迫力の登攀映像も視聴できる平出和也さんの新刊 『What’s Next？　終わりなき未踏への挑戦』【山と溪谷社からのご案内】

「登山界のアカデミー賞」とも称されるピオレドール賞を３度も受賞した平出和也さん（石井スポーツ所属）が、このたび初の著書、『What’s Next？　終わりなき未踏への挑戦』（山と溪谷社）を上梓した。

平出さんは現在43歳。植村直己、長谷川恒男、そしてクライミング・パートナーだった谷口けい、といった著名登山家たちが山で命を落とした43歳という歳を迎えるにあたり、昨年９月にはパキスタンのカールン・コー（6977m）北西壁を中島健郎さんとともに初登攀して健在ぶりを証明。次なる未踏の壁への挑戦を前に、半生を振り返る自伝を著した。タイトルに使われた「What’s Next？」は、カメット南東壁完登後の頂上でパートナーの谷口けいさんと交わした言葉で、彼の挑戦にはまだまだ「次」があることを示唆している。

本書では平出さんの幼少時代の山の思い出から今日に至るまでの登攀の記録が丹念に描かれているが、プロの山岳映像カメラマンでもある平出さんならではの工夫が見られる。それは、欄外に設置された二次元バーコードをスマートフォンで読み込むと、その場で文章に合わせた映像を見ることができるという画期的な構成だ。シブリン北壁、カメット南東壁、シスパーレ北東壁の登攀シーンなどを中心に39本、延べ時間にして90分以上もの特典映像が視聴できる。

テレビ番組では知ることのできない平出さんの幼少期の思い出や、世界的に高い評価を受けたクライミング記録が詳細に描かれ、さらに美しいヒマラヤの映像を見ることができる本書を通して、平出和也のアルパインクライミングの世界を堪能されてみてはいかがだろう。

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書籍概要

『What’s Next？　終わりなき未踏への挑戦』

著：平出和也
体裁：四六判328ページ
定価：1980円（本体1800円＋税10％）
刊行：山と溪谷社
詳細URL:　https://www.yamakei.co.jp/products/2822340430.html
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