが氷河と山岳環境について講義。柴崎さんと、ボーイスカウト所属の小学生23人が生徒役となった。

飯田さんはクイズを交えて氷河が生み出す豊かな自然や、温暖化で氷河が減っている問題を解説。「氷河やそれを取り巻く自然環境がなくならないように、できることをやっていきましょう」と呼びかけた。立山の内蔵助氷河で採取した、1700年前にできた氷の実物も登場。柴崎さんたちは氷に触れたり、水に入れて遠い昔の空気が弾け出す音を聴いたりして観察した。

授業を終えた柴崎さんは「千数百年も前の空気をはらんだ氷河は、一度溶けてしまったらもう元に戻らない。時間をかけてつくり続けられてきた自然がいかに偉大で、それを守ることが大切かを実感しました」と話し、関心を持ち続けている環境問題への思いを新たにしていた。

 

関連リンク

マムート160周年特設サイト
https://www.mammut.jp/topics/160th-anniversary

 

最新ニュース

編集部おすすめ記事